目次
・なぜエントリーシートで嘘をつく学生が絶えないのか?
・エントリーシートで横行する様々な嘘
話を盛る
経験をねつ造する
学歴詐称・未所持の資格
・「エントリーシートが通りさえすればなんでもいい」と思っているあなたへ
・エントリーシートのコピペは見抜かれる?
・結局、正直が一番
なぜエントリーシートで嘘をつく学生が絶えないのか?
大学は人生の夏休み。厳しい受験戦争を勝ち抜き、待ちに待った華のキャンパスライフ。
「就活とかもあるけど、1年生の間くらい遊んじゃっていいよね!」といった考えで青春を謳歌した結果・・・
時は過ぎ、気づけば早くも3年の秋学期。 「やばい!面接で言えるようなこと何もやってない・・・」
そんな悩みを持った就活生が、経歴のねつ造に手を出してしまいます。
なぜそんなことをするのか?
要は自分を大きく見せるためです。
「企業は長期インターンや留学経験のある学生じゃないと採用してくれない!」 という認識が根底にあるのですね。
果たしてそれは本当でしょうか?
また、就活生がつく嘘にはどんなタイプのものがあるのでしょう?
エントリーシートで横行する様々な嘘
① 話を盛る
・代表を務めていたサークルの規模を実際よりも大きく言う
・普通のアルバイトだったのに、バイトリーダーだったと言う
最も多いパターンです。役職を何段階か上げたり、実際よりも良い数字を言うといったケースです。一番手軽でバレにくい嘘です。
② 経験をねつ造する
・「イギリスに留学していた」
・「株式会社〇〇でインターンをしていた」
これも多いパターンですね。
「俺ってこんなに意識高いんだぞ!」「行動力あるんだぞ!」 といったことを主張したいがためについてしまう嘘です。
③ 学歴詐称・未所持の資格
・「TOEIC900点です」
・「東京大学です」
ここまでくると完全なる 「詐欺師」 ですよね、、、清々しいほどの嘘です。
「エントリーシートが通りさえすればなんでもいい」と思っているあなたへ
「エントリーシートさえ通れば、面接なんてなんとかなるっしょ!俺コミュ力あるし嘘うまいもん。」
はっきり言いましょう。これ、人事からすると フラペチーノよりも「甘い」 考えです。
面接では、面接官はエントリーシートの内容を踏まえて就活生を質問攻めにします。
「なぜ?」
「それを実行するうえで苦労したことは?」
「どのようにして達成したの?」
など、 5W1H (What,Why,Where,When,Which,How)を使えば、質問なんていくらでも深掘りできる訳です。
本当は留学なんて行ってないのに、「なにを学んだのですか?」「実際に英語を話してみてください」なんて聞かれたら答えられませんよね。
サークルの規模を盛ったとしても、この時代ですからサークルのホームページを見つければ嘘であることが分かりますし、
就活生の中に同じサークルのメンバーが居たり、社内にOBOGが居たりすれば一瞬で嘘がバレてしまうでしょう。
もちろん履歴書における学歴詐称のような粗い嘘も、証明書などの有無で分かってしまいます。
「それに対応するような嘘を完璧に構築すれば良いのでは?」
そう思ったあなたは戦略家の素質があります。しかし、リスクを背負ってそんな大変なことをするくらいであれば、短期インターンの一つでも行ってそれを実績にしてしまったほうが早いですよね。
それでも嘘をつきたい人は、 「嘘がバレたらどうしよう・・・」 というストレスと数か月間戦わなければならないことを覚悟しておきましょう。
怪しいと思われた瞬間、終わり
完璧な嘘を構築したところで、果たして実際の面接で「一つの動揺も出さずに」嘘をつき通すことなどできるのでしょうか?
人は嘘をつくとき
「まばたきの回数が増える」
「右上を見る」
「会話のテンポが変わる」
などの動作を無意識にとってしまう、というような心理学の研究は一度は聞いたことがあるかと思います。
そういった所作から嘘をついていると疑われた瞬間、 圧迫面接 が始まります。
面接官は嘘を暴こうと徹底的に問い詰め、論理の矛盾を探そうとする訳ですね。
エントリーシートのコピペは見抜かれる?
結論から言うと 見抜かれます。 採用担当者は 7割強 のESのコピペを見抜いているという調査結果もあります。
彼らはネット上にあるたくさんのES文章をチェックしています。そりゃバレますよね。
ちなみにESのコピペがバレなくても、後の面接でバレるのでご安心ください。
結局、正直が一番
結局、嘘をつくことって非常に効率が悪いんですよね…。 せっかく受かっても、内定取り消しなんてことになれば最悪です。自分を有利にするための嘘はすぐバレますし、掘り下げられないからバレないような嘘は、そもそも決定打にならない嘘だと考えておけばいいでしょう。
「じゃあ私は何もやってきてないから行きたい企業には行けないの?」という方も、諦める必要はありません。
リクルートの就職白書2012によれば、企業が重視しているのは、「経験の華やかさ」などといった過去のものではなく、 学生の人柄や今後の可能性 です。
表面上はすごい肩書などなくとも、どんな経験でも良いのでそれを掘り下げ、 「日常の小さな事柄からも論理的に考えることのできる人間である」 ということをアピールしましょう!
今からでも遅くないので積極的に OB訪問 をして、先輩に自己分析のやり方を教えてもらうのも良いかも知れません。
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