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日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

年間1万人以上が応募する「日本TCS」1Dayインターンに迫る

採用広報

システム開発のプロジェクトマネジメントがリアルに体験できると話題のインターシップ

日本タタ・コンサルタンシーサービシズ(以下、日本TCS)は、ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューションを提供する、インド発のグローバルITサービス企業、タタコンサルタンシーサービシズ(以下、TCS)の日本法人。同社の特徴は、世界各地のTCS社員と最適なチームを編成しプロジェクトを進める「ハイブリッドモデル」。その、システム開発のプロジェクトマネジメントがリアルに体験できると話題の同インターシップについて、新卒採用担当のお二人に話を聞いた。

企業紹介

インドを代表するタタ・グループは、世界100カ国以上で幅広い事業を展開するコングロマリット。その一員であるTCSは、従業員50万人以上、46カ国で事業を展開するグローバル企業だ。世界中の一流企業をITやデジタル技術で支え、変革を後押している。日本TCSはTCSの日本法人。数々のグローバル企業に価値をもたらしてきたTCSが持つ、業界最高水準のITサービスやソリューションを日本企業向けに最適化。世界各地のプロフェショナルとコラボレートしながら、多様な業界におけるビジネスの成功を支援する。

人物紹介

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
HR 新卒採用部
栗原 和也(写真:左)

2011年、前身の(株)アイ・ティ・フロンティアにSEとして新卒入社。約半年間の研修を経て、大規模な会計システム開発プロジェクトにSAPエンジニアとして従事。顧客の会計業務改革プロジェクトに携わったのち、2017年より人事部に異動。主に新卒採用を担当。

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
HR 新卒採用部
金 英周(キム ヨンジュ)(写真:右)

日本の大手化粧品メーカーの韓国法人でマーケティング、韓国の大手電気機器メーカーで日本人エンジニア採用を経験した後、日本でのキャリア形成を決意して2016年に来日。人材エージェントとして、グローバル人材の日本企業就職を支援。2020年に日本TCSに入社。人事部にて新卒採用を担当。

多国籍環境でのプロジェクト進行を体験する、独自のプログラム

―――インターンシップの概要について教えていただけますか?

栗原:「グローバルプロジェクトマネジメントワークショップ」という1Dayインターンシップを実施しています。当社は、世界各地のTCS社員とプロジェクトチームを組んでビジネスを進める「ハイブリッドモデル」が特徴。それを疑似体験できる内容になっています。1チーム4~5人で、全員がプロジェクトマネージャーとして要件定義から開発フェーズまでのプロジェクトマネジメント業務を経験する、オンライン形式のプログラムです。

―――具体的にはどんな内容になるのでしょうか。   

栗原:3つのフェーズに分かれています。第1に企画・提案~設計フェーズです。外資系自動車メーカーを仮想クライアントとして、お客様が抱える課題解決のためにWebシステム開発を提案する場面からグループワークがはじまります。お客様の課題とエンドユーザーの声を整理し、ソリューションの提案とそれに基づくシステムの設計をします。第2に計画フェーズ。開発タスクを整理し、プロジェクトの計画を立てます。第3に開発フェーズです。複数の国からなるチームに、それぞれ計画したタスクを割り当ててプロジェクトを進行します。本プログラム独自のシステムを使いタスクを割り当てると、作業時間がカウントダウンされて、実際にプロジェクト作業が進行しているかのように進捗管理ができるようになっています。

―――日本TCS様のインターンならではの特徴はどんなところになりますか?

栗原:一般的なプロジェクトで起こる仕様の追加・変更、システム障害をはじめ、日本TCSの「ハイブリッドモデル」ならではの、日本だけでは起こらないようなトラブルもロールプレイできるよう設計されています。たとえば、海外で洪水被害が起きてメンバーが出社できないとか、家族の大事なイベントがあるため急きょ長い休暇に入るとか。環境や文化、価値観が違うことで起こるトラブルも盛り込まれています。こうしたトラブルシューティングやタスクの管理をしながら、プロジェクトマネージャーとしてクライアント対応も同時にこなす・・・というマルチタスクで、達成率100%を目指してチームで取り組んでいただきます。また、多くの1Dayインターンシップは「企画・提案」フェーズのみであることが多いと思いますが、ここでは開発フェーズまで体験していただける点も特徴です。

金:1日のインターンシップで10チームぐらい参加するのですが、各チームの進捗状況がリアルタイムで表示されるので、自分のチームの達成度が何%で、いま何位なのかというのが一目瞭然です。負けず嫌いなチームはすごく盛り上がっていますね。ゲーム感覚で楽しめるのも魅力なんじゃないかなと思います。達成率100%になるのは、3チームぐらいでしょうか。

―――100%達成率が10チームのうち3チームですか! かなり難易度が高いんですね。

栗原:厳しいですよね(笑)。通常、プロジェクトをまったく同じ条件でやることってないじゃないですか。ただこのワークでは、開発チームが同じで、つくるシステムも同じ、全参加チーム同じリソースです。それでも差が出てしまうというところが、プロジェクトマネジメントの醍醐味。計画の立て方やトラブルの対処の仕方、チームメンバーの役割分担で品質や工数に大きな差が生まれることが、面白いところではないでしょうか。

プロジェクトマネージャーの重要性、市場価値を知ってほしい

―――インターンシップがこのような内容になった背景を教えていただけますか?

栗原:本当は長期インターンシップで業務経験を積ませてあげたいのですが、ITシステム開発は基本的に守秘義務契約などがあるので現場は体験させてあげられない。なので、それに近いワークサンプルをつくって提供しようというのが目的です。システムをつくるためのマネジメントが適切にされないと、実際にクライアントへ価値を提供することはできません。コンサルタントに興味がある学生も多く参加されていますが、こうしたプロジェクトマネジメントの重要性や面白さを理解してもらえる機会になればいいなと思っています。

金:もともとオフラインで開催していたものをオンライン形式に変えて実施しているのですが、それは新型コロナウイルス対策からではないんですよ。実はそれより前からオンライン化に向けて動いていました。採用人数を増やしていく中で、今まで私たちがリーチできなかった地方や海外の学生さんなど、たくさんの人に出会える形をつくろうということで、この企画がつくられています。

―――このインターンシップで伝えたいこと、また特に学んでほしいことはどんなところでしょうか。

栗原:チームでのプロジェクト進行を学んでほしいです。一般的に、プロジェクトを一人だけで成功させることは非常に難しいです。情報量が多かったり、同時多発的にトラブルが起こったりするので、チームで連携してシナジーを生み出しながら成果を出すことが求められます。トラブル自体はどうしても起こるものなので、悪いことではありません。思うように進まずイライラすることがあるかもしれませんが、その原因は何かを冷静に考える。「自分の考え方は正しい。相手が間違っている」という思い込みをブレイクスルーしないと乗り越えられないことが多々あります。また、このワークでは文化や国籍など多様なメンバーが関わるハイブリッド環境を再現しており、様々なすれ違いが起こります。自分自身の先入観や偏見と向き合い、新しく物事を捉えなおす力を身に着けてもらいたいと思っています。

金:私自身が海外で働いている身として皆さんに伝えたいのは、日本の当たり前が正しいとは限らないということです。また、英語ができるからグローバル人材かというと、そうではない。いろんな国籍の多様な環境で育ってきた人と一緒に働くことは、思っているより大変で、自分と異なる価値観を尊重する姿勢が、語学力以上に大きな意味を持ちます。多様性は面倒なことが多いかもしれませんが、それまで当たり前に思っていた常識やこだわりと向き合うことで、新しい可能性が見えてくる。ハイブリッドな環境でいろんな価値観に触れながら、多様性を楽しみ、柔軟に働く価値を知ってほしいという想いがあります。

―――それぞれ、このインターンシップに込めた想いを聞かせていただけますか?

栗原:個人的な想いでもありますが、当社に入社するかしないかは別として、すべての学生に一度参加してもらいたいんです。今やどの業界においてもデジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれていますが、ITによる変革はITベンダーに発注する側であるユーザー企業のIT理解の深さも重要です。海外ではシステム開発における要件定義をユーザー企業主体で行うのが一般的です。日本と比べてユーザー企業のITに関する理解が深く、変革にも積極的なんですね。しかし、日本においては、詳しいシステム要件をITベンダー側で請け負って定義することが多く、ユーザー側はIT理解が深くないこともしばしば。これによりコミュニケーションにかかる時間が増加したり、変革に向けた足並みがそろわずイノベーションが起こりにくい状況に直面したりしています。これからの社会を担う若い世代の方々には、こうした日本の課題を知り、打開できるように準備をしてほしいです。ユーザー側になろうとベンダー側になろうと、ITシステムがどのようにつくられるのかを知っているだけで必ず役に立ちます。少しでもITシステムに理解のある人材として世の中に飛び立ってほしいなと思っています。

金:IT業界を目指している学生の方と話をしていると、コンサルティングをやりたいかエンジニアになりたいかの2つの選択肢しか持っていないように感じます。その真ん中にあるプロジェクトマネージャーの存在を知らない人がほとんどなんですよね。実際、中途採用ではプロジェクトマネージャーの市場価値はとても高いんですよ。ひとりで仕事をしても成果は「1」にしかなりませんが、10人、100人のチームを束ねて成果を出すことで、その人の価値は「10」や「100」、それ以上にもなります。社会により大きなインパクトを与える仕事をしたいと考えている方にとって、プロジェクトマネージャーは絶対に見ておくべき領域だということを伝えたいです。

日本の常識を打ち破る、世界最高水準のTCSで働く
―――お二人から、日本TCS様で働く魅力をそれぞれ聞かせてください。

栗原:私は日本TCSで働く中で、日本のやり方が必ずしも正しいわけではないということを実感しました。グローバルの視点で日本の働き方やITの課題を知れたことは、視座を高める貴重な機会となりました。また外資系だからいい、というわけではないのだということ。世界のIT企業でトップクラスの評価を受けているTCSだからこそ、最先端の環境に身を置いてその感覚を身に着けることができる。TCSの中にいるからこそ得られることが多いんだなと感じています。

金:私は入社前から、タタ・グループの独特な企業文化に興味があったんです。「地域社会への貢献が、企業の存在目的そのもの」、という考え方に強く共感しています。そしてとにかく人が良いですね。One TCSというスローガンのもと、社員一人ひとりを尊重し、お互いサポートし合う雰囲気があります。それから、社員の能力開発を積極的に支援しています。技術スキルやビジネススキルなど、希望者は誰でも受講可能な研修が数多く用意されています。”LinkedIn Learning”や”Udemy”など社外ラーニングプラットフォームのライセンスも付与されます。自分さえやる気になれば何でも学べる環境があるというのはすごく魅力。私の社会人生活の中でも、一番自分が成長したなと実感できるのはこの会社だなと思っています。

―――最後に、就職活動中の学生へ向けて、アドバイスをお願いします。

栗原:とにかくたくさん人と積極的に会ってほしいなと思っています。就活で出会った人事や現場の社員、または就活仲間など、縁のあった人全員を味方につけるぐらいの気持ちで、どんどんつながってほしい。そのつながりからたくさんの情報を引き出して、色々な価値観を学び、戦略的にチャレンジを続けていただけたらと思います。人とのつながりは、これからの人生の財産になります。就活期から、将来の自分自身が望む選択肢をつかみ取る準備だと思って、挑んでほしいなと思います。

金:日本は大学3年生ぐらいから就職活動がはじまるので、そのタイミングで自分のやりたいことがわからないのは当然だと思います。自分の可能性を狭めずに、いろんな仕事や会社を知り、先輩社会人に出会うチャンスなので、とにかく動きだしてみてほしいです。今しかできないことがたくさんありますので、ぜひチャレンジしてほしいなと思います。

―――たくさんの思いが込められたインターンシップですね。採用に対する熱い気持ちが伝わりました。本日はありがとうございました!

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