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選考対策

オワハラはサマーインターンから始まっている?人事に流されるな!

19卒のみなさんの中には、サマーインターンを終えひと段落している人も出てきたのではないでしょうか。 今回は、意外と知らないサマーインターン参加後に行われる企業からの「囲い込み」についてお伝えします。

こんにちは。ビズリーチ・キャンパス編集部です。
19卒のみなさんの中には、サマーインターンを終えひと段落している人も出てきたのではないでしょうか。 今回は、意外と知らないサマーインターン参加後に行われる企業からの「囲い込み」についてお伝えします。

サマーインターンの後に待ち受ける「囲い込み」とは!?

「売り手市場」と呼ばれる就活。企業は優秀な人材をいち早く獲得しようと躍起になっています。

そこでインターンに参加した優秀な学生に対し、アフターフォローとして継続的にアプローチをする「囲い込み」があるようです。

たとえばこんな「囲い込み」が

日系大手企業に内定をもらっている18卒の学生たちにきくと
・インターン参加者のみが受けられる「早期選考」というものが存在していた
・インターン後もメンターと週に1回は面談をしていた
・インターン参加者を対象としたワークショップが定期的に開催されていた
・その会社でエース級の社員と座談会が定期的にセッティングされていた
という取り組みが実際にあるようです。

「囲い込み」の感想を聞いてみると、こんな声があがりました。

・社員と振り返りの面談が設けられていたのは、自分の学びを深めるのに有効だった
・社員との接触が増え、ますますその企業のことが好きになった

一方、こんな声もあがっていたようです。

・興味のない企業からの接触が多くて面倒だった
・その企業の良い面や文化を講演会で刷り込まれている感じがして嫌だった

どうやら「囲い込み」は一概に良いとも悪いとも言えないようです。

企業が「囲い込み」をする理由

リクルートワークス研究所が発表している「大卒求人倍率調査」では、求人倍率が1.78倍となっており、依然「売り手市場」が続いていることがわかります。
そのため、企業も優秀な学生をいち早く獲得するために必死です。ですから、サマーインターン実施にあたって「優秀で自社に合いそうな学生に早く目星をつけ、接点をもつ」という目的がでてくるのです。

表向きには「採用とは無関係」と言われることが多いインターン。
しかし実際にはオワハラ(※)とまでは言わないまでも「囲い込み」があることから、採用活動の一環として取り組んでいる場合が多いようです。
※就職終われハラスメントの略。内定を出した企業が学生に対して他社の選考を受けさせない、あるいは内定を辞退するように圧力をかけること。

もちろんサマーインターン実施にあたって、企業側もコストを割いています。せっかくコストを割いて獲得した優秀な学生をやすやすと手放すわけにはいきません。
あの手この手を使って、自社につなぎとめようとするのです。

「囲い込み」の功罪

画像

「囲い込み」は自由を拘束されるようなイメージがありますが、うまく活用すれば会社のことを知ることができ、自分を磨くことのできる良い機会です。

メリット

 ・会社のことをより深く知ることができる
 ・社会人とのコミュニケーションに慣れることができる
 ・人脈形成をすることができる

デメリット

 ・会社からのプレッシャーを感じる
 ・自分の時間を奪われてしまう
 ・その会社が自分にとって一番だと思い込んでしまう

人事に流されないために必要なのは「自分の軸」?

「囲い込み」で一番怖いことは「企業に求められて、なんとなく内定を決めてしまう」ということです。内定がほしい学生にとって、企業からの誘いはたしかに魅力的に映るかもしれません。
しかし「なんとなく」就職を決めて、入社してから後悔をしても遅いのです。

「囲い込み」をうまく使い倒すためには、提示される機会に対して「自分の軸」をもつことが必要です。自分の価値観やビジョンがはっきりしていれば、「囲い込み」による企業の思惑に左右されることもなくなります。

「自分の軸」を持つために押さえておきたい3つのポイント

「自分の軸」とは、自分の価値観、物事の優先順位の判断軸を指します。
「自分の軸」を持つためには、自分の過去をしっかり分析することが必要です。
自分の過去の判断や経験を振り返ると、自分が大切にしているものがわかってきます。

インターン参加後にやるべきことは3つです!
①自分で振り返る
②同じインターンに参加していたメンバーからフィードバックをもらう
③メンター/社員からフィードバックをもらう

①は言わずもがな、②③も重要です。
なぜならば、自分を客観的に振り返ることができるからです。フィードバックをぜひお願いしましょう!

では「①自分で振り返る」はどのようにすれば良いのでしょうか?
ここでは簡単にサマーインターンの振り返りを例にして考えてみましょう。
サマーインターンを振り返って、下記の質問を自分に問いかけてみてください。

1. その企業のインターンに参加しようと思った背景/目的は?
2. インターンで気づいたこと・学んだことは?

たとえば…
1. その企業のインターンに参加しようと思った背景/目的は?
企業説明会で会った人事が魅力的であり、IT業界にも興味があったため。
IT業界の職業がどのようなものがあるのかを知りたかった。

2. インターンで工夫したこと・気づいたこと・学んだことは?
グループワークで全員が発言するように話を振った。また、話がずれたときには軌道修正をするように心がけていた。
自分が議論のまとめ役に回ることが多かった。その一方で自分の意見をあまり強く主張することはしなかった。

という振り返りがあったとします。こちらをもとに、さらに深く考えてみましょう。

・なぜIT業界に興味をもったのか?インターンを通して印象は変化したか?
・人事のどこに魅力を感じたのか?自分の過去の経験で、同じような魅力を感じて、判断した経験はなかったか?
・全員が発言することを重視していたということは、自分は協調性を重んじているのだろうか?過去に協調性を重んじて判断した経験はなかったか?

ほんの一例ですが、このような振り返りの積み重ねによって「自分の軸」が明確になるのです。
「自分の軸」の仮説が立てられたら、周囲に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

おわりに

今回は、知られざる企業からの「囲い込み」について特集しました。もしかするとサマーインターンに参加した人には、今後「囲い込み」があるかもしれません。
しかし、流されてはいけません。「自分の軸」をもって、「囲い込み」を有効に活用していきましょう!

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