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選考対策

豊田通商のOB訪問は準備が大切|企業情報や業界を知って対策しよう

豊田通商は、名古屋に本社がある総合商社でトヨタグループの一つです。その豊田通商に入社をしたいと考える人もいるでしょう。そのためには、OB訪問は本選考を突破するために有効な方法の一つです。豊田通商のOB訪問のポイントを押さえましょう。

自動車開発だけではないトヨタグループの豊田通商

豊田通商は魅力のある総合商社です。トヨタ自動車をメインとしたトヨタグループの一つで、自動社関連会社はもちろん、グローバル部品や、エネルギープラントプロジェクトまで幅広い分野を取り扱っています。 豊田通商に内定を得たいなら、情報収集は欠かせません。情報収集のポイントとしては、OB訪問は欠かせないでしょう。豊田通商のOB訪問で押さえておきたい注意点には何があるでしょうか。 画像

企業概要

豊田通商は、1936年にトヨタ金融株式会社が設立されたことからスタートしました。当時の事業はトヨタ車の販売金融です。戦後、第二次財閥指定によって解散しましたが、1948年、商事部門だけを継承し、日進通称株式会社が設立されました。これが豊田通商の前身です。 1956年には豊田通商株式会社に商号が変更され、トヨタグループの総合商社として自動車の輸出を通して成長しました。1980年になるとグローバル化と共に、輸出だけではなく、海外で生産、販売拠点も広げたのです、1999年には加商株式会社と業務提携を結び、自動車だけではなく、あらゆる分野での事業展開をスタートさせました。さらに他社との合併なども行い、インフラや化学品分野など、自動車以外の分野にも取り組み総合商社として成長していったのです。

事業内容

OB訪問では基本中の基本、事業内容について理解しておきましょう。本当に入社したいと思っているなら、どんな事業を行っているのか知らないはずはありません。豊田通商が取り組んでいる事業内容を知らないだけで、OBにやる気を疑われる可能性もあるからです。

金属

金属を単なる素材として考えるのではなく、独自性と機能性を持った商品と捉えていることが豊田通商の考え方です。自動車関連で生まれる必要な金属に関して、国内外の加工基地を中心に受注システムや物流体制が整えられています。また、世界中でブランキング加工事業を行っているのも特徴でしょう。 金属製品SBUは、グローバルなネットワークにより加工と物流に関するニーズに対応しています。また、金属資源SBUに関しては、資源開発や資源調達だけではなく資源循環機能を使い、資源開発やリサイクル、廃棄物適切処理の分野において事業展開を繰り広げています。国内外の製造、加工関連会社関係なく、効率的なオペレーション機能があることは大きな強みです。

グローバル部品・ロジスティックス

自動車を構成する部品から物流事業、タイヤ取付に関する事業を行っているのが、グローバル部品・ロジスティックです。世界38カ国に渡る現地法人や海外事業体79社177拠点という大きな規模で事業展開を行っています。また、部品の一環物流により、世界規模の自動車部品サプライチェーンを作り上げています。 内外装備品や用品は、企画から開発、原料調達、加工まで行っています。2018年3月には、航空部品事業を強化するため、航空機エンジン用部品の製造会社へ出資しています。

自動車

トヨタは世界でも知られている自動車事業を行っています。トヨタグループの日本国内で生産された、自動車、二輪車、産業車両から補給部品などを世界中に輸出しています。その規模は世界146カ国になるのが大きな強みでしょう。 新・新興国に対しては、総輸入販売代理店事業と、バリューチューンの構築、販売金融などさまざまな事業展開を行っています。豊田通商の自動車事業の特徴は、販売、補給部品、アフターサービスの3つのオペレーションを一体化させた体制でしょう。積極的に新しい市場の開拓や販売拠点の拡大を進めています。

機械・エネルギー・プラントプロジェクト

自動車産業分野を中心に、機械設備や建設機械、電力事業やガス、石油、石炭などのエネルギー、プラントの事業展開を行っています。具体的には、自動車メーカーの加工ライン、発電などの大型プロジェクトです。プラントでは、事業の提案だけではなく、資金調達から設計、調達、建設後尾までのインフラ整備により新興国のインフラ整備を行っています。 機械設備などでは、自動車だけではなく、建設機械、産業機械、医療機器、繊維機械などがあげられます。電力事業は、火力、風力、太陽など、再生可能エネルギー展開を行っています。また、エネルギー関連では、原油、バイオマス燃料、石炭の供給など事業内容は非常に幅広いです。

化学品・エレクトロニクス

自動車材料や化学品、エレクトロニクスという3つの分野を一体化させ事業展開をしています。自動車材料では、自動車に使われる樹脂やゴムの製造や販売を行います。他にも、車載電池の部材や部品の共有をグローバルに展開しているのが特徴です。 化学品は、一般の消費財にも使用されている洗顔の原料や衛生材料などの化学製品を取り扱います。特にアジアでの販売ネットワークは強固です。 エレクトロニクスでは、電子デバイスにおいて日本最大のグループとなっています。自動車や産業機器に欠かせないエレクトロニクス部品、さらにソフトウェアがあります。また、経済産業省から受託を受けた事業として、自動走行システムの研究開発や実証にも取り組んでいます。高速道路において後続有人隊列走行の実証実験などを行っています。

食品・生活産業

穀物、食品、保険やライフスタイルという4つの分野で事業展開を行っています。穀物の分野では、長期間、資料コンビナートでサイロ事業を行ってきました。そのためノウハウや知識や経験は国内でトップといっても過言ではないでしょう。国内外の幅広い分野において、加工拠点や食品サービズ事業会社があり安全性を重視した商品の提供を行っています。 保険の分野では、保険代理店や、海外での保険ブローカー事業、保険サービスを取り扱っています。また、ライフスタイルは、新造剤の開発から販売、納入まで行うアパレル事業です。建設ではインドネシア・ホテルレジテンス事業、ヘルスケアでも、病院などの医療関係サービスを取り扱っています。

アフリカ

アフリカ事業は90年以上の歴史を持っています。トレーディングや事業投資による市場開拓を行っているのが特徴です。2012年にはフランス最大の商社であるCFAOの完全子会社化を行ってアフリカでの活動強化に乗り出しています。 自動車事業や、ヘルスケア、ショッピングセンターの運営、ケニアには地熱発電所を作っています。2017年には、モンバサ港クレーンの共有契約を締結し、インフラ事業を行うことでアフリカの発展に力を入れています。アフリカでの理念は「With Africa, For Afric」で現地に根付いて、長期的な事業展開を行っているのが特徴です。

過去3年間の売上/利益推移

(単位/億) 2015年度 2016年度 2017年度
売上 81,702 57,973 64,910
営業利益 1,402 1,336 1,826
当期利益 -437 1,079 1,302
営業利益率 -1% 2% 2%
参考:https://finance.yahoo.co.jp/ 2012年ごろはリーマンショックの影響からアメリカが回復をみせた頃です。しかし、中国では輸出が鈍り金融引き締めによる景気拡大が抑制傾向にありました。ヨーロッパでは債務危機、中東緊迫化など、さまざまなトラブルがあった年です。そこから劇的な行政回復はみせなかったものの、緩やかに業績が上がっていました。しかし、2016年から再び減少に陥っています。

次年度の戦略

  • 豊田通商グループウェイを基にこれからの10年、我々が発揮・活用すべき力を「Toyotsu Core Values」として具体化
  • Global Vision — Toyotsu Core Values による成長の実現
  • 既存事業の成長
  • 新規分野の開発など

豊田通商では2016年、Global Vision- 次の10年に向けてというビジョンを策定しています。これは10年後にどうなりたいか、そのためには何をするべきなのかのガイドラインとなっています。 その中で示されている具体的な戦略としては、既にあるリソースを活用した成長、さらに豊田通商の知識や経験が活かせる事業領域、あるいは、地域でGenba-focusを活かした事業拡大や、革新的な技術やサービス、製品による新事業の開発が検討されています。 画像

2018年の豊田通商に関するトピックス

豊田通商のOB訪問を行うのでしたら、近年、どのような動きがあったかは知っておいた方がよいでしょう。時間に余裕がある場合、あるいは、逆質問で豊田通商のニュースを知っているかどうか聞かれる可能性もあるからです。その時答えられなければ、ニュースもチェックしていないのかとみられてしまう可能性もあります。そうならないよう、豊田通商に関係するニュースを知っておきましょう。

トヨタグループ「ホーム&アウェー」のかけ声で事業再編の動き

2018年8月トヨタグループに事業再編の動きがみえました。これは社長である豊田章男氏の「ホーム&アウェー」のかけ声で加速しつつあります。目的はすでにある事業の競争力の強化もありますが、同時に、自動運転車、モビリティーサービス関連に人材や物、お金を入れるためでもあります。 また、この「ホーム&アウェー」というかけ声にも意味はあります。トヨタ単体では、アウェー、しかしグループではホームとして強みにしている会社がある、というものです。この「ホーム&アウェー」の視点により、グループの事業を再構築するという取り組みといってもよいでしょう。 例えば、豊田通商はアフリカ市場の営業業務を移管するなどの検討が行われています。また、トヨタが手がけているパワーコントロールユニットの生産を、19年末をめどにデンソーへ移管することを検討しています。豊田通商はアフリカ市場の営業業務移管だけではなく、他にもさまざまな影響があると考えられます。

豊田通商と中部電力が組んで仮想発電所事業へ参加

豊田通商と中部電力が仮想発電所V2Gアグリゲーター事業へ参画しました。5月29日からで、電動車蓄電池から電力系統への充放電実証は国内初となります。仮想発電所、通称VPPは、家庭や工場などの太陽光発電など、再生可能エネルギー発電や、蓄電池をネットワークを活用して結びつけ、発電所のように機能させるというものです。 豊田通商と中部電力が行うV2Gは、プラグインハイブリッド車、電気自動車の車載電池を活用した充電、また蓄電した電力を、電力系統に供給できるというものです。この取組の中で豊田通商は、V2G制御システムの構築、電力系統の調整力、再生エネルギーの供給力へのシフトなどに取り組みます。

100%出資子会社トキワエンジニアリングと豊通テクノと経営統合を進める

3月14日、豊田通商が企業の競争力を高めるため、経営統合を行うことを発表しました。100%の出資子会社であるトキワエンジニアリングと、豊通テクノが対象です。トキワエンジニアリングは設備設計や制作を行い、豊通テクノは、自動車生産設備や周辺機器の設計や制作を行う会社です。 経営統合は4月1日となります。トキワエンジニアリングは存続会社として残りますが、豊通テクノは吸収合併されます。経営統合により次世代自動車に対応できる力と顧客への対応などの強化が見込めるでしょう。 画像

商社業界の動向

豊田通商を取り巻く商社業界のことも、OB訪問前には理解しておきましょう。業界のことを知れば、豊田通商が業界の中でどのような立ち位置にあるのかみえてきます。競合他社と比較をすることで、豊田通商を選ぶメリットやデメリットもみえてくるでしょう。

商社業界の業績推移

総合商社という面でみると、平成19年までは業績は好調傾向にありました。その勢いがストップしたのは平成20年です。それから21年には失速しており、多少回復をみせたものの、平成24年まで劇的な回復はみられず横ばいが続きました。平成25年頃になって復調はしたものの、それ以上は多少の伸びがみられる程度であり、平成27年には再び減少をみせています。

資源価格の下落が大きな痛手に

総合商社が平成21年頃から24年頃まで苦戦した背景に、資源価格の下落がありました。平成19年頃までは資源価格が高騰して商社業界も潤っていた時代だったのです。ただ、平成20年頃から中国経済の勢いが衰えたことで、資源関係にも悪影響が表れました。資源価格が下落したことで、日本の商社業界全体の業績も下落傾向になったことがいえるでしょう。 ただ、平成25年頃になると食品や機械のような資源に依存しない分野が好調となり、業績の増加につながったのです。また、大幅な円安が起きたことも業績をアップさせる要因となりました。しかし、平成27年頃から再び中国経済の勢いがますます衰え、資源価格が下落したことで業績アップの波がストップしたという流れとなります。 画像

豊田通商へOB訪問に行く前に準備すべき3つの項目

豊田通商へOB訪問に行くなら、準備は欠かせません。準備をきちんとしていれば、何も心配することはないからです。OB訪問をスムーズにするために重要な準備ですが、どのようなことをすればよいのか分からない人も多いかもしれません。何をポイントに進めていけばよいのでしょうか。

豊田通商の理念をチェックすることでOBの価値観が分かる

豊田通商のOB訪問を行うなら、事業内容をチェックするのと同時に、理念なども確かめておきましょう。豊田通商に限らず、どんな企業にも企業理念が設定されているものです。その企業の価値観を作り出している要素の一つになっています。もちろん、OBもその影響を受けている可能性があります。 「人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」を理念に掲げています。 行動指針も確認しておいたほうが良いでしょう。

ホームページやパンフレットをチェックし先輩たちの意見を知ろう

豊田通商の情報を得るには、ホームページやパンフレットをチェックすることが大切です。豊田通商のホームページには、実際に働いている人のインタビューが掲載されています。このインタビューも実際の実務に携わっている人の意見を聞くことができます。インタビュー内容から、具体的な仕事のイメージを鮮明にすることも期待できるでしょう。 また、自分が志望する部署で働く人の意見も掲載されています。OB訪問に来てくれるOBは同じ部署だとしても、別の意見をチェックすることができます。比較もできますし、その場で気になったことを新しい質問としてぶつけられるでしょう。事前知識として知っておいてもよいはずです。

計画されているプロジェクトをチェック

自分が興味のある分野の仕事に関し、将来的にどのようなプロジェクトが行われそうかチェックしてもよいでしょう。分からないことはOBに質問をすればよいですが、事前知識として得られることもホームページなどに掲載されています。中期の経営計画も確認することができます。

OB/OGへの質問を準備

OB/OG訪問ではどのような質問をするかでも評価がまったく変わってきます。OBに評価される質問を意識しなければなりません。そのためには、企業研究を深めた結果、分からないことを加えるとよいでしょう。

ミスマッチを確かめる質問

入社してミスマッチだったでは、厳しい競争を勝ち抜いた意味がありません。人生を左右する判断となりますので、OB訪問では本当に自分に合っているかどうか確かめる質問をしてみましょう。

  • アフリカ事業への営業業務移管が決まりました。アフリカで仕事をする上で重要なことを教えてください。

豊田通商はアフリカにおける事業に力を入れています。豊田グループから営業業務移管も決定しました。ただ、特別アフリカに興味がない人の場合、未知数の国というイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。入社すればアフリカで仕事をする機会が増える可能性もあります。アフリカ関連のことをピンポイントで聞くのもよいでしょう。

  • 海外での仕事全般で楽しいこと、辛いことはあるでしょうか?

総合商社の宿命として、海外での仕事は多いでしょう。豊田通商も多くの海外事業を展開しています。そこで、豊田通商だからこその楽しいこと、辛いことがあれば聞いてみるチャンスです。総合商社といっても、それぞれ事業内容は共通することもありますし、異なる部分もあるはずです。豊田通商独自の楽しさ、辛さなどは知っておいたほうがよいでしょう。

会社の雰囲気について

長期的に仕事をするなら会社の雰囲気を知っておくことが大切です。これもまたミスマッチの予防につながります。

  • 7つの営業本部があります。他の本部と連携することもあるそうですが、どのような雰囲気で行われるでしょうか?

豊田通商では7つの営業本部が連携して事業展開を行っています。本部同士の連携についてはスムーズに行くのか、トラブルが生じることはないのかについて聞いてみましょう。よいことも悪いことも同じく質問しておけば、本部や従業員同士の雰囲気を知る材料となります。

  • 金属本部の業績について少し減少傾向にあると思いました。現場からみた時、何が不足していると感じていますか?

財務情報などをチェックすることで、本部別の業績についてチェックできます。自分が志望する本部がどのような流れになっているのかなど、疑問に思ったことは質問してみましょう。ただ、伸びている時はよいのですが、減少傾向にある時は失礼にならないような言い方を心がけましょう。また、何が要因になっているのか現場からの感想を聞くことで、その志望する本部で何が足りていないか理解できます。それは自己アピールを作る時の参考にもなるでしょう。

選考に関連することについて

選考を突破しなければ働くことさえできません。選考に役立つ情報も聞くことが大切です。

  • 海外に配属された場合、どの程度の語学力が必要でしょうか?

総合商社はアフリカを筆頭に海外の仕事をこなす必要があります。語学力のレベルがどの程度あるかは選考を左右するポイントとなる可能性が高いです。そのうえで、どれぐらいの語学レベルが必要か聞いておくとよいでしょう。

  • 自動車本部で求められる人材とはどのような人でしょうか?

企業理念をみることで、ある程度どのような人材が好まれるかは分かるかもしれません。しかし豊田通商の本部ごとの細かい枠でもみると、また違った意見が出る可能性もあります。実際、どんなに優秀でも企業が求めている人材と異なれば、採用されない可能性も出てきます。求められる人材を知り、採用されるように努力をしましょう。 画像

豊田通商の事業を深く理解して適切な質問をしよう

豊田通商は海外で多くの事業展開をしています。トヨタらしく自動車関連の事業を行っていますが、他にも食料関係、プラントなども多く手がけています。自分はどの本部に行きたいのか企業情報を深めて、面接にチャレンジしましょう。

豊田通商のOB訪問なら、ビズリーチ・キャンパス

ビズリーチ・キャンパスには様々な企業の社員が登録しており、皆様の訪問依頼を歓迎します。

ご協力いただいている社員たちは、様々なバックグランドを持ち、自身のストーリーを歩んでいます。
もしかしたら、あなたのバックグラウンドを理解し、あなたのキャリア形成に寄り添ってくれる先輩がいるかもしれません。
まずは行動をしてみましょう。社会人は皆さん学生の味方です。

豊田通商の社員訪問はこちら

https://br-campus.jp/companies/92/obs