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武蔵コーポレーション株式会社

東大生は、大企業よりも「未成熟な市場」に挑戦した方が良い理由とは

インタビュー

日本ではまだ数少ない個人向け資産運用会社である「武蔵コーポレーション」。大企業ではなく、あえてそんな少数精鋭のベンチャー企業を選択した2人の元東大生に、就職活動や仕事への思いを語っていただきました。東大生はもちろん、特に大学受験を頑張ったという学生たちに伝えたいメッセージが詰まっています。

<企業紹介>
「武蔵コーポレーション」は、不動産の中でもアパートやマンションといった収益用不動産に特化し、単に不動産を売る・買うというだけにとどまらず、資産形成・資産保全という専門的な領域のコンサルティング業務を行っているフェッショナル集団。一人でも多くの顧客の将来の不安を払拭し、生活と心の安定を提供することで、社会全体の活性化を目指す。

<人物紹介>
【東大OB】
黒田 漢 (写真・右)
東京大学 教育学部卒業
大学時代はアメリカンフットボール部のトレーナーとしてチームを支えた。2016年武蔵コーポレーションに新卒入社後、経営企画部にて新規事業立ち上げを担当。 2017年からは、マーケティング、広報、PR担当として 集客を一手に担っている。

【東大OB】
廣田 和貴(写真・左)
東京大学 農学部卒業
農学部研究室を経て大学院へ進むことを考えていたが、ふと出会った武蔵コーポレーションに惹かれ、進学をやめて2017年に新卒入社。売買営業部で営業を経験したのち、新卒採用担当に着任。新卒採用の仕組みづくりを行う。

なん年も同じことをするより、スピード感を求めた



―――東大時代、就職について考え始めた頃のお話を聞かせてください。―――

黒田漢(以下、黒田):大学ではアメフト部のトレーナーを務めていました。実は東大アメフト部では、多くの部員が留年を選ぶんですよ。同期25人中、22~23人くらいは留年していましたし、もともと私も4年で卒業するという概念はあまりありませんでした。4年生のときに少し就職活動をしてみたものの、部活があるので午前中しか時間が取れない。ひとまず4社ほど受け、内定をいただいた会社もあったのですが、もう少し色々見てみたかったので、予定通り5年生に持ち越しました。

廣田和貴(以下、廣田):私のいた農学部では、9割ほどの学生がそのまま大学院に進んで研究を続けるのが通例なんです。自分もなんとなく、皆といっしょに院へ行くものだと思っていました。3年生の冬、その段階ではまだ研究室に入っておらず、研究生活がどんなものなのか体験できていなかったため、研究と就職のどちらが自分に合っているのか分からなかったということもあり、「一応就職活動の雰囲気だけは掴んでおこうかな」という程度で、軽く採用サイトを見たり合同説明会へ行ったりしていました。
その後4年生になって研究生活を送り、大学院への受験届提出と入金まで済ませたのですが、「“なんとなく”で大学院へ行っていいのだろうか」と思い始めて、同時並行で就職活動も再開することに。そして結局は、院ではなく就職の道を選びました。

―――武蔵コーポレーションへの入社が決まるまでに、具体的にはどんな就職活動をされましたか?―――

黒田:4年生のときは、コンサルやデベロッパーを見ていました。中でも大手不動産会社が行っていた、ベンチャー企業を集めてイノベーションを生み出そうというプロジェクトはかなり惹かれましたね。5年生になってからは、どういう環境で働きたいかということも意識して会社を見るように。40~50社くらい回った中で、創業者や経営者の方の意向が強く反映されている会社のほうが、会社の方向性が分かりやすくて自分に合っていると判断。
デベロッパーが気になっていたこともあり、人材紹介会社の方から、「三井不動産出身の社長が経営している会社があるから、話を聞いてみたら?」と紹介されたのが、武蔵コーポレーションでした。一次面接で社長と話をすることができたのですが、「なんだかすごい人だな」と俄然興味が沸いてきて。専務や当時の採用担当者といっしょに昼食を取りながら面接をしてもらったこともありました。三次面接で内定をいただき、その後1週間ほどインターンシップをするうちに、チームプレーを大切にしていたり、笑い声が絶えなかったりといった会社の雰囲気も良く入社を決意しました。

廣田:私は、目まぐるしく変化していく環境が好きなんです。大学の先輩たちに話を聞き、同じ仕事を何年も続けているという大手企業の先輩よりも、幅広い仕事をしているベンチャー企業の先輩のほうが、私にはやりがいがあって楽しそうに思えました。また大学時代に、立ち上げたばかりの予備校でバイトをしていた経験も、会社選びに大きく影響しています。講師としてだけではなく運営にも関わらせていただき、その創業者である社長を間近で見ていて、とても活き活きと仕事をしている。どんなに大変でも、自分もこんなふうに働きたいと考えるようになりました。
私も人材紹介会社の方に武蔵コーポレーションを紹介してもらったのですが、その時点では不動産のことはよく知らず、何をしている会社か全くわかりませんでした。そんな中、「東大生限定座談会」というイベントに参加し、そこで社長の話を聞いて、考え方に感銘を受けたのが決め手でした。社長の著作の内容や、面談してくださった社員の方々から感じた印象など、会社としての考え方がすべて一貫している。そういう筋の通った会社って強いな、と。近江商人の「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」の考え方を本気で実現しようとしていることにも感動しました。

黒田:私も何年も自分が同じ仕事をしているイメージがありませんでした。会社が色々なフィールドに進出する中で、やらなければならないことや求められる仕事のレベルが上がり、どんどんステージが移っていく。そんなスピード感が武蔵の魅力でした。

「頑張っている人を見るのが好き」それは誰かを支援する仕事



―――お2人のお仕事内容を教えてください。―――

廣田:入社直後は4カ月ほど売買営業部に配属されていました。短期間でしたが、2日目から1人で営業に出向いたり、基本的に1つの案件に関するすべてを任せてもらったりと、基礎となる部分はかなり学べました。8月に異動が決まり、現在は新卒採用を担当しています。インターンシップの実施や、そこへ学生を動員するための説明会の開催、他にも一次面接で「いいな」と感じた学生には、内定が出るまでサポートも行います。でも、実際は、そういう表向きの仕事の何倍も、事務仕事がある。採用の仕事ってキラキラしたイメージがあったのですが、人前で話したり場を盛り上げたりする以外にも、裏で細かい調整をしたり地道な作業を積み重ねたりと、さまざまなスキルが求められる難しい仕事なんだとまさに実感中です。

黒田:現在は、WEBマーケティングの仕事をしています。たとえば、社長の不動産関連の著作を無料プレゼントするという広告を検索サイトやメルマガに掲載し、お客さまに本を読んでいただいて、投資面談へ来てくださるよう働きかけたりします。そこから先は他部署の営業へ引き継ぐのですが、特に経営者や医師など、富裕層のお客さまの保有する物件の稼働状況を見ながら、その資産をしっかりとお守りすることで、本業のほうも上手く回るよう支援していくのが目的です。
経営者の支援は、まさに私のやりたい仕事の1つでした。頑張っている人を見るのが好きなんですよ。アメフト部の頃も、部員皆の体調を整えたり、怪我を上手く乗り越えられるように考えたりと、試合に勝つためのサポートを4年間行ってきましたので、努力した人が結果を出すというのは見ていて気持ちがいい。
あと、社長がやろうとしているビジネスについて1番初めに聞くことができるポジションでもあります。調べ物をしたりお客さまとの面談を手配したり、言うなれば社内で社長の支援をしている。社外か社内かの違いだけで、支援という仕事の本質は同じなのかもしれませんね。

飲み会や日々の業務からコミュニケーション能力を学び取る

―――武蔵コーポレーションの面白いところはどこですか?―――

黒田:もちろん色々ありますが…、そうですね、「東大飲みの会」というがあります。社長も含めた東大出身者で集まって、定期的に飲みに行っています。真面目な話もしますが、女性社員からの恋バナを聞いたり、社内の噂話なんかも出てきます。とても楽しい会なのですが、社長と少人数で飲めるというのは、社会人としてのマナーやコミュニケーション能力などを身に付けられる貴重な機会でもあります。特に話の回し方は勉強になりますね。仮に人が10人いたとして、会話をしていくうちに4対6など2つに分かれてしまうことってよくあるじゃないですが。でもせっかくなので10人全員で1つの話題を共有したい。1対1では上手く話せても人数が増えるとダメ、ではいけない。どれだけ多くの人を巻き込んで話ができるか、見えない接点を見つけて人を結びつけ、話を振っていくことが必要です。仕事でも同じ。研修などで司会進行役を務めることもよくあるのですが、大勢の前で話をする社長、それを聞いている人たちなど、相手の立場に立って、どの立場の事情も敏感に感じ取り、自分が言うべきこと質問すべきことは何なのか考えることが大切です。私は飲み会を通じてそれらを社長から学びました。

廣田:分かります。社長の話は面白いし、やっぱりすごいんです(笑)。私はインターンシップで、何十人という学生に対して社長が話す様子を毎回見ているのですが、まずは空気を和ませて緊張を解し、話しやすい雰囲気を作ったうえで、本当に大事なところは落ち着いて言い聞かせるなど、緩急の付け方が本当に参考になります。

―――学生時代に考えていたことと、入社後のギャップはありましたか?―――

廣田:学生時代には、成長とはたとえば、エクセルやパワポを上手く使えるようになるなど、目に見えるスキルが上がることだと思っていました。でも働き始めてから分かったのは、成長しなければならないのはむしろ、プレッシャーに打ち勝つ力や苦しい状況でも逃げない心、そういった目に見えないところだな、と。そこを鍛えてもらえる環境にいるというのは、大変ありがたいと実感しています。

黒田:色々な仕事が経験できるというのは、イメージ通りでしたね。入社1年目で新規事業に携わることがあったのですが、貸金業の会社を設立しようということになり、その免許を取得するために必要となる資格を取って、実際に新たに会社を立ち上げたんです。それが資金調達の関係で白紙に戻ってしまい、すぐに閉じることに。入社半年で会社を作って潰すって、なかなか体験できることじゃないですよ。今やっているマーケティングについても段々範囲が広がってきていますし、本当に飽きることがありません。
学生時代と違うと感じるのは、ゴールの目指し方でしょうか。昔は自分にできることをやるところからスタートし、「今回はこれだけできたから、次はあと少し頑張ろう」と自分の力をもとにして目標が決まっていくことが多かった。でも、仕事では、会社が達成すべきゴールをまず設定して、そこから逆算していくことで、今何をしなければならないのか自分の行動を作っていく。ギャップということではないかもしれませんが、考え方が大きく変わりましたね。

大学受験よりももっと本気で、自分に合った会社を選んで欲しい



―――今後の目標は何ですか?―――

廣田:武蔵で働いて幸せになれる人、お客さまや取引先さまに幸せを届けられる人、そしてお客さまや取引先さまも幸せになっていく、そんな、「幸せ」をどんどん増やしていけるような存在になるのが目標です。社長も、「日本一社員が幸せに働ける環境を作りたい」と話していますので、新卒採用担当として、まずはその実現に向け一助となれたらと思っています。

黒田:私はマーケティングとして、総合的なプライベートバンキングサービスの実現のために取り組んでいくつもりです。現在、武蔵では不動産関連の業務が9割を占めていますが、今後さらに取り扱える商品の幅を広げて、お客さまから「武蔵なら安心して資産を丸ごと預けられるよね」と言っていただける会社にしていきたいです。

―――最後に学生に、特にOBとして東大生へ、メッセージをお願いします。―――

廣田:武蔵は失敗しても見離されない職場です。東大生には、プライドが邪魔して失敗を怖れ、思い切った行動ができない人がけっこういると私は感じています。そういう人にこそ、プライドを捨てて挑戦できるこの環境で、力を付けて、いっしょに会社を大きくしていってもらいたいです。

黒田:いわゆる「東大生がよく行くとされる就職先」よりも、あえて「未成熟な市場」で勝負をしてみて欲しいです。 そのほうがよっぽど、「東大卒」が稀少性の高い武器となるはずですから。せっかく自分の人生を投資するのだから、誰が見ても正しいと思うような会社に行っても、それは誰もが欲しいと思う株を買うのと同じようなもの。たいした利益はありません。不動産投資の業界はいまだにFAXでのやり取りが主流で、なかなかIT化が進んでいません。また、中には「胡散臭い業界だ」と思われる方がいるのも事実。当社は積極的にITスキルを投入して成功していますし、業界のイメージを覆すような会社にしていければ、成し遂げられることは相当大きいと思います。
東大生はもともと、周りが「1番良い大学だ」と言うから東大に入り、周りが良いと言うものが良いものだと思いがちなところがあります。自分もそうでした(笑)。ただでさえ、周囲の評価が過剰に耳に入ってきやすいですからね。私なんか東大に受かった途端、急に親戚が増えたりしましたし(笑)。

廣田:東大あるあるですね。高校まで何も無かったのに、大学に入って急にお年玉をくれるようになった親戚がいたり。嬉しかったですが(笑)。

黒田:それが、私がさほど名の知られていない資産運用のベンチャーに入ったと聞いて、また減ったんですよ親戚…(笑)。でも、そんなことを怖がって自分の職場を決めるのは勿体無い! 東大だけに限らず、大学はたとえ学校があまり好きじゃなくても、サークルやバイトなど、どこかには自分の居場所を見つけることができる。でも、大学と会社は、違います。大学受験よりももっと本気で、自分に合った会社を選ばなければなりません。受験で勉強を頑張ってきた人たちだからこそ、その稀少な能力が本当に求められる世界に飛び込んで欲しい。自分の成長次第で何かが変わるような経験をしてみて欲しいと願っています。

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