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選考対策

【24卒内定者に聞く】ダウト!就活の本音と建前

ESや面接でどこまでは本当のことを話して、どこから本音ではないことを話すべきか。就職活動に参加するほとんどの学生が抱える悩みだと思います。もちろん、理想は本音を全てぶつけた上で評価されることです。一方で、その方法で必ずしも志望企業に評価されるかは分かりません。また、自分をどう表現するかを意識しながら発信する情報を取捨選択しなければ、本来伝えたい魅力が伝わらない可能性があります。 今回は、自分をうまく表現するためにどんなことを意識して本音と建前を使い分けていたかを、24卒内定者の実体験と併せて解説します!

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1. 就職活動でなぜ本音と建前が重要か

はじめに、就職活動において企業がどのように学生を評価するかを考え、その上で自分をうまく表現するために、本音と建前の活用の重要性について触れていきます。

1.1. 就職活動における評価ポイント

企業は、選考フローを通じて 「自社に価値を与え、貢献できる人材なのか?」 という点を重視して評価します。
そのため、「自分は御社に貢献できる人間です!」といかに的確にアピールできるかが大切になってきます。

企業に価値を与え、貢献できる人材かを判断するにあたって、大きく以下の3点が見られています。
①熱意を持っているか
②実際に活躍できる素養があるか
③基礎的なスキルが身に付いているか


「①熱意を持っているか」
将来に対してどのようなビジョンを持っており、なぜその企業に入社したいかという部分で判断されます。
採用時の熱意は、入社後のモチベーションの高さとその持続性に直結するため、入社後にどれだけ仕事に熱心に取り組み、成長するかを判断するために活用されます。

「②実際に活躍できる素養があるか」
持っている能力や強み、価値観などで判断されます。現時点での能力の高さを把握するため、また企業風土に馴染むことができるか等を判断するために活用されます。

「③基礎的なスキルが身に付いているか」
ESの書き方、面接での話し方、インターンでの立ち振る舞いなどを通して判断されます。社会人として問題を起こさず、活躍できるマナーや礼儀があるかを判断するために活用されます。

「①熱意を持っているか」が果たして本当に重要か?と疑問を持たれるかもしれません。しかし昨今ではポテンシャル採用が叫ばれ「現在どれだけ貢献できるか」ではなく、「将来的にどれだけ貢献できそうか」が重要視されつつあります。
そのため、仕事において重要となる論理性や対人スキルなどの能力は重要視されるものの、「どれだけ熱意を持ち、今後成長しそうか」がかなり重要視されることになります。


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上記の3点がどのような場面で評価されるかというと、
「①熱意を持っているか」は主に志望動機を聞かれる際に、「②実際に活躍できる素養があるか」は主にガクチカなどを聞かれる際に、「③基礎的なスキルが身に付いているか」は全質問、全場面に共通して評価されていると考えられます。


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そのため、今回は志望動機ガクチカに絞り、どう評価され、なぜ本音と建前が重要になるかについて解説します。


1.2. 志望動機について

志望動機は、大きく以下の4点で構成されます。

①ビジョン
②原体験・価値観
③業界選択理由
④企業選択理由

「①ビジョン」は将来やりたいこと、達成したい夢、
「②原体験・価値観」はビジョンのきっかけになった出来事や考え、
「③業界選択理由」はその業界がビジョンを一番達成できる業界である理由、
「④企業選択理由」はその業界の中で、その企業が一番ビジョンを達成するのに適した環境である理由です。


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それぞれに納得感があり、論理が通っていてはじめて人事は熱意を感じ、評価してくれます。

ここで、あなたがある企業を志望しており、その企業の選考に参加していると仮定しましょう。
そもそも、あなたが語るビジョンがその企業が掲げているものとかけ離れており、ビジョン達成に明らかに貢献し得ない環境である場合、人事側の納得感はないでしょう。
もちろん、自身が掲げるビジョンをそのまま話し、評価されることが理想的です。しかし、どうしても行きたいと思える企業にそのビジョンがフィットしない場合や、そもそも明確なビジョンを持たない場合、ビジョンを企業に合うよう構築していくことも重要になります。そのため、建前を活用し、その企業にフィットし納得してもらえる「建前上のビジョン」を活用することも時には求められます。

同様に原体験についても、企業にハマるエピソードとそうでないエピソードがあるはずです。
例えば、ビジョンにつながる原体験が複数あったとします。そのうち、自身が掲げるビジョンに最もつながっている原体験があったとしても、その企業に対してより響きそうな他のエピソードがあれば、「ビジョンにつながる建前上の原体験」を軸に志望動機を組むことが効果的です。
業界選択理由/企業選択理由についても、そのビジョンを達成するのに必要な条件が複数あるとして、最もその業界/企業にフィットしたもの、かつ説得力のあるものをメインに据えることが効果的です。


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また、ジェスチャーなどを活用し気持ちを込めることで、仮にその企業が第一志望でなくとも熱意を感じ取ってもらえることが可能ですし、そのようなノンバーバル(=非言語的)なやりとりは重要な要素になります。

このように、志望動機では内容面とその伝え方において、必要に応じて建前を活用していくことが重要になります。

志望動機の作り方についてより詳しく知りたい方は、ビズリーチ・キャンパスのセミナーにぜひご参加ください。

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1.3. ガクチカについて

ガクチカは、大きく以下の3ステップを行うことで完成します。

①訴求する強みの確定
②エピソードの選定
③エピソードの整理

「①訴求する強みの確定」では、ガクチカを通じてアピールしたい自分の強みを決め、
「②エピソードの選定」では、その強みをアピールすることができるエピソードを決めます。
「③エピソードの整理」では、そのエピソードについて活動内容を洗い出し、強みを表現すべくアウトプットする内容を確定させます。

参考までに、ESや面接時にガクチカを整理する場合は、「結論→目標→問題→課題→施策→効果」という流れに沿って整理することをおすすめします。


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ガクチカの作り方についてより詳しく知りたい方は、ビズリーチ・キャンパスのセミナーにぜひご参加ください。

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志望動機と同様に、企業にハマる強みとそうでない強み、ハマるエピソードとそうでないエピソードがあります。
例え自分の一番の強みでなくとも、一番思い入れのあるエピソードでなくとも、企業に評価されるには複数ある自身の強みやエピソードから、「建前上の強み」、「建前上のエピソード」を活用することが効果的です。


1.4. まとめ

これまでの説明のように、企業によってハマるビジョン、ハマる強み、ハマるエピソードは異なるはずです。
その企業に評価されるためには、建前の活用が効果的です!

2. 24卒内定者に聞く!就活の本音と建前

2.1. 内定者の紹介

今回は、就職活動での本音と建前について、24卒内定者であるAさんにインタビューさせていただきました。
志望動機とガクチカについて、どんな建前を活用していたか根掘り葉掘り聞いてみました!

以下Aさんのプロフィールです。

Aさん
属性:国立理系大学院生
内定業界:総合商社、戦略コンサル、IT、ベンチャー
ガクチカ:体育会の部活、研究

2.2. 志望動機について


インタビューアー(以下I):志望動機においてどのような建前を活用していましたか?

Aさん(以下A):志望動機では、受かるためにも、とにかく「第一志望です!」と言うようにはしていました(笑)。そのためにも、志望動機を適宜修正して、その企業にマッチするように変えていました。一方で、志望度がそこまで高くなかった企業については、他社が第一志望と宣言しながらも、同じような理由から志望しています!と回答することがありました。

I:なるほど!そうなんですね!志望動機を適宜修正するというのは具体的にどうされていましたか?

A:大枠のビジョンやそのビジョンを達成するために、自分が身に付けなければならない能力を決定するまでのロジックは特段変えていなかったのですが、その能力を身につけるべく必要な環境という部分を企業ごとに変えていました。
例えば、国際色が強い企業ではグローバルに活躍することが、たくさんのステークホルダーと関わることができる企業では多くの人と関わり動かす経験をすることが、自分が将来活躍するための能力に繋がるといった具合です。

I:なるほど。ちなみに、ビジョンがその企業にいきたい理由に繋がらない場面はありましたか?その時にはどうされていましたか?

A:ある程度汎用性の高いビジョンだったので困ることはあまりなかったのですが、繋がりが悪いと感じる時はもちろんありました。ただ、そもそもそうした企業であればあまり行きたくはないなとは思っていたので、ほとんど選考に参加することはありませんでした。
唯一、サマーインターン期にはいろんな業界を見てみたいという思いから、ビジョンと関係なく応募していました。サマーインターン期ということもあり、あまり深く志望動機について聞かれることもなかったのですが、聞かれた際には自分のビジョンを語った上で、「本当にその企業がベストかはわからないものの、自分の掲げるビジョンに通じる能力が身につく環境か見分けたい!」と言った話をして逃げていました(笑)。

I:すごいですね。内容を修正する以外で意識されていたことはありましたか?

A:とにかく明るくハキハキ話すことは意識していました!そうすることで熱意は伝わるかなと考えていました。
それ以外ですと、その企業の強みや最近のニュースなどを事前に少しだけ調べておき、可能なタイミングでそれを入れ込んで話すことも意識していました。そういった細かいところにもこだわることで熱心さを伝えられたかなと(笑)。

I:最後に、やや志望動機からは外れて、志望度についての質問になるのですが、他社の選考状況を聞かれた時はどうされていましたか?さらに、他社と比べての志望度を聞かれた際はどうされていましたか?

A:基本的には素直に答えていました!他社の選考が進んでいる、内定を持っていることは自分の能力の裏付けになるかなと思い、堂々と答えていました。その上、志望度の高い企業には、建前上「第一志望です!でも、〇〇という点でA社、B社とも悩んでいます!」と伝えるようにしていました。これをしていたおかげかわからないのですが、内定後はもちろん、企業によっては選考途中でも面談を組んでいただきました。それによって疑問点も解消することができ、高い評価を得られたことはもちろん、様々な情報を集めた上で最終的な進路を納得した状態で選ぶこともできました。

2.3. ガクチカについて


I:ガクチカについてはどのような建前を活用していましたか?

A:学生時代、明らかに一番力を入れた活動は所属していた体育会系の部活での選手としての活動だったのですが、それ以外にも部活での指導者役としてのエピソードと、研究で地道に地域密着調査を行ったエピソードを用意して、選考を受ける企業に合わせて選んでいました。
なので、数ヶ月しか頑張っていない研究にも関わらず、自分史上一番の経験かのようにガクチカを話していることもありました(笑)。3つのエピソードとも基本的には共通した強みをアピールしていたのですが、その際の言葉遣いも企業ごとにやや変えていました。

I:なるほど!ちなみに、エピソードの使い分けはどういうところをみてしていたんですか?

A:体育会の熱血感を好みそうな企業には選手としてのエピソード、思いやりのある優しさを求めていそうな企業には指導者役としてのエピソード、論理性と熱血のバランスを求めていそうな企業には研究のエピソードを用いていました。

I:いいですね。強みは基本的に共通とのことだったと思うのですが、どんな強みをアピールされていたのですか?

A:自分はどの企業かに関わらず、目標を定めた時、とことんやり切る粘り強さをアピールしていました。

I:なるほど。先ほど、同じ強みでも表現の方法は変えていたと仰っていましたが、それはどういうことでしょうか?

A:例えば、体育会エピソードでは、「熱い気持ちを持った時にやり切る粘り強さ」と表現していましたが、研究エピソードでは、「想定される問題を予想し、それらに対して例え泥臭くとも徹底的に取り組む力」と表現し、印象を変えていました。

I:いいですね!最後の質問ですが、企業に合わせて各エピソードの説明方法は変えたりしましたか?

A:これについてはほとんどやっていないです!強みに綺麗につながるストーリーを作っていましたし、エピソードさえ変えれば、脳筋系の自分とバランスの取れた自分の両方を見せることができたので、話すエピソードだけ企業に合わせ、内容はほとんど変えていませんでした。

I:たくさんのご回答本当にありがとうございました!

2.4. まとめ

本音をベースとはするものの、うまく建前も織り交ぜながら就職活動をされていたことが分かりました!

そもそもどんなビジョン、どんな強み、どんなエピソードがハマるかを知るためには、企業を理解することが重要です。
皆さんも、業界理解・企業理解を進め、どんな人材が求められているかを知るとともに、面接など様々な場で企業の方の反応を見ながら、どんな自分を表現していくべきか試行錯誤してみてください。

建前は使いようです!

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3.さいごに

就職活動において本音と建前をどう使い分けていくべきかについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひこのコラムを参考に、ESや面接で伝えたい自分を思いっきり表現してください!


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