お客様の挑戦と変化をお手伝いする
製造業のお客様を中心に戦略からコンサルティングを行う、HTM(High-Tech and Manufacturing)ユニットという部署に所属しています。その中でも私は、お客様が新規のサービスや事業を立ち上げたいという時に、アイデア出しからカタチにするところまでをお手伝いする仕事をしています。1企業だけで完結することは少ないので、セクターを越えて様々な立場の人や異なる専門をもつ人が集い、より良いものをつくりだせるような場やプロセスを作っていくことから始めます。例えば、地域の製造業と大学や自治体が一体となる場を作るようなケースもありました。
Ridgelinezには各分野のコンサルタントに加え、優秀なデザイナーやエンジニアがいるので、何をやるにも動きやすいのは強みです。一方で、社内だけで完結しなければいけないということもなく、外部の方を招いてチームを組み、より可能性を広げることもできます。Ridgelinezの強みのひとつはテクノロジーですが、必ずしもシステム開発を伴うプロジェクトばかりではありません。ただ現代では、どんな案件にも大なり小なりテクノロジーが関わってくるので、私たちの持ち味を生かせることは多いと思います。
私が仕事を進めるうえで大事にしていることは、お客様である企業自らが変化に対応する力を身につけていただくことです。新規事業の内容だけでなく、何度でも挑戦できる人や組織、文化を作ることが大切だと考えています。また、私たちがさまざまな企業のお手伝いをしながら得た知見を、広く発信していくことも大切だと思っています。
さまざまな専門家とのチームプレイ
この仕事の楽しみは、やはり社内外のさまざまな人とチームを組めることですね。それぞれの専門性を発揮して、より良いものにしていくという作業は、どこか文化祭のような、共通の目的のもとで個々がつながり動く楽しさがあります。チームとして一緒に動いているうちに、専門外のことへの理解が深まるなど、良い相互作用が生まれることもあります。とくに新規事業を始める場合は、そうした部分が大事になってくると思います。
やりがいに感じるのは、お客様が新しいことに挑戦し、変わっていく現場に一緒に立てること。急激に変わるケースもあれば、少しずつ変わっていくケースもあり、プロジェクト終了後しばらくしてから「こんな風に実を結んだよ」と教えていただくこともあります。私は昔から舞台裏、色々な役割や過程があって何かができていくその裏側が好きです。この仕事も自分は表に出ませんが、舞台裏で「どうしたらこのプロジェクトやメンバーが最も良いパフォーマンスを出せるか」と考え、仕掛けていくのが面白いところです。
一方で難しいのは、コンサルティングという立場ですから、最終的に意思決定し実行するのはやはりお客様ご自身ということ。タイミングの問題などもあり、手がけた新規事業のすべてがうまくいくわけではありません。そういうもどかしさはどうしてもありますが、それも含めて面白いと感じています。
会社や組織に縛られず、自分らしく働く
あまり組織に縛られない自由な雰囲気は、Ridgelinezの魅力だと思います。自分に足りない要素を周りに補ってもらいながら、新しい理論や方法論も取り入れ進めていく。そんな良いサイクルで働けています。自分から動かなければ何も進みませんが、動いていればやれることも多い。この新しい会社で何ができるか、私もワクワクしています。
また、家庭やプライベートなど、それぞれのメンバーの状況に合わせて、仕事を分担しながら働ける環境でもあります。
プライベートでは子ども向けのオンライン・ワークショップにも携わっています。もともとは仕事で知り合った方と共感して始めたプロジェクトなどもありますが、プライベートと仕事が緩やかに混ざり合っている感じが私の性には合っています。誰かが変わることのお手伝いをしているわけですから、あまり自分から壁を設けないようにとは思っています。
これから一緒に働く方には、今のRidgelinezにはない専門性や得意分野、まったく違う文化をもちこんでくれることを期待します。古いやり方に縛られず、これからの時代に必要なことを一緒に考えていけるとうれしいです。