当社・三井物産プラスチック株式会社の名前を聞いて連想されるのはどんなことでしょうか?
『プラスチック』って将来性は大丈夫?何を扱っているの?ペットボトル??
――様々なイメージが思い浮かぶかと思いますが、今回は当社が取り扱っている
お米を原料にした素材(ライスレジン®)の新規導入ニュースをお伝えいたします。
日本のお米が"世界"へ
当社は、日本の米どころである新潟県 南魚沼から展開する企業と共に取り組みをしており、
今回、国内初、ライスレジン®製パレットの導入が決定しました。
パレットとは聞き馴染みがないかもしれませんが、海外から輸入をしたり、
輸出をする際など、大きな荷物を運ぶためや物流の効率化には欠かせない、土台のことを指します。
食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、飼料としても処理されず通常は廃棄されてしまう
非食用米を独自の技術でアップサイクルしたものや、休耕田、耕作放棄地等を活用して生産した資源米などを
プラスチック製品として使用できるように製造されたもので拡販することになりました。
ライスレジン®は、CO2排出抑制だけでなく、耕作放棄地など日本の農業・経済課題の解決にも寄与するものです。
とても画期的な素材ですが、こちらの製品は、ただ単純にこちらの素材を使った"だけ"ではありません。
パレットに求められるのは、重い荷物の持ち運びや長年の使用に耐えるべく高い耐久性等も求められます。
求められる高い要件を満たすように、製造方法にもノウハウを詰めて今回の新規採用に至りました。
商社の仕事とは
学生の皆様にとって我々"商社"の仕事はなかなかイメージがしにくいと思います。
商品をメーカーから買って、お客様に届ける…その流れ中で我々・商社が世の中にどのように価値を提供し、利益を生み出すのか・・・そこを考え、メーカーやお客様を導いていくのが我々・三井物産プラスチック株式会社の仕事であり、価値となります。
▼ライスレジン®製造工程
素材の技術の発展も勿論化学業界には欠かせないファクターです。
しかしながら、どのような商品を生み出せればお客様の望む形で提供できるかを
ともに考えてともに創っていく、それが出来るのが商社の役割です。
ライスレジン®において、寝具/クッション材、各種包装資材、カトラリー、台所用品、雑貨向け等、
どんどん用途が拡がってきております。
当社は今後、他の物流資材も視野に入れた開発、取組をさらに加速して参ります。
※「ライスレジン®」は、株式会社バイオマスレジン南魚沼の登録商標です。