デジタル化が革新的に進み店舗に足を運ばなくても世界中から物を購入できる時代となった今、百貨店の在り方は大きな変革期を迎えています。
三越伊勢丹では、デジタルテクノロジーを積極的に取り入れることで、デジタルとリアルが共存する、百貨店の新しいビジネスモデルの創造に取り組んでいます。
長年にわたり築き上げてきた経験や強みを時流とともに先鋭化することで、既存の事業モデルに捉われることなく独自性を追求し、変革を続けてきた三越伊勢丹。
今回は、三越伊勢丹が挑戦する、デジタルとリアルを融合させた事例をご紹介します。
三越伊勢丹とマクアケが示す「デジタル×リアル」の幸福な関係
ニューススイッチ https://newswitch.jp/p/18542
三越伊勢丹では、クラウドファンディング(FC)サイト「Makuake(マクアケ)」と連携し、製品化前の商品が並べられるコーナーを2015年伊勢丹新宿店に設置。
マクアケの「製品化のための資金調達にとどまらない作り手の支援をしたい」という思いと、三越伊勢丹の「ネットで何でも買える時代に新たな百貨店のあり方を作らなくてはいけない」という危機感が重なり生み出されたこの取り組み。両社がこの場で行った約4年間の取り組みやそれによって得た成果は、デジタルとリアルが融合した幸福な関係を示しています。
おもてなしとデジタルを融合で実現した、新しい靴の購買体験サービス
伊勢丹新宿店では「毎日が、あたらしい。ファッションの伊勢丹」を進化させ、新しい価値の創出と差別化を行い、心の豊かさを創造できるようなリモデル行っています。
これまで、伊勢丹新宿店の婦人靴は東京マーケットのファッション感度の高いターゲットから支持を受けており、ブランドラインナップの豊富さと、ブランドの垣根を超えた買い回り環境が強みでした。
今回のリモデルでは、この従来の強みにデジタルテクノロジーを融合させることで、「新しい婦人靴の購買体験」を実現。
自分だけのカスタマイズデザインや、AIを活用した計測に基づくオリジナルミッドソールの導入など、最高の顧客体験の実現を目指した新しい取り組みをご紹介いたします。