まずはインターンを知ろう
インターンは就活対策のひとつであり、積極的に参加することが大切です。しかし、インターンとはそもそも何をする場なのかを正しく把握できていない人は多く、目的が分からないばかりに参加できていないという人も多いでしょう。 インターンに参加する際には、まずは目的を知っておくことが大切であり、インターンそのものへの理解を深めておかなければなりません。正しく理解を深めておけば、インターン参加で得られるメリットも大きくなります。
インターンとは何か
そもそもインターンとは何かを把握しておかなければ、参加することはできません。インターンは応募すればすぐに参加できるわけではなく、選考を受け、それに合格する必要があります。目的を理解できていなければ、選考を勝ち抜くことは難しいので、どんなものかを知って、基本的な理解を深めておきましょう。
学生が企業で勉強会や職業体験を行うこと
インターンとは学生が企業で勉強会や職業体験をおこない、仕事についての理解を深めるためのものです。インターンといっても企業ごとに実施される内容は異なりますが、基本的には仕事への理解を深めることを目的にしていることは理解しておきましょう。また、参加対象が学生のみに限定されているのも、特徴のひとつです。
開催日数は企業によりさまざま
いつインターンが実施されるかは企業によって異なりますが、日時だけではなく、開催期間の長さも企業ごとに違っています。短期でおこなう場合もあれば、長期でおこなうこともありますので、自分のスケジュールに合ったものを選ぶことが大切です。
参加しやすい1dayインターン
1dayインターンは、1日だけおこなわれるインターンのことです。比較的参加しやすいのでが特徴であり、内容は主に勉強会や説明会など、ライトなものが多いです。1dayの場合も選考がおこなわれることが多いですが、企業によっては選考なしで応募者先着順でおこなうこともあります。
3日から1週間の短期インターン
短期インターンは、3日から1週間程度でおこなわれ、多くの企業が実施しています。短期インターンでは、グループワーク・ディスカッションが中心となっておこなわれることが多く、1dayよりさらに企業についての理解を深めることができます。就活におけるインターンでは、短期インターンがもっとも一般的と言えるでしょう。
1カ月程度の長期インターン
長期インターンは1カ月以上の期間があり、実施期間が長いため、実際の仕事を経験させてもらえることが多いです。企業によって期間は異なりますが、長い場合では半年や1年などにわたることもあります。実施期間が長いため、2年生や3年生などの参加が基本となります。
夏休みに開催されるサマーインターン
夏休みに開催されるインターンは、サマーインターンと呼ばれており、1週間程度の日程でおこなわれることが多いです。サマーインターンは単に実施期間が夏休みというだけで、他のインターンと特別に違うということはありません。 そのため、1dayもあれば1カ月などの長期になるものもあります。夏休み期間には、サマーインターンとして多くの企業がインターンを実施することは覚えておきましょう。
インターンでおこわれる内容と意義
インターンにはさまざまな種類があり、どれに参加するかによって実施される内容は異なります。内容が違えば、当然得られるものも違ってくるため、自分が何を求めたいかを明確にしてから、どのインターンに参加するか決めることが大切です。 インターンを効果的に就活に活かすためには、自分に合ったものを見極めることが重要です。実施される内容とそれぞれに参加する意義を知って、どれに参加すべきかを考えてみましょう。
説明会や勉強会
説明会や勉強会は、1dayインターンでおこなわれることが多いです。業界や企業についての知ることができますので、就活の初期段階での参加がおすすめです。内容としてはそこまで深堀りされることは少ないですが、基本的な知識を身に付けることができます。 拘束時間が短いことが大きな特徴であり、複数の企業に参加しやすいのがメリットと言えるでしょう。業界や企業についての理解を深めることで、志望先をスムーズに決めやすくなります。
グループワークやディスカッション
グループワークやディスカッションは、短期インターンに多く、他の人の行動を観察しながら、企業についての理解を深めることができます。先輩社員ともコミュニケーションを取れる場であり、社会人との人脈を作れるのが大きなポイントです。 人脈を作っておけば就活でも役立つことが多く、採用担当者に覚えてもらえれば、選考でも有利になる可能性が高いです。企業への理解を深められるだけではなく、選考での評価にも影響しやすく、しっかり取り組めば就活を有利に進められます。
実際の業務を経験する
実際の業務を経験するのは、長期インターンになることが多く、実務経験から仕事に必要なさまざまなスキルを身に付けられます。その企業で必要なスキルはもちろん、社会人としての基礎的なスキルも身に付くため、就活全般で活かすことが可能です。 また、仕事を経験することで、社会人についての理解も深まりますし、企業との相性も明確に測りやすくなります。仕事の経験を通じて学びがだけではなく、自分にはどんな仕事が向いているのかを見つけられることも、参加する意義と言えるでしょう。
インターンの業種は限られるのか
インターンの業種は実にさまざまであり、事務系からエンジニアまで、幅広く用意されています。基本的にはほとんどの業種でインターンがおこなわれているため、しっかり調べれば志望先を見つけることは可能です。ただし、珍しい業種の場合、業種としての企業数そのものが少なくなるため、必然的にインターンへも参加しづらくなります。 全ての企業がインターンを実施しているわけではありませんので、志望業種を決めれば、どの企業がインターンを受けて入れているのかを探さなければなりません。企業数が少ない業種だと、インターンをおこなう企業数自体が少ない傾向にありますので、こまめに情報を探しておかなければ、応募期限が過ぎてしまう可能性があります。 珍しい業種になるほど受け入れ先は少なくなりますので、確実に参加するためにも、早めから準備を始めておきましょう。
インターンを有意義にするために
インターンに参加することで得られるメリットはたくさんあり、就活に活かせることも多いです。しかし、ただ漠然と参加するのではなく、有意義にするための工夫をして参加すれば、さらに得られるメリットは大きくなります。 インターンを有意義な時間にして、就活に大きく役立てるためにも、どんな工夫が必要なのかを知っておきましょう。
参加する目的を設定する
インターンを有意義なものにするためには、参加する目的を設定することが大切です。インターンは就活を有利に進めるためには大切なものですが、参加は必須なわけではありません。必ずしも参加が必要ではないからこそ、目的を明確に設定し、インターンの経験から何を身に付けたいのかをはっきりさせておくことが大切です。 目標をきちんと設定しておけば、インターンにも力を入れて取り組むことができ、さらなる成長へと繋がります。
事前準備をおこなう
インターンは業界・企業研究の側面もありますが、参加前の事前準備として、ある程度の知識を身に付けておくことが大切です。予備知識が全くない状態で参加してしまうと、教えてもらった内容を理解できない可能性もあり、得られるものが少なくなってしまいます。 また、インターンでは社員に質問できる時間が用意されていることも多いため、質問内容を事前に考えておき、疑問を解消して就活に臨みましょう。
積極性を持って臨むこと
インターンは積極的に臨むことが大切であり、何事にも一生懸命取り組むことが大切です。インターン自体貴重な経験ですが、やる気を持って取り組まなければ得らえるものはありませんし、企業の人にも失礼です。また、積極的な姿勢を見せることで、意欲の高さをアピールでき、採用担当者に好印象を与えられる可能性もあります。
体調管理を怠らない
もっとも基本的なことですが、体調管理を怠らず、万全の状態で参加することが大切です。体調不良で参加するとインターンに集中できませんし、周囲の人にも迷惑がかかります。せっかくインターンの選考に合格しても、体調不良で欠席となれば努力が水の泡になりますので、日頃から気をつけ、インターンに向けて調子を整えておきましょう。
周りの仲間も意識する
インターンに参加するのは自分ひとりではなく、他にもたくさんの学生が参加しています。企業の担当者にアピールすることも大切ですが、それだけではなく周りの仲間も意識して、コミュニケーションを取ることが大切です。 周りの仲間を意識して行動すれば、人脈を広げることができますし、今後の就活を共に戦い抜く仲間が得られます。
振り返りをする
インターンは参加すればそれで終わりにするのではなく、終了後は必ず振り返りをすることが大切です。どんなこと経験をし、何を学んで身に付けたのかを見直して、得たものをしっかり把握しておきましょう。振り返りをおこなうことで、インターンでの経験をさらに自分の中に落とし込むことができますし、本選考での志望動機や自己PRなどにも役立てやすくなります。
参加をするならまず1dayインターンから
インターンは短期から長期までさまざまな種類があり、どれに参加すればよいのか悩む人も多いでしょう。得たいものによって、どの期間で参加すべきかは異なりますが、迷っているなら、まずは1dayで参加するのがおすすめです。1dayのインターンに参加するメリットを知って、積極的に参加してみましょう。
業界や企業を知ることができる
1dayのインターンは勉強会や説明会が主流となっているため、参加すれば業界や企業についての理解が深められます。就活解禁前の説明会の役割も果たしますし、就活をスムーズにスタートさせるためにも、参加がおすすめです。
拘束時間が少ないため複数社のインターンに参加できる
1dayであれば1日でインターンが終了しますので、スケージュールの都合がつけやすいです。短い期間で複数社参加することも可能ですし、いろいろな業界、企業を見ることで、就活の選択肢を広げることができます。
短期や長期インターンに比べ参加しやすい
1dayは拘束時間など、スケジュール面だけではなく、気軽さという意味でも、短期や長期よりも参加しやすいです。気軽な気持ちで参加できますので、負担も少なく、業界や企業への理解を深められます。
働く姿を目にすることができる
1dayインターンの実施内容は企業によって異なりますが、場合によっては会社見学ができることもあります。社員が実際に働いている姿を見ることで、仕事についてもイメージしやすく、将来像なども膨らませて考えることができますので、将来のビジョンの設定にも役立ちます。
インターンで何をするかは企業や開催日数次第
インターンで何をするかは実施期間によって異なり、詳細な内容については企業ごとに違っています。しかし、どの場合でも学生の成長や学びを前提としていることは共通しており、参加することで成長が望めるのは事実です。 もちろん、成長するためには、目的意識を持ち、積極的に取り組むことが大切であり、漠然と参加するだけでは大きな成長は望めません。インターンで有意義な時間を過ごし、就活に役立てるためにも、内容を正しく把握し、目的意識を持って積極的に参加しましょう。
社会を知る方法はインターンだけじゃない
インターンシップに参加することで、その会社を深く知ることが出来ます。 ですが、インターンシップに参加できる社数は限られているはず。1人あたり平均して3~5社程度受けられるはずですが、スケジュールの関係でそれ以上は難しいことも。 では、それ以外の会社や業界のことを知るにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは、OB/OG訪問にあります。ビズリーチ・キャンパスには多様な業界、会社に所属する先輩社会人が登録しています。あなたのキャリア選択にきっと力になってくれるはず。
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