3月12日、今治造船グループの多度津造船株式会社で建造中であった液化天然ガス(LNG)を燃料とする自動車専用船“CENTURY HIGHWAY GREEN”が竣工し、当社に引き渡されました。
本船は従来の重油燃料の船に比べ、温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素(CO2)の排出を25%~30%(注1)、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%、LNG燃料の使用に加えEGR(Exhaust Gas Recirculation)を使用することにより窒素酸化物(NOx)の排出は80%~90%の削減を見込む次世代型環境対応船です。低環境負荷での輸送を実現する、当社運航自動車専用船で初めてとなるLNG燃料船の就航は、当社が掲げる『”K” LINE 環境ビジョン2050』の目標達成に向けた重要なマイルストーンとなります(注2)。
また、去る3月3日には、竣工に先立ちリモート形式による命名式が執り行われました。愛知、香川、岡山、東京の4拠点をオンラインで結び、トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、代表取締役社長 : 豊田 章男)の内山田竹志代表取締役会長ご夫妻、国土交通省海事局の大坪新一郎局長、環境省中国四国地方環境事務所の上田健二所長、今治造船株式会社 檜垣幸人代表取締役社長、ならびに当社代表取締役社長の明珍幸一らが出席しました。本船は、当社自動車専用船で過去4隻に採用した伝統ある“CENTURY HIGHWAY”という船名に、地球や環境との調和をイメージさせる“GREEN”を冠し、命名されました。
本船では、さまざまな環境対応策やデジタル技術を採用し、当社が重要課題としている安
全・環境・品質の向上を図っています。
詳細は下記をご覧ください。
https://www.kline.co.jp/ja/news/car/car-413586458126020327/main/0/link/210312JA1.pdf