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就活生が語る

【時期別×就活体験記】早稲田大学/文理融合系学部 院進希望から一転!「医療業界×営業職」にキャリアを見出すまでの軌跡

5つの時期別の過ごし方がわかる「時期別×体験記」。院進学を想うも経済的事情から就職を決意したHさん。「院進学への想い」と「自分がやりたいことは何か」はどんな時期にどのように揺れ動いたのか?逆オファーの駆使しながらインターンシップ期を経て自分の中に発見したこととは?

<5つの時期とは>
01:就活スタート(準備)期
02:夏インターンシップ期
03:秋冬インターンシップ期
04:本選考期(秋冬IS以降)
05:意思決定期


<プロフィール>
Hさん/女性
早稲田大学/学卒
文理融合系学部

ガクチカ:学業/ゼミ/研究, アルバイト, インターン, サークル
就活開始:学部3年生の6月
初内定 :学部4年生4月
OB/OG訪問:1人

内定取得企業:生命保険, 医療機器メーカー, 警備系
内定承諾企業:外資医療機器メーカー

#学部理系就活 #営業職に決意 #将来的には院進学 #医療業界 #外資 #秋から長期インターンに挑戦



01:就活スタート(準備)期

ーーいつから就活を開始したか?
学部3年生の6月〜7月。ネットを見ていたらOfferBoxの広告が出てきてせっかくなのでやってみようと思って登録したことが就活の始まり。

所属していた政治系サークルや同じ授業で仲良くなった1つ上の先輩が夏頃に忙しそうに就活を行っていたのを知っていたため民間就職するなら就活を始めなくては!とは思っていた。

3年生前期は授業は毎日のようにあった。ゼミ所属は学部2年生10月から。


ーー何からスタート・準備したか?
逆オファーサイトの登録とガクチカ作成。

自分としては院進学したいと思っていたが、経済事情も考えて就職することにした。そんな理由もあり、この頃はあまり就活に向き合っていなかった。

当時志望業界が決まっていなかったこともあり、「オファーをくれた企業」にインターンシップに行こうと考えた。オファーを貰うためにガクチカを作り始めた。


ーーこの時期に志望していた業界・企業は?
食品メーカー、BtoCメーカー。

好きなものや知っているものを作り出す会社に入りたいと考えた。小売や商社よりも「やっぱり自分の手でものを作りたい」と大学に入ってから思う志向を自分の中に感じていた。とはいっても企業を知っている訳ではないので、「知名度が高いメーカー」がいいとも思っていた。

具体的には、大学からの就活案内や自分でネット検索して出てくるイベントに参加してみることにした。やはりイベントに参加した方がいいのかなという考え。具体的にはtsunagaruイベントなど。


ーー応募までの過ごし方や意識した準備は?
ガクチカを考え直したり、業界を調べたりした。

オファーは10社程度しか来なかったため、毎週のように書き直していた。どういう反応があるのかなとみていた。ガクチカも今思えば稚拙だったが自分で推敲を繰り返していた(人に見てもらい出したのは1月ごろ。今思えば見てもらってもよかったかも)。


ーー応募までに困っていたことは?
「どこの企業がいいのか」分からない。
何年も今後勤めることになる「会社」というものを一体どう選べばいいのかが分からなかった。

色々な業界インターンシップに沢山参加することにした。マイナビ、OfferBox、キミスカ経由。
この頃は1人で就活しており、後々知ることになるサービスにもなかなか行き着いていなかった。


ーーこの時期はどんな心境だったか?
以下2点。

①就活が「嫌」だった
大学院に進学したいという想いがあったが、経済的な事情で学部就職することに決意。が、まだ心には院進学への想いがあり引っかかっていた。
2回生からゼミに所属しており、研究してきたことが楽しいし、研究職に就きたいなという思いもあったため。

②まだ危機感はなかった
学生生活が終わりに近づくようで怖かったが、ある種「受験よりも簡単」だと思っていた。


ーー応募までに「やっておいてよかった」は?
逆オファーサイトの活用。
積極的な気持ちになれていなかった自分には逆オファーサービスはよかった。もう1つオファーサービスがあるといいと思ってキミスカもに登録。

何をすればいいかわからない状態や受動的でも就活に参加することができてよい。進路が決まっていない人ほどいいのではないか。


ーー応募までに「やってけばよかった」は?
ガクチカのネタ作り。

書くべき「ネタ」が1つくらいしか思いついていなかった。もっと色々なことに挑戦しておけば後半に話のネタがなくて困ることもなかったと思う。話すことがあまりなかったの「長期インターン」といった活動をしてもよかったかも知れない。


02:夏インターンシップ期

ーーいつから夏インターンに応募したか?
学部3年生の7月〜9月。夏休みと同時に参加し出した。


ーーこの時期に志望していた業界・企業は?
外食産業、食品メーカー、CRO(開発業務受託機関)企業、その他大手。

当時はまだ一般に馴染みのある企業に入りたいと考えていた。ただ、食品業界を調べていた流れでCRO企業というものを知り、そのインターンシップに参加。結果としてとても面白かったため徐々に医療業界に興味を持ち始めるようになった。


ーー何社に応募したか?
12社程度。うち8社に通過。
選考のある会社へのエントリーはあまりできていなかった。本選考への準備になるので今思うともっと選考系に参加していればよかったとも思う。

興味のある業界が分からなかったため、オファーを貰ったインターンに全部参加。OfferBox、tsunagaru、キミスカ、マイナビを利用。


ーー夏インターンで体験/知れたことは?
「医療や健康に自分は興味を持っている」ということが明確化した。

医療系のインターンシップは特に面白いと感じられた。また、仕事体験やグループディスカッション(以下GD)を通じて、「これまで大学で学んできた内容」を活かせるということが一気にわかり、就活への意欲が湧いた。仕事体験で学んだことを活かせそう。

これまでは大学の勉強とビジネスは分離していると思っていたが、実は繋がっていて「延長線上にある」と知れたことは大きかった。企業でも研究したり携わっていけると思った。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
ガクチカ作成。

オファー数や選考型インターンシップ合格数が増えなかったため、ガクチカの文章自体を練り直した。
ガクチカに関する就職サイトを見た。「ガクチカ 書き方」で検索。1週間に1回程度。


ーー当時困っていたことは?
OB/OG訪問の仕方が分からない。

「OB/OG訪問」という単語は知っていたものの、では「どのような手続きでできるものなのか」が分からなかった。やった方がいいと思いつつも「インターンシップで代用しよう」と割り切っていた今考えると「悪手」だったと感じている。


ーーこの時期はどんな心境だったか?
就活に対する漠然とした不安がある一方でどこか楽天的だった。

就活の方針が決まらず、また中々インターンシップのオファーが来なかったため就職に向いていないのではないかと思った。ただ、インターンシップには沢山参加していたためどうにかなるだろうという安心感もあった。


ーーこの時期に「やっておいてよかった」は?
色々な企業に応募すること。自分のレベルが分かり、また、面接やGDの対策になった。


ーーこの時期に「やっておけばよかった」は?
適性検査対策。
自分は非言語が苦手。この頃に適性検査ありの選考に参加できていれば苦手なりに対策できたかもしれないがそれに気づかずに本選考期を迎えることに。対策の開始が遅れたことで落ちてしまった企業が沢山あった。


03:秋冬インターンシップ期

ーーいつから秋冬インターンに応募したか?
学部3年の10月〜2月。


ーーこの時期に志望していた業界・企業は?
医療業界、CRO業界、リサーチ業界、製薬業界。

主にCRO業界の夏インターンシップで自分の学びを活かした企業に入りたいと思ったから。

この時期はまだ研究職に興味があり、「学部卒でも研究職につける企業」を探していた。CRO業界であれば「学卒でも3割くらいが就ける」と聞いていた。


ーー何社に応募したか?
17社。うち14社通過。
たくさん受けておけば企業研究をしているというアピールになると思っていた(今思うとそれほどアピールにはなってないと思うが)。

マイナビ、OfferBox、キミスカ、エージェントサービスを通じて応募。


ーーインターンを通してわかったことは?
「積極性」の大切さ。

この頃から「積極的に就活する」ということの何たるかを理解し始めた。GDや社員への質問等、積極性が問われる場面が多くあったため。

他の就活生と比べて質問や議論ができていなかったり、積極性がないと学部卒で研究職で入れてもらうことができないことを身をもって知ることに。秋冬の頃からようやく真剣度が増した。

ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
医療業界の研究。
この頃に本格的に医療業界に関心を持ち始めて意思を持って絞り始めた。絞るのが遅く医療業界の仕組みを知らず応募ESで困ったため。

具体的には「どうしていきたいのか」といった問いに答える準備ができていなかった。その企業が業界でどういう役割をしているのかなどがわかっていなかったため。医療系の個人ブログや医療に特化したエージェントサービスを通じて準備を重ねるようになった。


ーー当時困っていたことは?
ガクチカの「ネタ」がない。
これまでは文系職を考えていたがやはり研究職がいいと思うようになった。しかしそうするとESで他の人に比べて話せる内容が少なく、ESが書けないことがあった。

そこで一大決心して「医療系新規事業の長期インターン」と「医療機器メーカーの開発補助アルバイト」を始めた。wantedly、indeedで調べて見つけて応募。

またビズリーチ・キャンパスをオープンチャットで知り、医療系のOB/OGを検索するように。面接練習や社会人に経験を聞いてみたいと思うようになった(結局訪問自体は実現できなかったが)。


ーーこの時期はどんな心境だったか?
比較的楽観的。

将来の方向性は見えてきており、企業群も定まってきた。また選考なしのインターンシップに多く参加したため挫折も少なかったから。


ーーこの時期に「やっておいてよかった」は?
ガクチカ作り。

ギリギリで「ガクチカのネタ」になるような体験ができたことで本選考を多少有利に進められた。この秋冬時期が最後のチャンス(境目)だったと今になってつくづくと思う。


ーーこの時期に「やっておけばよかった」は?
適性検査対策、模擬面接。
本選考の分かれ目は「この時期にしっかり面接や適性検査対策をしてきたか否か」だと今にして思う。

本選考中は忙しいため、まとまった時間の取れるこの時期に基礎を作るべきだった。


04:本選考期(秋冬IS以降)

ーーいつから本選考に応募したか?
学部3年生の3月〜学部4年生の5月。


ーーこの時期に志望していた業界・企業は?
医療業界、製薬業界、医療機器メーカー、生命保険会社。

やはり「大学での学び」が活かせるような仕事に就きたいと考えたため。生命保険は夏インターンシップでたまたま受けて健康に携われると知れたので応募。


ーー何社に応募したか?
40社前後。うち20社程度通過。
3月中は中々選考に通らず持ち駒が減る度に追加していた。
マイナビ、リクナビ、企業HP、インターンシップガイド、ビズリーチ・キャンパス、就活オープンチャットを通じて応募。


ーー当時の過ごし方や意識した対策は?
以下2点。

①企業研究
面接で落ちる経験をして企業の理解が浅いことを知った。

②模擬面接
話すのが苦手だったため面接練習は力を入れた。しっかりやり切る意識。
医療系専門のエージェントサービスの面談や大学友人、大学キャリア支援サービスなどを通して相手を見つけた。ほぼ毎日。累計50回ほど。


ーー当時困っていたことは?
適性検査や面接に受からない。

準備が足りておらず、力を発揮できなかった。適性検査対策は複数の企業に応募し数をこなした。ちなみに外資は適性検査が少なくGDが多いのが特徴。また大きい医療機器のメーカーは外資が多い傾向があることも知った。


ーーこの時期はどんな心境だったか?
強い不安。
思っていたより、かなりの企業に落ちており、自分の実力不足を感じた。研究職は枠自体が少ないので狭き門なこともあったかも知れない。


ーーこの時期に「やっておいてよかった」は?
模擬面接。
面接練習を頑張ったことで結果として社交性が身についた。


ーーこの時期に「やっておけばよかった」は?
自己分析。
「本当に行きたい企業がどこか」をしっかりと分かっておらず、後々意思決定で悩んだため。


05:意思決定期

ーー意思決定の時期は?
学部4年生の4月〜5月。


ーー最終的に何社から内定を得たか?
3社。生命保険、医療機器メーカー、警備系。


ーーこの時期はどんな心境だったか?
安心感×内定ブルー。
内定があることで安心はできたが、同期が大手に内定したのを見て焦りや自己肯定感の低下を感じた。


ーー最後は「どこ」と「どこ」で迷ったか?
生命保険と外資医療機器メーカー。どちらも健康領域なので軸からずれないのでそれが故に迷った。

仕事内容は医療機器メーカーの方が魅力的。また長期的に「開発側に移るキャリア」も明示された。学部卒で社会に出るが将来的に再度大学院に入り直すことも考えていたためそのキャリアプランは魅力的だった。外資営業職なので、頑張ればインセンティブで給与が得られることは魅力に映った。

一方で待遇は生命保険の方がよい。さらに本社勤務の可能性も匂わされたため。


ーー最後の「決め手」は?どうやって決めた?
「製品のシェア率が高い」という強みと「自分のキャリア目標」が決め手で外資医療機器メーカーに決めた。

医療に関する仕事に就きたいという目標をやはり大切にすることに。外資医療機器メーカーの扱う製品が世界のシェア率が高いのも影響した。

また自分にとって大きかったのが「営業職はモノ売るだけ」と思っていたがそうではなかったこと。
医療系の営業は「学術的な面から医療関係者をサポートできる」ことを就活を通して知った。「大学で学んできたことを活かせる」と秋冬インターンシップや本選考のGDを通して知れたことは発見だった。

内定先企業は「営業職のみ」だったがオファーが来たので練習も兼ねて軽い気持ちで参加したが始まり。しかし企業理念も知ると非常に共感ができた。


ーー意思決定で困ったこと/悩んだことは?
行きたい企業が分からない。
いざ就職するとなると仕事内容だけでなく給与や企業規模も気になるようになり、これまでの軸とズレが生じた。

しかし研究職という「表面的なポジション」に固執するのではなく「医療に関わる/サポートする」という軸が自分にあることを自己分析を通して自己発見。

そこまでには企業HP、オープンチャット、友人、内定後の社会人訪問などを駆使。特に社会人からは説明会では聞けない「リアルで手触り感のある業務内容や魅力、リアルな実態」を聞けた(もっと早くやれば良かった)。


ーー就活全体を振り返ると?アドバイスなど
大きな意思決定をするのは「行ける企業」ではなく「行きたい企業」に行けるように「何を自分が重視しているのか」を知る必要がある。実はこだわりが自分にはあるということに内定を得て初めて向き合うことになった。自己分析をしっかり行うことは本当に重要。