こんにちは!ビズリーチ・キャンパス運営事務局です。
突然ですが、皆さんにとって就職活動をする目的は何ですか?
きっと、多くの方から「内定を獲ること」という答えが返ってくるかと思います。
だけど、就活の本質って、そこではないはず。
これからの人生をどう生きるか。それを考えることこそ、就活の本来あるべき姿なのではないでしょうか。
みなさんの進む先には、これから長い道のりが続いています。
その道のりを、1年~1年半と言われている就活期間で無理に決めてしまうなんて、もったいない。
早いうちからゆっくりと時間をかけて考えたほうが、選択肢や可能性が広がるはず。
でも、どうやって…?
さて、去る5月31日、そんなもやもやを抱えている大学1・2年生のみなさんに向けて、「大人のおせっ会」が開催されました。
社会人による「良質なおせっかいの力」を集結したこちらのイベント、一体どんな様子だったのか、少し覗いてみましょう!
私たちがおせっかいを焼きたいわけ
ところで、そもそもなぜ「おせっかい」を焼くことになったのでしょう?
その理由を、「大人のおせっ会長」(ビズリーチ 新卒事業部 部長 小出毅)が教えてくれました。
以下、大人のおせっ会長の講演
近年、テクノロジーは目覚ましい進歩を遂げています。
ドローンが荷物を運ぶようになったり、AIが採用活動を行うようになったり…。
10年前には考えられなかったようなことが、可能になっています。
今後数十年で、技術はさらに発展することでしょう。すると、どんなことが起きると思いますか?
そう、人間が機械に取って代わられるかもしれないのです。今ある職業が、未来にもあるとは限りません。
社会の大きな変化は、それだけにはとどまりません。
日本はもうすぐ「人生100年時代」に突入します。
これはその名の通り「100年続く人生が当たり前になる時代」のこと。
いつの日か、「60歳はまだ若い」と思われる時代がきます。
このように、働き方、ひいては人生の在り方自体が、今後数十年で大きく変わっていくのです。
私たちはこれからの時代、社会の激しい変化に振り落とされぬよう、企業や組織に依存するのではなく、主体的にキャリアを考えていく必要があります。
多くの人は、就職活動が始まる時期からキャリアを意識し始めますが、実は「もっと早いうちから考えておけばよかった」という声は案外多いのです。だけど、気軽に相談をできる社会人がいない…。ビズリーチ・キャンパスが実施した就活生を対象にした調査では、約7割が「相談できる社会人がいなかった」と回答しています。
「おせっ会」は、その壁を取っ払うためにできました。
社会人の力を結集して、学生に「良質なおせっかい」を提供する。
そうすれば、これからの人生を自ら切り拓こうとしている学生の力になれる。
そんな想いを抱いて、私たちはおせっかいを焼くことを決意したのです。
おせっかい焼きの本領発揮
さあ、いよいよ「おせっ会員」こと、ビズリーチ・キャンパスに登録するOB/OGする、おせっかいな大人たちの登場です。
まずは、各テーブルに1人ずつ座っている会員の皆さんに、「私の人生充実度グラフ」を使いながら人生を振り返っていただきました。
そのあとは、待ちに待った交流会の時間です。
大人たちと学生さんの和気あいあいとした語り合いが繰り広げられました。
どんな話をしていたのか、少し聞いてみましょう!
嫌なことも、やってみたら意外と面白い
おせっ会員の皆さんの「人生充実度グラフ」は、上がったり下がったりで大忙し。
その中でも、急降下しているところが気になった学生さんは多いようで…。
一体何があったのでしょう…?
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「僕、大学時代は半導体レーザーの研究がしたかったんです。だけど、卒業論文のテーマをくじ引きで決めさせられて。結果どうなったかというと、全く興味のないスマートグリッドの研究をすることになってしまいました。このときに、大学時代で一番大きな挫折を味わいました。
とはいえ、研究しなければ卒業論文は書けないので、「こんな研究何の役に立つんだよ」と思いながらやっていたのですが…。進めていくうちに、意外と面白いことに気づいて、しかも、研究の甲斐あって実用化につなげられたんですよね。
こんな風に外れくじを引いても、やってみると意外と楽しかったり面白かったりすることはあるので、つまらないと思っても、とりあえず取り組んでみることは大切です。」
今だから分かる「やってよかったこと」
今やっていることが、自分にとって意味のあることなのか。それが分かるのは、いつだって時が経ってからです。皆さんより少し長く人生を歩んでいるおせっ会員の方に、大人になった今だから分かる「大学時代にやってよかったこと」を振り返っていただきました。
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「私の場合は間違いなく長期インターンですね。IT系のベンチャー企業でインターンをしていたのですが、そこで初めて「父親以外の社会人」と関わって、「これが仕事か…!」と思ったんです。これから先40年、私はこういう風に戦っていくのか、と。それと同時に、「父親ってすごいな」って思いました。
やっぱり、どれほど「社会とはこういうものだよ」と説かれても、実際に自分の身をそこに投じないと分からないことってあると思うんです。だから、社会に出る前に何らかの形で社会と関わっておいたほうがいいんじゃないかな。ちょっと大変かもしれないけど、絶対に損はないので。」
就活に寄せた自分になる必要はない
ゼミやサークル、バイトにインターン…。大学生の日常も、選択の連続です。
そのときに、「これをやれば就職に有利なんじゃ…?」という考えが頭をよぎる方もいるはず。
そんな学生さんたちの考えに対する、大人の意見を聞いてみました。
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「無理に自分を就活に合わせる必要はないですよ。皆さんには、ゼミやサークル、バイトなんかを選ぶときに、膨大な数の選択肢が与えられていると思うけど、今の時期から『就活につかえそうだからやっとこうかな』なんて思わなくても大丈夫です。
漠然と自分の心が動く方を選んでいくうちに、色んなものがそぎ落とされて、『これだけは譲れない』という軸ができてくると思います。今は、そういうものを見つけるための準備期間です。『これだ!』というものが見つかったら、それを大事にしていってください。」
成し遂げたいことは、この先の学生生活で見つければいい
「あなたの成し遂げたいことは何ですか?」と聞かれてすらすらと答えられる学生さんは、まだそう多くないはず。
では、おせっ会員の皆さんに同じ質問をぶつけたら、どんな答えが返ってくるのでしょう?
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「私は一生をかけて『世の中のITリテラシーを底上げしたい』と思っています。これにもきっかけがあって、どうして私にはたくさん友達がいるのかって振り返ったとき、パソコンが得意だったからじゃないか、って気付いたんです。画像や音楽の編集とか、小さな頼まれごとを引き受けていくうちに、皆と友達になれていったんだなって。
その経験があって、ITのために何かしたい、と思うようになりました。じゃあ、どんな仕事が一番IT界に大きな影響を与えられるか、って考えたときに、出てきたのがコンサルだったんです。
仕事を通じてでも、仕事を通さなくても、ITリテラシーの底上げが達成できたときに初めて、私の人生は成功って言えるんじゃないかな。
こういう想いって、見つけようと思ってすぐに見つけられるものではないので、今はまだ持っていないひとも、これから先色んなことをやっていく中で探していけばいいと思います。」
参加学生の声
約2時間にわたり「良質なおせっかい」を存分に受けた学生さん。たくさんの気づきを得られたようで、イベントは大好評のうちに終わりました。閉会後も社会人の方と話し込む学生さんが多かったのも印象的でした。
最後に、アンケートに寄せられた感想をいくつか抜粋してご紹介します。
○普段それほど社会人の方と関わる機会がないこともあり、社会人に対してどこか固いイメージを抱いていたけれど、そのイメージが払拭されました。大人がこんなに好奇心と挑戦心で溢れているとは思ってもいませんでした。
○自分の中にある漠然とした不安を、明確に言語化していただけました。自分の価値観を超えた話が聞けて良かったです。学生時代に社会人と話す機会は重要だなと身をもって感じました。
○社会に飛び込むことへの不安が、社会と関わりたいという希望に変わりました。
○人生経験に基づいた客観的な意見をいただけたことで不安が和らぎ、勇気が出ました。
おわりに
人生に正解はないからこそ、悩みは尽きないもの。
一人で悩んでいてもらちが明かないときは、大学1年生のうちから、ぜひ大人の力を借りてみてください。
「おせっかい」が、あなたの人生を変えるかもしれません。
ビズリーチ・キャンパスでは、個別のOB/OG訪問はもちろん、皆さんのキャリア選択の一助となるイベントを今後も随時開催していきます!ぜひ今後のイベント情報もチェックしてみてくださいね。
学生の皆さんのキャリア選択を応援します!
ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します! 対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。