インターンの内定を断りたいとき
インターンの内定をもらったが、何かしらの理由で行けなくなることは誰でもあります。しかしインターンに行けなくなったら、きちんと連絡を取らなければなりません。これは社会人としての最低限のマナーです。では、どのように連絡を取れば良いのでしょうか?インターンの辞退をしたい時に注意したいポイントをみていきます。
インターンを断る理由
そもそもどうしてインターンを断ることになるのでしょうか?個人個人にそれぞれの事情があります。ただ、多くの人に共通する理由があることも忘れてはいけないでしょう。
行きたくなくなったやる気がなくなった
1番多い理由は行きたくなくなった、やる気がなくなったなどがあげられます。インターンへ行きたくなくなったという理由はどうしようもありません。しかし、特に長期インターンでは企業側も採用にコストをかけていることは忘れてはいけないでしょう。 それにインターンで学べることはたくさんあります。長期インターンなら社会人としてのスキルを磨くこともできるでしょう。自己成長にもつながります。できるなら、軽い理由でインターンを断るのは控えた方が良いのです。
他のインターンの予定とかぶってしまった
志望企業のインターンをピンポイントに狙う人もいるでしょう。逆に、志望企業や業界が決まっていない人の場合、複数エントリーをしている人も少なくありません。その場合、他のインターンの予定とかぶってしまう場合があります。 もっと興味のある企業や業界のインターンを優先させるのもしかたないことでしょう。そのため、一方のエントリーを辞退せざるをえない場合も出てきます。
大学の講義など別の予定が入ってしまった
大学生は就職活動も重要ですが、本分は勉强です。大学の講義といった学業に関する予定が入れば、インターンを優先できない場合もあります。学業関連のことは企業の方もしかたないと理解してくれる場合があるでしょう。学業の場合は、比較的、学生の方も負い目無く断りやすいはずです。
インターンの内定の断り方
インターンの参加で内定が決まったとします。しかし行けなくなったとしたら、どういう風に断れば失礼と感じられないのでしょうか?インターンの内定の断り方についてみていきます。
まずは電話で連絡
インターンを辞退する場合は基本的にメールではなく電話をかけることを心がけてください。電話の場合、企業の担当者に対し声と声でのやりとりをしなければなりません。それが気まずいのでメールで断りたいと考える人は多いでしょう。 断るのなら感情が分かりやすい電話の方が良いです。また、電話の方が相手にとっても誠意ある態度だと思ってもらいやすくなります。また、電話の場合、その時のやりとりですぐに辞退の意思を伝えられます。 担当者の方も辞退の意思は早く連絡してもらいたいものなのです。その点を考えても、辞退を伝える方法の第一選択肢は電話が良いでしょう。
電話が通じないときはメール
電話をしてもなかなか通じない場合も少なくありません。中にはメールが基本の連絡手段という形を取っている企業もあります。そんな時は最終手段としてメールを送って断るのもしかたないでしょう。 ただし、あくまで最終手段として考えておいた方が無難です。インターンの自体は確実に担当者へ伝える必要があります。メールの場合、運悪く読まれない可能性も出てきます。そのためメールより電話の方が確実です。しかし電話での連絡ができないとなれば、メールでもOKなことは忘れないようにしましょう。
システム上の手続きで辞退連絡
インターンの辞退は企業側も予測していることです。そのため企業が設置しているサイトのシステムなどに手続きをするだけで辞退の連絡が取れる場合もあります。もしそのようなシステムがあるならば、利用すると良いでしょう。 ただ、システムの手続きだけで大丈夫と考えてはいけません。誠意ある態度を考えるなら、電話で連絡もした方が良いでしょう。その時、理由を伝えることで企業側も納得できるのです。
インターン当日の時は早く連絡
どうしようもない理由でインターン当日に行けなくなる場合もあります。その時はとにかく早く連絡をすることが大切です。そして謝罪をすることを心がけましょう。ただ、当日のキャンセルですから、かなり慌てている状態のはずです。 また、早朝すぎてまだ社員が出社していないことが予想できるなら、メールで連絡するのも悪くありません。また、メールを送っても、時間に余裕ができたら、当日に改めて電話を入れることが大切なのです。
インターン辞退の就活への影響
インターンを辞退する場合、就活の影響がどれだけあるのか気になる人も多いでしょう。特にインターンを辞退した企業が第一志望ならばなおさらです。インターンを辞退した時、就活への影響はどれぐらいあるのでしょうか?
辞退することは問題なし
一般的にインターンを辞退したからと言っても、本選考への影響はほとんどありません。ただし注意しなければならないこともあります。例えばインターンに参加した場合、選考免除という特典がある場合です。インターンを辞退した場合、特典はつかないでしょう。 また、インターンの断り方にも注意をしなければなりません。辞退する時に社会人としてのマナー違反があれば、信用できないと判断される可能性もあります。
丁寧かつ迅速な対応が必要
インターンを辞退する時にはとにかく丁寧・迅速に連絡を行わなければなりません。企業も辞退する学生も出てくるだろうと予想はしているのです。しかし連絡をしなければ「◯◯くん、◯◯さんが来ない」となって混乱し、迷惑をかける場合も出てきます。 インターンを辞退する連絡もなしに面接をしたとしても、辞退の連絡もしなかった人と思われる可能性は十分にあります。たったそれだけのことかもしれませんが、本選考に選ばれない理由としては十分です。そのため辞退にも迅速で丁寧な態度が求められるのです。 また、伝え方にも注意が必要です。礼儀を欠いた言葉遣いや態度で伝えれば、印象が悪くなるだけでしょう。インターンの辞退もチェック対象であることを忘れてはいけません。
辞退を伝える時の心構え
辞退を伝える時は何に注意をすれば良いのでしょうか。辞退する時の伝え方次第で、本選考にも影響があると言われれば緊張してしまうものです。その心配を払拭する、辞退を伝える時の心構えをみていきます。
誠実な対応を心がける
誠実に謝罪することが1番の大前提です。インターンを辞退するということはどうしようもない理由が多いでしょう。だからといって自分は何も悪くないと開き直ってはいけません。何かしら、企業の担当者にも迷惑がかかっているからです。 辞退をするのは学生の自由です。ただ、社会人として自分の行動により誰かに迷惑がかかるという気持ちは忘れてはいけないことでしょう。誠実な対応を心がけることで、印象が悪くなるのを食い止めることができます。
内定を頂いたお礼を述べる
インターンの参加者として選んでくれたことや、案内をしてくれたことに対してきちんとお礼を伝えましょう。インターンに内定したということは、選ばれなかった人もいるはずです。選んでもらえたことに対する感謝の気持ちを持っても良いでしょう。 友達を遊びに誘った時のことを考えてみてください。断られたとしても、わざわざ誘ってくれてありがとうと言われたら悪い気はしないものです。お礼があるかないかでも印象は大きく違ってくるのです。
嘘はつかない
嘘はつかないようにしましょう。インターンの担当者は多くの学生を見てきているはずです。そのため、嘘をついてもだいたいばれてしまうものなのです。また、他のインターンがかぶってしまい、他社を優先したら悪いかなと思ってしまうのも当然です。 だからといって嘘をつくのは良くありません。嘘をついた所で誰も得はしません。インターンの辞退で理由を伝える時は正直に話しましょう。嘘がばれた時や、嘘だと少しでも感じられた時の印象は最悪になります。そのリスクはかなり高いので損することの方が多いのです。
社会人としてマナーを守って断ろう
インターンを辞退する時も、社会人としてのマナーを守るようにしてください。基本的には謝罪を丁寧にし、誠意ある態度を示すことです。嘘をついたり、連絡自体をしないことは許されません。社会人としての常識ですから、しっかりと自体の連絡をしましょう。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
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