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株式会社国際協力銀行

日本とアフリカのより良い関係構築に寄与する専門性を磨きたい

インタビュー

幼少期の英国での生活を通してアフリカの国々に関心を持ち、日本とアフリカの互恵的な関係構築に貢献できる仕事を志してJBICに入行した森岡隼也。1年目の現在、電力・新エネルギー第1部でアフリカでの太陽光発電事業に関わる新規案件などを担当しています。

職員が語る”JBIC REAL DAYS” #01

日本とアフリカのより良い関係構築に寄与する専門性を磨きたい

入行1年目(電力・新エネルギー第1部、総合職)職員のJBICライフとは

幼少期の英国での生活を通してアフリカの国々に関心を持ち、日本とアフリカの互恵的な関係構築に貢献できる仕事を志してJBICに入行した森岡隼也。1年目の現在、電力・新エネルギー第1部でアフリカでの太陽光発電事業に関わる新規案件などを担当しています。現地を訪問しての調査では、未電化地域に初めて電力が供給される様子を目の当たりにし、案件の意義や可能性を肌で体感したといいます。仕事に取り組む中で新たに得た視点や、この先に目指す姿を聞きました。

JBICにとっても新たな挑戦となる電力の新分野で案件組成に尽力

小1から高2までを過ごしたロンドンでは身近にアフリカ出身の友人も多く、アフリカの国々に自然と関心を持つようになりました。大学では国際関係論の中でもアフリカに焦点を当てて学び、日本とアフリカの互恵的な関係の構築に貢献できる仕事がしたいとJBICを志望しました。入行1年目の今、電力・新エネルギー第1部でアフリカの案件にも携わり、特に現在検討中の案件は、入行時の思いが叶うようなプロジェクトだと感じています。

この案件はアフリカの未電化地域に太陽光発電を導入するもので、入行半年を過ぎた頃、現地に出張して調査を行いました。初めて家に電気が届くことを喜ぶ住民の表情が印象的で、未電化地域に電力が供給されることが、人々にとってどれだけ大きな意味を持つのかを肌で知ることができました。

JBICではこれまで大規模な太陽光発電事業への融資実績は複数ありますが、こうした未電化地域向けの発電事業の案件は例がなく、新たな挑戦となります。経験のない分野においてリスクを的確に見極めながら案件を組成していく上では、市場の全体像を理解するとともに、行内の知見やノウハウを新分野にいかに応用していくかも重要なポイントだと実感しています。

日本企業とプロジェクト所在国の両方を支援できる役割にやりがい

新規案件の他にも、チリの石炭火力発電などの既往案件の管理も担当しています。10年、20年と案件が継続していく過程では、当初は想定していなかったイシューが生じることもあり、それがJBICの債権保全にどのような影響を及ぼすのかを判断して対策を立てる必要があります。今はまだ自分では判断がつかないことも多いのですが、まずは自分なりに問題を整理して考えをまとめた上で、先輩や上長に助言を仰ぐことを心掛けています。

担当案件を通じて、日本企業をサポートすると同時に、プロジェクト所在国の経済発展にも寄与できることに、JBICならではの仕事のやりがいを感じます。アフリカとの互恵関係に貢献したいという思いは変わらず強くありますが、一方で、新たな視点を得て考え方が変化した部分もあります。例えば就活中は、JBICが携わる大型のプロジェクトに関心が向いていましたが、現在検討中の案件などを通して、事業規模は比較的小さくとも、その国の暮らしに大きな影響を与え得るプロジェクトもあると気付きました。相手国にとって今必要な案件はどのようなもので、なおかつそれを支援することがJBICの理念に沿っているのかをしっかりと考えながら、案件組成を進めていく重要性を改めて感じています。

ワークとライフを等しく大切にする上司や先輩の働き方から学ぶ

若いうちに世界のあちこちを自分の目で見たいという思いがあり、入行して初めての夏期休暇に南太平洋のバヌアツへ旅行しました。観光を通して歴史や文化を知るだけでなく、現地の人との会話から情勢や気候変動などの課題にも触れることができ、旅は自分の視野を広げる良い機会だと捉えています。今後は中央アジアや、南太平洋の他の島々も訪れてみたいと思います。

仕事が忙しい時期でも、チーム内で互いにサポートし合いながらきちんと休暇をとる考え方がJBICには根付いています。部署の先輩や上司も時差出勤制度をうまく活用していて、仕事とプライベートの両方に等しく重きを置きながら第一線で活躍する姿に、新人として多くを学んでいます。

この先の目標は、サブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南地域)の専門性を高めることです。アフリカについてノウハウの蓄積がある日本企業は限られ、また、ポリティカルリスクの高さから民間のみでは進出しにくい地域であり、JBICが果たすべき役割は大きいと感じています。今後は留学や語学研修制度も利用しながら、アフリカ各国のガバナンス体制や意思決定の構造について知識を深め、アフリカに関する実務的な専門性を磨いていきたいと考えています。

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