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東京海上日動火災保険株式会社

東京海上日動の採用チームリーダーが語る、採用活動の変革と仕事の魅力。

人事メッセージ

新たにコース別採用を導入し、採用活動の変革に踏み切る東京海上日動。現在の学生の志向や想いを汲み取り、そのニーズにより一層応えられる採用を実現していく。今回は東京海上日動での豊富なキャリアを持ち、現在は新卒採用を牽引する採用チームリーダーにインタビュー。変革に踏み切った背景やそこに込められた想い、さまざまな仕事の魅力についてお話しいただきました。

<企業紹介>

日本で最初の損害保険会社として1879年(明治12年)に創業。以来、業界のリーディングカンパニーとして、社会が直面するあらゆるリスクに挑み、社会の発展を支えてきた。お客さまや地域社会から真に必要とされる「良い会社"Good Company"」を目指し、保険を通じて、様々な社会課題の解決に貢献し、個人や企業の挑戦を支える会社であり続ける。

<人物紹介>

東京海上日動火災保険株式会社
人事企画部人材開発室
採用チーム 課長
木名瀬 祐貴
2005年に入社後、営業として地域金融機関を4年間担当。その後重工業メーカーを8年間担当し、海外でのビジネスにも携わる。2017年よりニューヨークに駐在し、日系グローバル企業の営業を担当。2022年に帰国し、人事企画部にて採用を手掛ける。

入社後のギャップをなくしたい

木名瀬様_写真1
——— 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずは、御社の採用方針がどのように変わるのか、教えていただけますでしょうか。

木名瀬 祐貴さん(以下、木名瀬):
新卒採用において、コース別採用を導入します。具体的には「Corporate & Global※」「営業」「損害サービス」「オープン」の4つのコースを設定し、各コースを選択して選考に進んでいただきます。(※総合職のみ募集)。これまでは、入社後に希望や適性に応じて配属を決定してきました。入社時から専門性を活かした配属になるSPEC総合職もありましたが、入社する方の大部分は入社後に配属を決定していました。コース別採用に切り替えることで、会社全体のことはもちろん、それぞれの仕事についても予め深く理解していただき、これまで以上に一人ひとりの志向や適性に合った採用を実現していきたいと考えています。

——— コース別採用を導入するに至った、背景をお聞かせください。

木名瀬:
People’s Businessといわれる保険の仕事は、人材が競争力の源泉であり、当社を選んでいただく理由として最も多いのは「人」の魅力です。一方で、今の学生のみなさんは自立した考え方を持っていて、キャリア志向が高く、自分自身でキャリアを形成していきたいという想いが強くなっていると感じています。就職先を決める軸としても、どんな仕事を経験できて、どんなキャリアを歩んでいけるかが重要視されています。学生のみなさんには、「人」にプラスして仕事の魅力をより深掘りできる採用にすることで、みなさんのニーズに今まで以上に応えていきたいと考えています。
当社には、営業や損害サービス、コーポレートといったさまざまな仕事があり、その特性は大きく異なります。就職活動は情報の非対称性が存在する世界だと思いますが、限られた情報でキャリアを選ばなければなりません。そのなかで東京海上日動における仕事にもっとフォーカスして、業務内容への理解をより深めた上で、どの採用コースに進むかを判断していただきたい。そうすることで、入社後のギャップをできる限りなくしていきたいという想いがあります。

——— 一人ひとりの志向や想いに、より応えられる採用になるということでしょうか?

木名瀬:
そうですね。社員の働きがいを高め、会社が組織として強くなっていく上で重要なことは、一人ひとりの想いと会社の目指す姿が繋がり、それを全員が実感しながら自分の想いを実現していくこと。当社では社員一人ひとりの想いを「My Aspiration」という言葉で表現しているのですが、学生のみなさんのAspirationに対して真摯に応えていきたいです。

情報をより丁寧に伝えていく

木名瀬様_写真2
——— それぞれのコースにおける特徴や魅力、また向いている人を教えてください。

木名瀬:
まず損害サービスからお話しますと、目の前に困った人たちがいて、その人たちを支えていく仕事になります。そのため、他者に貢献する気持ちや、誰かを支えたいという想いを根底に持った人が向いています。また損害サービスの仕事は、ひとつの事故に対して社内外の関係者と協力して、いかに課題を解決していくか、そしてその事案を次に活かし、いかに再発を防ぐかということまでを手掛ける仕事です。そうしたプラスアルファの価値をお客さまに提供したい人に、ぜひ来ていただきたいです。

——— 損害サービスは、実際の仕事をイメージしにくい学生も多いのではないですか?

木名瀬:
そうですね。インターンシップなどを通じて仕事を深く知り、イメージが変わったという学生さんも多くいます。私たちがより丁寧に情報を伝えていくことで「自分に向いている」「この仕事をしてみたい」と思ってもらえる人が増えると思うので、WEBの情報を充実させたり、イベントを開催するなど情報発信に力を入れています。
また当社の損害サービス部門には自分の仕事を好きな人が多く、他の部門に移動しても、大半の人がまた損害サービス部門に戻りたいと言います。その理由は業務の面白さだけでなく、行き詰まったときに周りのメンバーと助け合い、支え合いながら解決していくチームワークのよさ。職場の雰囲気や人がよいことも、損害サービスの大きな特徴だと思います。

——— 営業コースはいかがでしょうか。

木名瀬:
営業は私自身も長く経験しましたが、やはり人と接することが好きで、人生において信頼関係を大事にしている人が向いています。また、お客さまや代理店さんと一緒に新たな価値を生み出していく、何かを変えていくことを求められる仕事なので、そうしたバイタリティも欠かせません。「東京海上の営業として、こういうことを実現したいんだ」という熱い想いを持っている人が活躍できます。損害保険というビジネスの本質は、社会課題を発見し、解決に導いていく。日々の業務を通じて、そうしたダイナミズムを感じられることも営業部門の大きな魅力だと思います。

——— 人と人の繋がりや信頼関係を実感できるやりがいも大きそうですね。

木名瀬:
はい。People’s Businessである以上、大事なのはお客さまや代理店さんとの信頼関係です。それも一過性のものではなく、中長期で信頼を築くことが大切。私は以前、同じお客さまを8年間担当して大きなプロジェクトにも携わりましたが、そこで一緒に仕事をした方たちとは、今でも飲みに誘っていただくような人間関係ができています。こうした関係が築けることも、営業のひとつの魅力です。

——— Corporate & Globalコースはいかがでしょうか。

木名瀬:
私自身も以前はニューヨークに駐在していましたし、今も人事として会社全体を見る仕事をしていますが、コーポレート部門では仕事を通じて視野が広くなり、会社や社会に対する見え方が変わると実感しています。グローバルという観点では、会社がM&Aを通じて積極的にグローバル展開しているなかで、世界の保険マーケットにおいて東京海上グループがどうあるべきかを考え、その実現に向けて仕事をする醍醐味があります。私が仕事をしていたアメリカは、東京海上グループ全体の成長戦略として重視され、最も事業投資をしてきた国です。買収した企業がたくさんあるなかで、いかにグループシナジーを生み出すかが重要な戦略であり、その一端を担う仕事に大きなやりがいを感じていました。

——— 海外で仕事をする経験は、人間性の成長にも繋がりそうですね。

木名瀬:
そうですね。買収した現地企業に出向して、まさにローカルの社員と同じ仕事をするケースもありまして、そういう経験をした社員はとてもたくましく見えます。外国人に囲まれ、マイノリティとしてバリューを発揮しなければいけない環境で、日々苦労しながら仕事をしているので、1、2年経つと見違えるように成長する。若くしてそんな経験ができる機会はとても貴重なのではないでしょうか。

力を最大限に発揮できる配属を

木名瀬様_写真3
——— オープンコースは、入社後に配属が決まるコースということでしょうか?

木名瀬:
東京海上日動の人や組織に魅力を感じたり、パーパスに共感して入社したいと思っても、自分がどの仕事に向いているのかわからない人や、入口の段階では決め切れない人もいると思います。オープンコースではそういった人たちと向き合い、個人の持つ力を最大限発揮できるような配属を叶えたいと考えています。そのために、どんなキャリアを歩んでいきたいのかなど一人ひとりと丁寧に対話し、適性を見極めながら成長していける部署に配属します。

——— 御社のことを知り尽くした人事の方に相談しながら配属を見極められることは、学生にとってもメリットがありますね。

木名瀬:
そうですね。東京海上日動という会社のなかで個の力を引き出し、成長を実現するためには、入社時の学生さんの志向と私たちが考える適性が必ずしも一致しないケースもあります。だからこそ丁寧な対話を大切にして、仕事内容だけでなく職場の環境も含めて、その人の可能性を最大限に引き出せる仕事に就いていただきたいと考えています。

——— 最後に就職活動をしている学生のみなさまに、メッセージをお願いします。

木名瀬:
情報量が増え続けるなかで、巷に溢れる情報に触れるのはいいですが、就職活動という人生における大事な局面において、意思決定をする主体は自分自身であって欲しいと思います。自分の意思で決断したことは、社会人になった後できっと力をくれます。例えば大変な場面があったときに、なぜその会社に入ったのかを思い返すことが、一歩を踏み出す力になることがあります。
情報に踊らされず、自分自身で見て、聞いて、感じたことを大切に、自分と正直に向き合って決断してもらいたいです。そのときに判断の軸として大切にして欲しいのは、これまでの人生で培ってきて、これから先も大事にしていきたいと思える価値観。それとぶれないような軸で会社を選ぶような就職活動をするのが一番よいのではないかと思います。

——— 本日はありがとうございました。新しい採用方針や、それぞれの仕事の特徴についてよくわかりました。採用活動の変革による、さらなる会社の発展を期待しています。

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