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株式会社日本貿易保険

【職員紹介 #04】政府系金融機関で活躍する若手職員

職員紹介

#政府系金融機関#営業#海外#中途入社

立場や意見が異なる関係者と共に、 1つのゴールを目指す。 そしてその先にある 大きな意義とやりがい。

<プロフィール>
〇氏名:玉井 伸幸
〇所属部署:営業第二部 管理グループ
〇新卒8年目

<入社後のキャリア>
〇2020年4月:中途入社(現職)

<NEXIに転職を決めた理由>
「日本企業のプレゼンスを向上させたい」という想いから、新卒でメガバンクに就職しました。そこで培った知見を糧に、2020年にNEXIへ転職。民間企業では対応できないリスクをカバーできる唯一無二の企業であること、日本政府の政策を担う政府系金融機関として、日本企業の海外展開をサポートしている点に魅力を感じました。

<現在の業務内容>
入社後は、希望通りプロジェクトファイナンス等の融資保険を扱う営業第二部に配属となりました。当部では、「融資保険」の保険引受を行っており、民間の金融機関等が海外企業やプロジェクト会社等に融資する際、そのカントリーリスク(戦争・テロ、外貨規制による返済不能等)や信用リスク(借入人の業績悪化による返済不能等)をカバーすることが目的となります。
そのなかで、私が所属する管理グループは、営業第二部の他グループが引き受けた後の期中案件をモニタリングすることが主な役割となります。
融資案件は、保険の付保期間が長期にわたるケースが多く、案件が想定通りに進まないこともしばしば。たとえば、借入人が期中で契約違反を起こした場合、引受リスクに変化がないか確認したり、許容できる違反か否かを判断したりします。時には貸付金の回収可能性を高めるために一定の引受リスク増大を受け入れざるを得ないケースもあり、多岐にわたる社内外関係者との調整および交渉が必要になってきます。
このように、不測の事態が発生した際、いかに社内外の関係者とスムーズな調整・交渉を行い、最適な着地点を見出していくか。それが難しさであると同時に、この仕事の醍醐味ともいえます。

<NEXIの魅力について>
これまで数多くの案件をモニタリングしてきましたが、とある案件で、借入人が当初の予定通りに借入金を返済できない見通しとなった事案がありました。借入人はプラント操業の事業者。このままでは返済不能となり、プラント操業にも大きな影響が出かねない状況だったため、事業の継続に向けて、返済スケジュールの変更が必要となりました。
NEXIにとって返済を後ろ倒しにすることは引受リスクの増大に繋がる一方で、プラント操業が維持されれば返済不能に陥る懸念が低減します。
事前に日本政府や他国ECA(輸出信用機関)、レンダー(銀行等)と方向性を合わせた上で、借入人はもちろんのこと、現地政府とも交渉を重ねました。交渉は主に電話会議が中心でしたが、週に2回以上、その期間は半年以上にも及びました。
それぞれ立場や意見が異なる関係者間において、妥協点を見出す難しさを体感しました。
そのなかでも、ゴールをしっかりと共有しながら進めることで最終的には継続的な安定操業を確保できるファイナンススキームを組成。苦労も多くありましたが、無事に着地点を見出し、まとまった際は大きな達成感とやりがいを感じました。

<学生の皆さんへのメッセージ>
今後はNEXIやECA業界についてもっと深く学ぶために、他分野の業務にも携わりたいと考えています。たとえば「輸出保険」や「投資保険」等を扱っている他営業部、あるいはNEXIという組織を俯瞰して見るコーポレート部門で経験を積みたいと思っています。チャンスがあれば、日本政府や他政府系機関への出向を通じて政策立案についても学びたいです。将来的には、NEXIが引き続き世の中から必要とされる存在であり続けるために、NEXIに良い変化を与えられる人材になりたいと思っております。
最後に、NEXIの職員数は決して多くはありませんが、驚くような知識や経験、経歴を持っている職員が多く在籍しています。毎日、仕事を通して多くの刺激が得られ、自身の成長を実感できる環境です。
大きな意義を持つこの仕事を共にする、たくさんの仲間と出会えることを楽しみにしています。

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