ビズリーチ・キャンパスは2021年12月にInternet Explorerのサポートを終了します。別ブラウザでのご利用をお願いいたします。

詳細を確認

BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close
選考対策

【例文あり】志望動機の考え方、書き方、伝え方を一挙に伝授!

就職活動において、必要不可欠な存在が、志望動機です。 そんな志望動機ですが、「そもそも、考え方がわからない。」「書き方、伝え方に正解はあるのか。あるなら、正解が知りたい。」といった就活生の声をよく耳にします。 今回は、そんな就活生のために、志望動機が必要な理由を押さえた上で、例文を交えながら、志望動機の考え方、書き方、伝え方を一挙に伝授していきます!

▼ビズリーチキャンパスの登録がお済みでない方はコチラ▼

ビズリーチ・キャンパス登録

1.志望動機とは?

1-a.志望動機とは?

志望動機とは、『自分と企業が同じ方向を向いている』ということを証明するためのものです。
企業は、ES(エントリーシート)や面接で、「あなたはどういう価値観で、何をしてきたのか」「たくさんの進路の選択肢がある中で、どうしてうちの会社で働きたいのか」を聞いてきます。
上記の質問に応えるために、自分と会社の『will(やりたいこと、ビジョン)』『can(強み、価値観、特性)』『must(ビジョン達成のために譲れないこと)』が一致していることを証明する必要があります。
ガクチカが主に、この『can(強み、価値観、特性)』を証明するのに対し、志望動機は主に、『will(やりたいこと、ビジョン)』と『must(ビジョン達成のために譲れないこと)』を証明するのに必要です。
画像

1-b.志望動機の重要性

基本的に、新卒採用はポテンシャル採用です。だからこそ、志望動機に込められた熱意が、現在の能力や素質よりも重視される傾向があります。
熱意を伝えるために必要なのが「1-a.志望動機とは?」でお伝えした、『自分と企業が同じ方向を向いている』ということの証明です。だからこそ、志望動機は新卒の就職活動において、非常に重要な要素になっているのです。

1-c.志望動機が問われる場面

志望動機は、ES(エントリーシート)や面接などの場面で問われます。
 

ES(エントリーシート)における設問例
 ・就職活動の軸を教えてください
 ・弊社を志望する理由を教えてください

面接における質問例
 ・なぜうちの会社なの?
 ・会社に入って何がしたいの?


ES(エントリーシート)での書き方は、「3.志望動機の書き方『4ステップ』」、面接での伝え方は、「4.志望動機の伝え方」で詳しく解説します。

1-d.志望動機の構成要素

 志望動機の構成要素は大きく5つです。

 ①将来の『ビジョン(やりたいこと)』
 ②『ビジョン(やりたいこと)』の背景にある原体験
 ③『ビジョン』を達成するための必要条件
 ④業界選択とその理由
 ⑤企業選択とその理由

ƒ 考え方や書き方、伝え方と合わせて、後ほど詳しく解説していきます。


2.志望動機の考え方

本章では、志望動機の考え方を『ビジョン(やりたいこと)』の考え方から、順を追って解説します。

2-a.『ビジョン(やりたいこと)』を考える

まずは、志望動機の根本となる「ビジョン(やりたいこと)」を考えていきます。
この「ビジョン(やりたいこと)」は、自分軸と社会軸の二つの軸から考えることが重要です。自分軸は、「関わりたい分野・熱量を注げること・喜びを感じること」を考えることで導き出します。また社会軸は、「解決したい社会課題・社会から必要とされていること」を考えることで導き出します。

例えば、自分軸は下記のようなものです。

・過去の経験から、人を感動させたとき喜びを感じる
・何かものを考えて作るのが好きである

一方、社会軸は下記のようなものです。

・日本のものづくりを再度活性化させたい
・感動を起点に、人々のモチベーションを動かし、一人ひとりが生き生きと活動する社会を作りたい


上記の自分軸と社会軸の共通項を考えると、「ものづくりを通して、世界を感動させたい」というビジョンが見えてきます。もし、上記の自分軸と社会軸が思いつかない場合には、過去/現在の行動に対して「なぜ?」を繰り返し問いかけてみましょう。

例えば、サークル活動に対して、「なぜ?」を問いかけてみます。
「なぜこの活動をしようと思ったのか」
「なぜ活動での困難を乗り越えられたのか」
「なぜここにやりがいを感じなかったのか」

などと問いかけていくと、下記のような理由が出てくるでしょう。

「〇〇な状況にやりがいを感じるから」
「〇〇な現状に苛立ちを感じるから」
「〇〇が自分の強みであるから」
「〇〇の大切さを知ったから」
       
後は、将来に転用するだけです。下記のようなビジョンが出てくるはずです。

「〇〇というやりがいを求めていきたい」
「〇〇という現状を変えていきたい」
「〇〇な強みをさらに磨きたい」

2-b.『ビジョン(やりたいこと)』に必要なもの・譲れないものを考える

次に、「2-a.『ビジョン(やりたいこと)』を考える」で考えた『ビジョン(やりたいこと)』のために必要なもの・譲れないものを考えていきます。
『ビジョン(やりたいこと)』と『現状』のギャップを考えることで、必要なもの・譲れないものは見えてきます。具体的には、必要かつ譲れないスキル・環境・事業などです。

先ほどの「ものづくりを通して、世界を感動させたい」というビジョンであれば、

・1つの商品に対して主体的にじっくり取り組める環境か
・相手が何に感動するか把握した上で、ものづくりができる環境か
・グローバルな規模で働ける環境か


などといった、必要なものと譲れないものが見えてきます。

2-c.業界を絞り込む

業界の絞り込みは、「『ビジョン(やりたいこと)』に必要なもの・譲れないものを考える」で考えたものを、より明確化することによって行います。
この際には、企業説明会やOB訪問を通して情報を収集し、業界を広げることを意識しましょう。 
例えば、先ほどの「ものづくりを通して、世界を感動させたい」というビジョンの場合、この段階では、メーカーや広告業界、テレビ業界を考えることができます。

しかし、必要なものを明確化していく中で、必要なもの・譲れないものとして

・1つの商品に対して主体的にじっくり取り組める環境か
・相手が何に感動するか把握した上で、ものづくりができる環境か
・グローバルな規模で働ける環境か

を考えると、上記に当てはまるものは、「メーカーである」と絞ることができます。

2-d.企業を絞り込む

最後に、企業を絞り込みます。「それぞれの企業の特徴を比較し、どこなら一番ビジョンが達成されるか」という視点で考えていきます。
例えば、
・相手が何に感動するか把握した上で、ものづくりができる環境
→A社は市場調査に力を入れており、「相手が何に感動するか把握した上で」という条件を達成可能である。

・グローバルな規模で働ける環境か
→A社は、積極的な海外進出を行っている
などのように考えていきます。

▼ビズリーチキャンパスの登録がお済みでない方はコチラ▼

ビズリーチ・キャンパス登録


3.志望動機の書き方『3ステップ』

3-a.志望動機の型を理解する

志望動機の型は、下記6つの要素を抑えることが重要です。
①結論
②ビジョン(やりたいこと)
③原体験・価値感
④業界選択
⑤志望企業の特徴
⑥結論

これを踏まえると、以下のようになります。

①結論
例:「私はA社を志望している。」

②ビジョン(やりたいこと)
例:「〇〇というビジョンを最も達成できる場所だと考えるからだ。」

③原体験・価値感
例:「〇〇をやりたいと考える理由は、△△の経験からである。」

④業界選択
例:「〇〇を達成するためには、◻︎◻︎をする必要がある。◻◻︎が最もできるのは、A業界だと考える。」

⑤企業選択
例:「特に、A社は、〜〜だ。」

⑥結論
例:「だからこそ、私はA社を志望する。」


3-b.型に合わせて志望動機を書いてみる(例文付き)

次に、「3-a.志望動機の型を理解する」で解説した志望動機の方に合わせて、志望動機を書いてみましょう。
「2.志望動機の考え方」で考えた志望動機の要素の中から、メインとなるストーリーを組み立て、キーポイントを抑えていくことも重要です。

以下が例文です。

私は市場調査から一貫してものづくりに携われることから貴社を志望している。
私は、ものづくりを通して世界を感動させることをビジョンとして掲げている。
私はイベントサークルでの活動を通して、相手を感動させることの喜びを強く感じた。また感動体験を通して参加者のモチベーションを動かすことに成功した場面も多くあり、感動こそが一人ひとりが生き生きと活動する社会の源泉と考えている。
このビジョンの達成には、メーカーが最適であると考えている。なぜならば1つの製品に長期的に深く関わることができるからである。自身の専門性を高めることで多くのことが可能になり、これによりはじめて相手の心を動かす品質の高いものが完成できると認識している。
業界内でも貴社を志望する理由は、市場調査への注力度合いの高さにある。相手を感動させるものづくりには、まず相手のことを知る必要があると私は強く感じている。そのため市場調査から製品製作まで一貫して携われる貴社こそが自分のビジョンを達成できる場所であると考えている。


3-c.ES(エントリーシート)の設問に合わせる(例文付き)

「3-b.型に合わせて志望動機を書いてみる」までできたなら、後は、ES(エントリーシート)の設問に合わせていくだけです。

 ESでは、
・この業界を志望する理由を、そう考えるに至った原体験とともに教えて下さい
・弊社を志望する理由を、そう考えるに至った原体験とともに教えて下さい
・弊社で成し遂げたいことを教えてください    などの設問を通して、志望動機が問われます。

例えば、「この業界を志望する理由を、そう考えるに至った原体験とともに教えて下さい」という設問に対して、先ほどの「型に合わせて志望動機を書いてみる」で示した例文を使って、答える場合、下記のようになります。

私がメーカーを志望する理由は、市場調査から一貫してものづくりに携われるからである。
私は、ものづくりを通して世界を感動させることをビジョンとして掲げている。
私はサークルでの活動を通して、相手を感動させることの喜びを強く感じた。イベントを>通して環境問題について考えてもらう機会を作っていたが、感動体験を通すことで参加者>のモチベーションが引き立った場面が多くあった。そこから私は感動こそが一人ひとりが生き生きと活動する社会の源泉と考え、上記のようなビジョンを掲げている。 このビジョンの達成には、メーカーが最適であると考えている。なぜならば1つの製品に長期的に深く関わることができるからである。自身の専門性を高めることで多くのことが可能になり、これによりはじめて相手の心を動かす品質の高いものが完成できると認識している。実際サークル活動においても、長期的にイベントに携わることで知識や経験が蓄積され、それにより参加者が欲しいと感じている要素をイベントに組み込むことが可能になった。そのため私はメーカーを志望している。


変更した点は大きく3つです。
①結論の言い回しを調整する
②原体験の量を増やす
③企業の絞り込みは書かない

上記のように、設問によって、「3-b.型に合わせて志望動機を書いてみる」で作成した志望動機の原案をチューニングすることで、ES(エントリーシート)の志望動機を書くことができます。


4.志望動機の伝え方

最後に、面接での問われ方と伝え方を回答例とともに解説します。
回答は、常に結論ファーストで、聞かれたところだけを答えるように意識しましょう。

4-a.志望動機の問われ方と回答例

例①「改めて、なぜ、なぜうちの会社なの?」

良い回答例

「市場調査から一貫してものづくりに携われるからです。私は、ものづくりを通して世界を感動させることをビジョンとして掲げています。だからこそ、1つの製品に長期的に深く関わることができるメーカー、そして、その中でも特に、市場調査と海外進出に力を入れている御社を志望しています」


悪い回答例

「自分は、サークルで、相手を感動させることの喜びを強く感じました。だから、ものづくりを通して、世界を感動させたいと思っています。」


例②「〇〇さんが成し遂げたい社会は〜という社会ということでしたが、なぜそれを成し遂げたいのか、改めて教えてもらえますか?」

良い回答例

「ゼミの研究で〜〜〜という現状に違和感を覚えたからです。改善するために〇〇に取り組みましたが、それだけでは不十分だと感じました。だからこそ、△△に挑戦し、〜〜な現状を変えて、〜〜な社会を実現したいと考えています。」


悪い回答例

「私は、〇〇に取り組みました。その結果、〜〜〜だと感じました。」


例①②のどちらも、良い例と悪い例の違いは下記2点です。
・聞かれたことに、正確に答えているかどうか
・結論ファーストで答えられているかどうか 
面接では、聞かれたことを正確に、結論ファーストで伝えるように心がけましょう。

4-b.ガクチカ・原体験と連携する

志望動機を伝える際には、ガクチカ・原体験と連携することを心がけましょう。
「3.志望動機の書き方」でお伝えした、志望動機の原体験は志望動機の根拠として、そして熱意を伝える素材として非常に重要なものとなります。同じようなビジョンを持った就活生が複数いた場合でも、この原体験とのつながりをしっかり伝えることで、面接官に熱意を証明することができます。
ガクチカは「1.志望動機とは?」でお伝えした、『will(やりたいこと、ビジョン)』『can(強み、価値観、特性)』『must(ビジョン達成のために譲れないこと)』のうちの『can(強み、価値観、特性)』を証明するものでした。
一貫性が重要な面接の場において、上記の『will』と『can』と『must』 のつながりを証明するのがとても重要です。志望動機の中でも、ガクチカとの連携は常に意識して対策をしましょう。

4-c.実際に伝える練習をする

ここまで、志望動機の考え方に始まり、書き方、伝え方を伝授してきましたが、実際に伝える練習をすることは非常に重要です。
ビズリーチキャンパスでは、志望動機に悩む就活生に向けて様々なコンテンツをご提供しております。

・個別相談会
内定者と1on1の面談をすることができます。志望動機の書き方、伝え方を改めて相談するなど、志望動機の壁打ちをすることができます。

・アンバサStudyカフェ
自由にルームを選択することができ、学生同士で模擬面接をしたり、お互いの就活の悩みを共有したりできる場です。

・模擬面接会
内定者と1on1で面接練習をすることができます。「面接で志望動機をどう伝えるか」の練習をすることができます。フィードバック付きなので、良い点そして改善点がわかるはずです。

ビズリーチキャンパスを活用して、ぜひ志望動機の対策を進めましょう!


いかがだったでしょうか?
志望動機は、考え方さえ理解すれば、熱意の伝わる良いものを作成することができます。
本記事で紹介した内容をもとに、対策を進めてみてくださいね!


▼ビズリーチキャンパスの登録がお済みでない方はコチラ▼

ビズリーチ・キャンパス登録



ビズリーチキャンパス学生アンバサダーは『「なれる」可能性を広げ「なりたい」姿につなげるパートナー』をビジョンとして掲げ、様々な業界のトップ内定者が就活生の皆さんのサポート活動を行っています。

【アンバサダーの主な内定先】
外資戦略コンサル/外資総合コンサル/外資金融/外資メーカー/日系コンサル/日系金融/商社/ベンチャー/日系メーカー/不動産/IT

【主なサービス】
①就活セミナー:トップ業界に内定した学生アンバサダー完全オリジナルのセミナーです。自己分析、面接対策、ケース対策など全20種類以上の講義をご用意しており、23卒では延べ1200人以上の方にご参加いただきました。
②個別面談:学生アンバサダーとの1on1面談が可能です。ES添削から模擬面接まで幅広く対応しており、中には何十回もリピートしてくださる就活生の方もいらっしゃいます。


▼ビズリーチキャンパスの登録がお済みでない方はコチラ▼

ビズリーチ・キャンパス登録