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三井物産株式会社

【三井物産】採用責任者が語る、海外大生を採用する理由とは。

インタビュー

「人の三井」という言葉があるほど、一人ひとりが抱く想いや個性を大切に考えている三井物産。多様な人材を採用するため、海外大生の採用にも積極的に取り組んでいます。今回は、人事総務部 人材開発室長の田渕さんに、海外大生を採用する理由、三井物産で働く魅力などを取材しました。

<企業紹介>
「世界中の未来をつくる」をMissionに掲げ、鉄鋼製品、金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、食料、流通事業、ヘルスケア・サービス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開している。

<取材対象者>
人事総務部
人材開発室長
田渕順司
1995年 入社
入社後、財務部、人事部を経験後、ITソリューションビジネスや環境ビジネスに携わる。2010年から米国でベンチャー投資に従事。2015年からシンガポールで金属資源ビジネスの責任者を務め、2020年4月から現職。

取材時:2020年9月

商社のビジネスモデルや仕事のやり方は常に変化しているが、仕事に対するマインドセットや姿勢は変わらない

―――――本日はお忙しい中ありがとうございます。入社されたのは1995年とのことですが、総合商社のビジネスはどのように変化していますでしょうか?

田渕順司氏(以下、田渕):本日は宜しくお願いします。総合商社は何をやっている企業か、人によっても時代によっても捉え方は様々だと思うのですが、私が三井物産に入社して以来感じてきたのは物流と投資の両輪で成り立っている事業体だということです。
ただ、物流や投資の取組み方や当社の立ち位置は変わってきたと思います。例えば、投資では業界や分野によってその取組み方は異なりますが、投資先の事業経営により深く携わる方向に舵を切っています。車の運転に例えるならば、助手席に座るのではなく、ドライバーズシートに座って自ら運転していくイメージです。
顧客やパートナー、更には社会的・産業的課題を掘り起こし、それを解決しようとする中で、世の中に新しい価値を産み出す、こうした当社の存在意義は、私が入社してから変わっていないと思います。

――――ありがとうございます。約20年ぶりに人事に戻ってきたことになりますが、心境をお聞かせください。

田渕:さすがに20年も経っているので、戻ってきたというより、新たにゼロから挑戦するという感覚が強いです。
ただ私が着任してから直ぐに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今までのやり方が通用しないことも多く、手探りで採用活動を進めざるを得ないこともありました。社内で喧々諤々に議論しながら、こういう変化の時だからこそ新しい手法を試みるなど、出来ること、成すべきことを考え抜いて実行してきました。

海外大生を採用する、3つの理由

―――――今回は、海外大生の採用がテーマになります。まずは海外大生を採用する理由を教えてください。

田渕:面接を通じて感じることは、海外大生にはとても魅力的な人が多いということです。その魅力はどこから来るのか、自分なりに整理をすると、3つの点に集約できると考えました。
1つ目は、その好奇心の強さと行動力です。海外大生の皆さんは自らのコンフォートゾーンを飛び出すということを既に体験しています。大抵は大学生の時ですが、人によっては高校生の時、中には中学生の時に海外に飛び出している。日本で生まれ育ちその他大勢の人と同じように日本で進学するという選択肢もあったと思われる中で、敢えてそこから飛び出し、日本人がマイノリティである決して楽ではない環境に自らを放り込む選択をしている。相当な勇気と覚悟が必要だと思います。
我々、商社の仕事も、ビジネス環境の変化に合わせて新しいことに常に挑戦し続けることが求められるので、同じ場所にずっと留まり続けることはありません。慣れ親しんだ同じ場所に居るのは人間誰しも楽ですが、そうしたコンフォートゾーンから積極的に飛び出していく必要がある。だから、自ら飛び出していける人、そうした行動特性を既に今までの人生で発揮している人は、我々のような会社にフィットしやすいと思いますし、魅力を感じるのです。

――――自ら外に飛び出す意思決定をしている、と。2つ目はいかがでしょうか。

田渕:2つ目は、一言でいうと多様性です。海外大生の中には、必ずしも自らの意志で外に飛び出していった人ばかりではないと思います。例えば、ご家族の仕事の都合で自らの意志とは関係なく幼少期から海外で生活してきた人も多くいます。どういった理由であれ、海外で学生時代を過ごした経験のある方は、多様性が当たり前の感覚として身に着いていることが多く、発想や考え方が実に豊かです。こうした点も魅力を感じます。
当社のビジネスの主戦場は海外にシフトしています。私たちが共に働く仲間は、文化的、歴史的、また国籍も違う多様なバックグラウンドを持った人たちです。今後三井物産を牽引していく人には、そういった仲間たちをまとめ上げるリーダーシップが必要です。多様性が体験として身に着いている皆さんの活躍を私たちは求めています。

――――多様性が2つ目ですね。では、最後は?

田渕:3つ目は、多角的な視点とそこから生まれる意識の高さです。海外大生と話をしていると、日本という国に対して強い思いを馳せている人をしばしば見かけます。海外で生活をして日本を外から見てきたからこそ、感じることがある。そして、自分は日本人なんだというアイデンティティが育まれていきます。海外大生の中には日本人として何か日本の将来の為に役に立ちたい、日本を起点にGlobalに活躍したいという志を抱いている人が多い。当社のビジネスモデルは既に「From Japan、To Japan」という発想からは抜け出しており、日本の為だけを考えて仕事をしているわけではありません。当社のミッションは「世界中の未来をつくる」ことです。ビジネスの主戦場は世界だという意識を持っていますし共に働くメンバーはどんどん多様化しています。それでも三井物産という会社は日本で生まれ日本の産業の発展とともに育ってきた会社であることは紛れもない事実であり、そのルーツは飽くまで日本です。日本人として世界に貢献するんだという誇りを持ち続けたいと思っているからこそ、海外大生から日本に対する思いを聞くと共感するのです。

海外大生が三井物産で働く魅力とは

――――ありがとうございます。それでは海外大生が三井物産で働く魅力を教えてください。

田渕:グローバル市場で、世界を舞台に仕事がしたいと志している人にとって、三井物産には最高のフィールドと言えると思います。世界中に張り巡らされた現地法人、顧客やパートナーとのリアルなネットワーク、新たな事業に挑戦するための原資という意味での資金力、長い歴史を通じて多角的に事業を培ってきた経験から積み上げられたビジネスの知見、これほどまでに挑戦する為に必要なリソースが揃っている会社は世界でも例を見ません。自らに強い意志があってこうしたリソースを使い倒すことが出来れば、三井物産というプラットフォームを使ってやれることはとてつもなく広がります。

――――最後に海外大生にメッセージをお願いします。

田渕:皆さんには、「海外大生として得難い経験は何であったか?」ということを是非伺いたいと思っています。その上で、「この先も世界を舞台に生きていきたい、活躍したい」と思うかどうかを聞いてみたいと思います。もしその答えがYesなのであれば、先ほど申し上げた魅力を持っている皆さんには当社の「世界の未来をつくる」ことに是非参加して欲しいと思います。三井物産はこの先も変革と成長を続けていきます。そんな未来の三井物産を一緒になって創り上げる、こうした思いを皆さんと共に実現したいと考えています。

――――本日はお忙しい中本当にありがとうございました。様々なお話しを聞けて大変参考になりました。

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