培ってきた経験値を活かせる職場
私はまだ入社して1カ月半くらいですが、ハイテク&マニュファクチャリングという部署でシニアマネージャーをしています。Ridgelinezに入社する前は、新卒で自動車メーカーに入り、現場の近くで生産分析や予算分析を担当しました。やがて将来的に製造業の経営に携わりたいと思うようになり、戦略コンサルティング会社に移りました。現場だけではなく、もっと全体像を描く部分を学びたいと考えたのです。そこでは製造業を中心にコンサルテーションに携わり、営業から企画開発までの戦略立案、さらに全社戦略の部分も担当しました。また、AI関連のスタートアップに出向したことで、新しいビジネスを作る現場を目の当たりにし、会社が急成長する過渡期も経験できました。
今は新しい会社に慣れながら、お客様への新規提案をメインに担当しています。部署のメンバーは実行部分のコンサルティングをやってきた人が多いので 、私は前職の知見 を活かし、いかに最初の戦略部分を描くかということを考えています。そこをメンバーと共有しながら提案に織りこみ、実行までを担っていく。Ridgelinezならではの一貫したサービスを提供していきたいと考えています。
目標は、実際に会社経営に携わること
Ridgelinezに入社した決め手は、デジタルをベースにした会社という点がまずひとつ。今後の経営戦略において、デジタルの知見は必要最低限のものになってくると思います。その知見を活かしつつ、様々な分野のエキスパートがいる中で、最初から最後までお客様と一緒に走っていける環境に魅力を感じました。
もうひとつは、できたばかりの新しい会社ということ。今まさに組織戦略を作っていこう、変えていこうとしている会社ですから、そこでしっかりとした実績を残したいと考えています。私は現在、社内の組織戦略を変えていこうというプロジェクトも手伝っています。 大企業ではそう簡単に変わらないし、小規模な企業は変えるべきものが少ない。Ridgelinezのような中堅規模で、トップもしっかりした会社となると、あまり他にないのではないかと思います。
Ridgelinezで最終的にトライしたいのは、お客様と合弁会社のようなものを作り、その経営に携わるということです。製造業の経験が長いので、知見を活かせるのは確かですが、あまり業種や業界にこだわりたくはありません。こだわってしまうと、その中でしか太刀打ちできなかったり、他分野の良いものに気づかなかったりということも往々にして出てきます。ですから、そこは広く見て知見を増やすことで、画期的な提案ができるのではないでしょうか。
経営に携わるという目標を実現するために、まずは長いプロジェクトを担当し、お客様のビジネスにおける戦略から実行・完了までにしっかり関わっていきたいです。そうした変革の成功事例を積み重ねることで、経営経験としていろいろなことを学べると思います。自分が手掛けたという実感のもてる案件、Ridgelinezとしても実績になるような案件を作っていければと考えています。
Ridgelinezが共有する“変えよう”という意識
Ridgelinezでは、これまでに私が関わったほぼ全員の人が“会社を変えよう”と考えています。トップから若手までがそう思いながら進んでいるというのは、とても大事なことではないでしょうか。だから社内の雰囲気も勢いがあるように感じます。ずっと同じメンバーでやっていると何事も固定化して停滞しがちですが、まず変えていこうという土台に乗っている点が、すごく良いと思います。
また、この会社に入って感じたことのひとつに、自主勉強会がすごく多いということがあります。若手社員が中心となって自主的に集まり、コンサルティングで活用する理論やツールの体系化などの勉強会をやっています。私もいくつか参加しているのですが、皆さん本当に意欲があって、すごく面白いと思いました。私のような中堅のシニアマネージャーの役割として、勉強だけで終わらせず、学んだ事を所属部署の戦略と繋げてあげる必要性も感じています。
これから入社される方には、固定概念をもたず、会社を変えることについて一緒に考えていけることを期待しています。Ridgelinezは今のところ、8割くらいが前身の会社から移られた方です。その良い点を認めつつ、会社をより良くするためにどう変えられるか。外からの目線で非合理的に感じる部分は真摯に指摘してほしいです。逆に“思うけど言えない”というタイプの人は必要ないのかもしれません。今いる人たちも様々なことを変えていこうと考えていますが、そう簡単に変えられるものではありません。だからこそ、外部から来た人の意見を積極的に取り入れ、より良い会社にしていきたいと思っています。