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お知らせ

【2020卒向け】CareerSelect ~人生設計と会社の選び方~【イベントレポート】

ビズリーチ・キャンパス編集部です。 3月13日(火)に、20卒学生向けイベント「Career Select 〜社会人から学ぶ、キャリア選択の始め方」を開催しましたので、その模様をレポートします。

イベント概要・目的

・目的 近年の就活マーケット、そしてキャリアの考え方について理解を深めていただく場として 開催することになりました。実際に働いている社会人からリアルな声を聞く座談会、そして学んだことを自身に落とし込む「内省ワーク」などを実施。「就活を始めたいけど、何から始めればいいかわからない」、「就活のスケジュールや仕組みについて理解したい」、「ご自身のファーストキャリアについて考えたい方」  向けのイベントになっています。

・参加者、参加者数  東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などを中心に小規模座談会形式で実施。

第1部:セミナー:近年の就活事情

近年の就活事情として、「人気業界の特徴、就活生・大学の動向など」をお伝えしながら、21世紀のキャリアの考え方などをお伝えしました。

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第1部では、今後の日本の社会がどのように変化していくか、その中で我々は何を選択し、どう生きていくべきなのか、そして直近気になるキャリア選択の始め方についてセミナーを実施しました。

直近10年で様々なサービスが誕生し、当たり前化してきています。10年前は一般的ではなかった新たな仕組み・製品が生活やビジネスでは当たり前になってきており、私たちの生活の仕方や働き方に大きな変化が生まれている現状を参加者の皆さまにお伝えしました。

30年後、100年後の日本を見据えた講演に対し、参加者の皆さんは興味津々。この記事をご覧のあなたは、2050年の日本がどうなっているか想像がつきますか?自身が100歳になったときの生き方・働き方のイメージは湧きますか?

人生100年時代、変化していく社会の中で、自分自身が「どう生きたいか」に向き合い続ける人生になることを改めて、学生の皆さんより少しだけ長く生きているセミナー講師からお伝えしました。

第2部:社会人とのトークセッション

第2部では、現役社会人である先輩との座談会を実施しました。今回は、株式会社ビズリーチの荒金(社会人7年目)と小田(社会人10年目)が参加者の皆さんとのトークセッションに参加。就活のこと、仕事のこと、プライベートのことなど様々な会話が繰り広げられていました。今回はその一部をご紹介します。

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先輩社会人プロフィール

・荒金 万琴


 2011年3月 京都大学 卒業
 2011年4月 ソフトウェア開発会社 入社
 …企業向けマーケティングを主に担当
 …展示会「ITpro EXPO」で来場者向けプレゼンの企画・実行を行い、
  「ITpro EXPO AWARD 2011」大賞を受賞
 2015年4月 株式会社ビズリーチ 入社
 …データ分析専門チームに配属(2015年4月~2015年7月)
 …「ビズリーチ」プロダクトマネージャー(2015年8月~2017年7月)
 …「HRMOS採用管理」プロダクトマネージャー(2017年8月~)

・小田 将司


 2007年3月 東京大学 卒業
 2008年9月 法律事務所 入所
 …M&A専門。国内外の企業買収・合併等に関与。
 2014年8月 大手総合商社 法務部 出向
 …自動車・船舶・産業用機械関連の事業を法務面から支援
 2016年8月 Cambridge大学 Judge Business School(MBA) 卒業
 …Entrepreneurship専攻
 2016年10月 株式会社ビズリーチ 入社
 …キャリアトレック事業部
  セールスマネージャー・事業部内の組織開発に従事

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自分の人生設計と合わせた会社の選び方

―なぜ農学部からIT企業に進んだのですか?

荒金 :大学では遺伝子組み換えに関する研究をしており、最初は院の進学とも迷っていたので、隙間時間で就職活動をしていました。元々の専攻と、たくさんの人が使うモノづくりに携わりたいという思いから、メーカーを志望していました。ただ選考が進むうち、最初の数年は地方での営業、その後は勤務地も職種も不明というキャリアパスが多いとわかりました。おそらく最初は修行期間で、その後もっと仕事が面白くなるフェーズですよね。しかしライフイベントを考えると、出産などのタイミングが、仕事が面白くなる時期と重なってしまう。それで、どうしたらいいんだろうと途方に暮れてしまいました。

そんなとき、友達からITベンチャーの就活イベントに誘われました。それまで見ていない業界でしたが、「たくさんの人が使うモノづくりに携わりたい」という思いはITのサービスでも実現できると気づきました。また、若いうちから仕事を任せていくという方針も、先ほどのライフイベントへの不安をクリアするものでした。そこで、自分のやりたいこと・経験を積むタイミングが合う会社だなと感じ、最初の会社を選びました。

ベンチャーを選んだ理由「どんな環境にも対応できる能力が欲しかった」

―日系の大手ではなくベンチャーを選んだ理由はなんですか?

荒金 :先ほどの話と重複しますが、自分はライフイベントを考慮して早回しでキャリアを積みたいと思い、ベンチャーを選びました。20代のうちに社内の信頼や社外でも通用しそうな経験を積んでおいて、ライフイベントに入った方が良いなと。

女性ならではの話みたいですが、「社外で通用する」「変化へ適応する」ことは男性も該当するかもしれません。「ライフ・シフト」で「寿命100年時代」といわれていますが、80歳でも働いている可能性が大いにあります。世の中は当然変わっていくだろうし、会社が潰れることもありうるし、同じ会社でもいろんな事業展開をして社内転職のようになるかもしれない。そういう風に環境が変わった時も対応できる能力が欲しい、というのは今も強く思っています。

―自分は文系なので、ITの知識が全然ありません。未経験者が実際に働いてみて感じた壁などはありますか?

荒金 :会社や職種によるが、新卒の総合職ならあまり経験は問われないと思います。研修もありますし。また、ITと他の分野との組み合わせが増えてきています。ビズリーチも「IT×人材」のビジネスですし、金融や農業など色々な分野の課題をITで解決する流れがあります。もしかしたら、将来的には「IT業界」と言われなくなるかもしれません。知識はもちろん大事ですが、どんな課題を解決したいか・そのためにITで何ができるかと考えられることが今後重要だと思います。ですので、知識がないからといって敬遠しなくていいのではないでしょうか。

―成長したいけど、成長機会とライフイベントへの対応しやすさはトレードオフなのではと不安に思っています。どうやって新卒の会社を選ばれましたか?

荒金 :いま思うと、新卒の時はライフイベントをそこまで気にしなくて良いかもしれません。ライフイベント自体がいつ起こるのか分からないし、働いて3年たっても20代半ば。そこの不確実性はまだ高いと思います。ですので、起こる前に自分の武器を作っておく、そのために経験を積める会社を考えるのが良いのではないでしょうか。その武器があると会社も「是非戻ってきて」と言うだろうし、もっと制度が整った会社に転職する・独立するといった選択肢も選べます。

私自身はまだ出産を経験していませんが、武器を持って、短時間でも高いアウトプットを出しているお父さん・お母さんは現職でも前職でも周りにいたので、そういう人になりたいなと思っています。

本当の自分を見つけるにはどうすれば良いのか。

小田 :どれも本当の自分だと思っています。キャリアを選択する中では自分のハートがどこで震えるのかというのを意識していて。皆さんも生活している中でテンションがすごく上がる瞬間があると思いますが、それは何故なのかと言語化すると良いと思います。

自分が弁護士というキャリアを選んだのは人に感謝される仕事をしたかったというのがあって、法律家という限られた中で最も感謝されるのが弁護士だと思ったんです。

このビズリーチという会社を選んだときも固まった軸があり、日本社会のためになることをしたいと思っていました。日本社会が抱えている大きな課題を解決したいと思っていて、何故そう思うようになったのかというと、転職するときにいろんな人に話していく中で一番自分の気持が高ぶったのが、日本社会のためになる仕事をしたいと自分が語っている瞬間だったことに気がついたんですね。

ビズリーチに入社する際の面接では、留学したときに感じた日本社会に対する危機感などを話していました。「大手に行った優秀な自分の友人が、仕事がつまらないと言って悩んでいる、そんな日本はまずくないですか。そんな彼らが情熱をもって働ける仕事に着いて、活き活きと働いているっていう国にしないと、日本は滅びてしまう。だから、雇用の流動化に真正面から挑んでいるビズリーチは自分にとってパーフェクトだと思った。」みたいなことを言ったら、自分の中で完璧に線がつながり、自分で自分の言葉に説得されたんです。自分の気持ちの変化に耳を傾けることで、自分が本当に大事にしている価値観を理解できるということを知りました。それはみんなも感じることができるのではないでしょうか。

また、単純に自分が心からワクワクすると思ったところに行く、というのも一つありますよね。自分がワクワクすると思ったことなら絶対パフォーマンスが上がるし、結局それで力がついてうまくいくんじゃないかと思います。今、事業会社で経営者になるべく邁進していますが、毎日がとても楽しく、以前の倍くらいのスピードで成長しているんじゃないかという実感があります。軸を探すのも大事だけど、他方でシンプルに直観に従うのも大事だと思いますね。

自分の見えている世界は狭い。もっと色々な価値観に触れよう。

―就活の時に何か話せるエピソードを作ったほうがいいのでしょうか?

小田 :エピソードを作るために何かをするというのは完全に逆です。何かに一生懸命に取り組んだ結果として、そのプロセスがエピソードになるんです。もし何に打ち込んでいいのかわからない、というのであれば、いろんな人に会ってみたらどうでしょうか。自分の見えている世界は狭いから、いろんな価値観に触れて、逆に自分が何をやりたいのかの仮説をいろんな人に話してみて、自分がしっくりくると思ったことをやったほうがいい。そこに 「就活のため」 というものがくると、途端につまらなくなってしまいます。

だから就活につながるかは分からないことでも好きなことをひたすらやるといいと思うんです。自分の周りにも大学時代に遠回りした人はいますが、むしろそういった人の方が楽しそうに生きているし、成功しているんじゃないかとすら思える。もっと自由に羽ばたいたらよいのではないでしょうか。「就活のために」はもうやめましょう。

参加者の皆さんのご感想(一部抜粋)

・行きたい会社の名前より、やりたいことがやれればいいなっていう風に思っていて、二方ともそういった考えだったので安心した。

・親の世代よりも就職が変化しているのだなという印象を受けた。

・自分が何が好きでどういうことに喜びを感じるのかということを整理したい。自分が興味ある分野のインターンに参加したい。と思うようになりました。

学生の皆さんのキャリア選択を応援します!

ビズリーチ・キャンパスでは、早期から将来を意識し、キャリア選択に前向きな学生の皆さんを応援します! 対策や企業研究よりも前にやるべきことがある…それは「どんな生き方をしたいか?」を考えること。その方法はネットで検索することでも、内定者の先輩に聞くことでもありません。実際に働く社会人の先輩たちに聞くことです。