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お知らせ

(前編)【イベントレポート】複数大学と企業によるキャリア支援プログラム「キャリアデザインコンソーシアム」を初開催しました!

2023年1月11日(Day1)から2月4日(Day2)にかけて、ビズリーチ・キャンパスとしては初の取り組みとなる、複数の大学と企業によるキャリア支援プログラム「キャリアデザインコンソーシアム」を開催しました。

記念すべき第1回は、
・青山学院大学 進路・就職センター様
・中央大学 キャリアセンター様
・明治大学 就職キャリア支援センター様
にご参加いただきました。

協力企業としては、パナソニックグループ※(以下 パナソニック)から講師や社員の派遣、
プログラムのご提供を行っていただきました。

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こんにちは!ビズリーチ・キャンパス運営事務局です。

複数の大学と企業が連携したキャリア支援プログラムを初めて開催しました。
学生、大学、企業、それぞれにとって、とても有意義な会になりましたので、それぞれがどんな想いで取り組んできたのかをお届けしたいと思います!

どんなプログラムだったの?

<プログラムに込められた思い>

「学生一人ひとりが、今まで学んできたこと(学問、体験、知識、能力)は 社会でも活かせる場所があることに気づいてほしい。」
「そして、残りの学生生活で、それぞれの参加者が ”更なる挑戦” を描いてほしい。」
そんな思いを持って企業、大学関係者が打ち合わせを重ねてプログラムが実現しました。

<日程>

Day1 2023年1月11日(水) 〜 Day2 2023年2月4日(土)

Day1で企業(パナソニック)から与えられたテーマ(課題)に対して、3大学の学生が混合で18のチームを作り、その解決策を約1ヶ月間議論し、Day2でプレゼンテーションを行いました。
また、本プログラムは5つのステップで構成され、受講後も学びが継続するように設計しました。

step1.「企業研究 」※パナソニック様による講義
step2.「1次・2次情報を元にした自分なりの仮説生成」
step3.「社会人との対話 」
step4.「自分の学びと社会との連動」
step5.「更なる挑戦を描く」
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<参加学生>

青山学院大学/中央大学/明治大学の1、2年生を中心に約90名が参加

<運営>

共催:青山学院大学 進路・就職センター
   中央大学 キャリアセンター
   明治大学 就職キャリア支援センター
協力:パナソニックグループ(パナソニック(株)/パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株))※パナソニックグループ(パナソニック ホールディングス(株)、パナソニック(株)、パナソニック オートモーティブシステムズ(株)、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(株)、パナソニック ハウジングソリューションズ(株)、パナソニック コネクト(株)、パナソニック インダストリー(株)、パナソニック エナジー(株)、パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株))
今回はパナソニック(株)、パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株)の2社が協力
運営:ビズリーチ・キャンパス

超豪華な講師陣!

パナソニックからは事業責任者が4名参加!

今回のプログラムには、数千億円規模の事業の企画、事業開発、マーケティング部門を率いる事業責任者が4名も講師として登壇。
Day1では具体的なビジネスモデルやパナソニックが向き合う社会課題と解決に向けたソリューションのご説明などを懇切丁寧に且つユーモアたっぷりにお話頂きました!
事業に込める想いや、仕事の楽しさや難しさを熱心にお話いただく姿勢に、学生も前のめりになって真剣に話を聞いていました。

Day2では、学生のプレゼンテーションを真剣な眼差しで聞いてくださり、的確なフィードバックで学生の学びを深めてくださいました。

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<講師陣>

パナソニック㈱ くらしアプライアンス社 
キッチン空間事業部 調理機器BU マーケティング総括 酒本様

パナソニック㈱ くらしアプライアンス社
ランドリー・クリーナー事業部 ビジネスデザイン部 部長 木原様

パナソニック㈱ 空質空調社
企画本部 事業企画センター 所長 池田様

パナソニック㈱ エレクトリックワークス社
経営企画室 事業開発推進部 部長 原様

※所属・役職はキャリアデザインコンソーシアム開催時点の内容を記載

社会人が対峙しても難しいテーマに学生は夢中になって議論ーーーー


Day1のプログラムの目玉でもあるテーマ発表は次の通り。
各事業責任者から、事業概要と実際に各事業で起こっている課題をご説明頂くとともに、それぞれのテーマを発表していただきました。

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<テーマ発表>

テーマ①くらしアプライアンス社キッチン空間事業部

「日本の民生用市場をターゲットとした、パナソニックの調理機器ハード・サービス事業の事業成長と顧客価値創造に向けた新規商品・サービスおよびマーケティングの提案をしてください」

テーマ②くらしアプライアンス社ランドリー・クリーナー事業部

「日本の食品ロス削減の解決につながる、パナソニックのビジネスモデル・マーケティング施策を提案してください」

テーマ③空質空調社

「未来予測からのバックキャストで2030年 ‘’こんな技術・商品があったらいいな‘’空気質をテーマにシステム提案をしてください」

テーマ④:エレクトリックワークス社

「ワークプレイス(オフィス)で働くヒトをターゲットとした、パナソニックの、「空間ソリューション事業」の、事業成長と顧客価値創造に向けた新規システム・サービスおよびマーケティングの提案をしてください」

3週間の議論を通して事業責任者もアッと驚く素敵なアイデアがーーーー

全18チームを4つに分けて、それぞれにテーマを1つ割り振りました。
与えられたテーマに対して、チームごとに約3週間議論。
Day2では事業責任者に対し5分間のプレゼンテーションに挑みました。

限られた時間の中、どのチームもオリジナリティ溢れる企画を考え、運営サイドや講師陣も驚くような素敵なアイデアを提案してくださいました。

事業責任者からは
「素晴らしいアイデアの数々に驚いた。若い方から学ぶことが本当に多いことを、改めて気付かされた。明日から、若手や新入社員との接し方を変えようと思う!ありがとう!」
「設定したテーマに縛られない自由な発想が非常に面白かった!」
「商品開発の現場でも思いつかなかったアイデアを聞くことができて驚いた!」
など、熱いメッセージをたくさんいただくことができました。

最後に、テーマごとに1チーム、合計4つのチームに優秀チーム賞を授与しました。

本プログラムに挑戦し、1ヶ月間走り抜けて下さった学生の皆さん、本当にありがとうございました。
そして、優秀チームに選ばれた皆さん、本当におめでとうございます!!

また、今回初めてのプログラムにご協力いただいた各大学の皆様、パナソニックの皆様には多大なるご尽力をいただき感謝致します。

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学生の可能性を信じることを学んだ運営サイドーーーー

運営サイドは「テーマが難し過ぎて、学生が着いて来れないかもしれないかも。」
という心配をプログラムの開催前にはしていましたが、そんな心配は完全に杞憂に終わりました。

大学職員の方からも、
「学生の持っている底力を良い意味で見せつけられた。」
「短期間で素晴らしい成長を遂げているのが見れて本当に良かった!」
「これだけのパワーコンテンツでもやりきる学生の可能性はすごい!」」
とのコメントが寄せられるなど、今回のプログラムでは、学生だけでなく、私たちにも多くのことを学ばせてくれる機会になりました。

今回の第1回をきっかけに、より多くの大学様と多くの企業様とともに、学生へのキャリア支援の機会を増やしていきたいと思っております。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
(ビズリーチ・キャンパス運営事務局一同)


【特別企画】学生による記事制作企画が発足しました!

さて、今回のプログラムにご参加いただいた学生の中から、イベントレポートを一緒に作りたいというお声を頂いたので、ここからは、6名の学生にご協力頂いたインタビュー記事をご紹介したいと思います!

どんなことにも積極的にチャレンジしようとする姿勢が本当に素敵ですね!

ご協力いただいたのはこちらの6名です!


青山学院大学 松本さん
明治大学   本松さん
中央大学   飯島さん 金さん 平井さん 山嵜さん

記事の内容

<前編>

・パナソニック様へのインタビュー
・各大学キャリアセンター様へのインタビュー

<後編>

・キャリアデザインコンソーシアムに参加した学生の感想
・優秀チームの副賞として実施したパナソニック㈱会社見学スペシャルツアーの感想
・編集後記(6名の学生)

まずはプログラムの提供と講師や社員の派遣をいただいたパナソニック様に、本取り組みにご参加された想いや感想をお伺いしました!

パナソニックの小幡様にインタビューしました!

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パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
リクルート&キャリアクリエイトセンター 採用部 部長 小幡寛斉様

インタビュアー:中央大学 飯島さん


キャリアデザインコンソーシアムに参加しようと思った背景を教えてください。

大きく分けて二つあります。
一つは、学生の皆さんに情報をお届けする場を作りたいという思いからです。
採用を担当している中で、就職活動において内定をもらうことが一つのステータスになっていると感じています。
しかし私は、就職活動は、「学生と企業のマッチング活動」であるべきであると感じています。
マッチング活動においては、学生の「自分のキャリアの中で何を実現したいか。」「それを実現するにはどの場所がいいのか。」と、企業の「やりたいことにマッチする人材はどんな人か。」という、お互いの観点の中で情報を密にし、理解し合うことが重要だと考えています。その第一歩として今回、学生の皆さんに企業側のリアルな情報をお届けする場を設けたいという思いがありました。

また、二つ目ですが、これからの社会の中心を担う学生の皆さんの感性やアイデアはビジネスに必ず役立つという考えがあったからです。
この企画を通して、学生の皆さんのアイデアに耳を傾け、さらにパナソニックという企業を知っていただく良い機会になればと思い、この企画に協力しました。

参加した感想をお聞かせください。

学生の皆さんは短い時間でヒントも少ない中で、とてもよく試行錯誤してくださったと思います。
特に、Day1とDay2の中間に設けられたアドバイスの時間に、とてもうれしそうな皆さんの姿が見られました。短時間の中で、アイデアが煮詰まりきらずに壁にぶつかるところまで話し合ってくれていた。私はその熱量が素晴らしいなと感じました。そこまで粘ってくれたからこそ、各ビジネス部門の責任者の方々もその新しいアイデアに惹かれたんだと思います。今回、学生だけでなく、企業側にもそういった新しい発見があり、これは素晴らしい関係だなと感じました。

今回のような取り組みは、冒頭に申し上げた就職活動ゲームのような状態から、企業と学生との相互のマッチングという見方への転換に大きく役立つと改めて感じました。これからは本企画を足掛かりに、こうした取り組みを社内・社外問わず広めていくことができればと思っています。
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<取材中の飯島さんと小幡さん>
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小幡様、プログラムの提供からインタビューのご協力まで、本当にありがとうございました!

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それでは、続いて今回キャリアデザインコンソーシアムにご参加頂いた3つの大学の職員の皆様にインタビューした内容をご覧ください!

他大学と連携して学生のキャリア支援を行う意図は?ーーーー


青山学院大学 進路・就職センター 平井様にインタビューしました!

こんにちは!青山学院大学2年の松本です。
本学の進路・就職センターに勤務している平井様にお話を伺いました。
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<青山学院大学青山キャンパス>

<松本さん>

まずは、キャリアデザインコンソーシアムに参加された目的を教えてください。

<平井様>

3年生から就活を始めるにあたり、慌てて業界研究を始めると視野が狭くなるのではないかと考えており、低学年のうちからキャリアを考える教育の重要性と、それにより進路選択の幅と視野を広げてほしいという思いから本企画を発案しました。
もちろんキャンパスライフを充実させることが第一ですが、低学年のうちから自身の将来のことを考える機会を提供したいと考えていました。
例えば“コングロマリット”を1つのキーワードとして、1つの企業の中で様々な部門を抱える企業様に協力してもらうことで、学生の企業・業界研究がより深まるのではないかとも考え、パナソニック様にご協力頂き今回の企画が実現しました。

<松本さん>

特に、学生に伝えたかった事はどんなことでしょうか?

<平井様>

今回のイベントを通して、早い段階から将来の進路をイメージする経験をしてほしいということと、社会人の方と接することで、自分の考えを広げてほしかったということがあります。
加えて、コロナ禍において学生同士の交流を広げてほしかったという部分もあります。他大学の学生と関わり、学生同士のネットワークを作ることで、様々な背景を持つ人と接し、自分の考えを広げてほしいと考えていました。

<松本さん>

実際に参加された感想をお願いします。

<平井様>

内容が非常に高度で密度もあったので、試験期間を跨ぐようなスケジュールにおいて上手くまとまるのか不安でした。しかし実際にプレゼンを聞いたところ、学生がきちんと仕上げて素晴らしいプレゼンを行っていたので、非常に驚き感動しました。
パナソニック様からも高い評価を頂けたと伺ったので、改めて学生のパワーを感じました。

1人だと思いつかないようなことが、複数の人と話し合うことで、それぞれの学生の考えの幅が広がったり、新たなモノの見方や共感する力を養えたりすることができたのではないかと思います。企画を通してこのような変化が学生の中で起きるといいと期待していましたし、実際アンケート結果を見たところ、期待していたような学生の心の変化を見ることができました。

今回の企画が刺激になり、今後様々なことに対応していくための力が出てくるきっかけになったのではないかと感じます。
また、学生から様々な声を聞くことで、学生間での思いが違うということを実感しました。
それぞれ更に学業や進路選択に向けて頑張っていってほしいです。
これから進路を考えるにあたり、個人の希望や思いをくみ取ったキャリアの支援をしていかなくてはならないと強く感じました。

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中央大学 キャリアセンター 北田様にインタビューしました!


こんにちは!中央大学2年の平井です。
キャリアセンターに勤務している北田さんにお話を伺いました。
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<中央大学多摩キャンパス>

<平井さん>

キャリアデザインコンソーシアムに参加した感想をお聞かせください。

<北田様>

このお話をいただいた当初は、学年、学部、しかも大学も違うチームの学生たちと、対面ではないオンラインで本当にうまく企画提案ができるのかという不安も正直ありましたが、その不安を吹き飛ばすような素晴らしい最終プレゼンを聴くことができました。
期末試験も挟むあれだけの短期間に、他大学の学生と日程調整をして、質の高いプレゼンを作り上げたことは誇れるものと思います。私自身、学生から学ぶことは本当にたくさんあると感じましたし、学生たちの感性や実行力に無限の可能性を感じました。

また、今の学生は必ずしも対面で会わなくとも、オンライン上で物事を進め、成果を出せることを改めて認識しました。社会に出て色んなハードルがあってもいとも簡単に飛び越える行動力と柔軟性を持ち合わせていると思います。

今回この企画に参加した学生は、プロのマーケティング手法や、ビジネスの厳しさに触れたと思います。厳しいなりにも一つのことをやり遂げた達成感や、アイデアを出す面白さを体験したはずです。この経験を今後の学生生活に生かし、これからの就職活動において役立ててほしいと思います。

<平井さん>

キャリアデザインコンソーシアムに対する今後の期待があれば教えてください。

<北田様>

オンライン開催であれば地方の大学にもご参加いただきたいです。
今回以上に専門性が異なる学生同士で議論することができるし、また新しい発想や、地域の違いによる気づきがあると思います。

商品企画にとどまらず、製品化に向けて提案した企画が会社でどのように会議にかけられ、商品として世の中に出ていくのか、そこまで見えたら面白そうですね。実際に商品化までつなげられたら学生たちのモチベーションもさらに上がると思いました。
大学での教育とキャリアデザインコンソーシアムの経験が相互に補完し合い、学生の行動に積極的な変化が起こることを期待しています。

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明治大学 就職キャリア支援センター 倉吉様にインタビューしました!


こんにちは!明治大学2年の本松です。
キャリアセンターに勤務している倉吉さんにお話を伺いました。

私のパートでは、キャリアデザインコンソーシアムのお話と、会社見学ツアーに参加した感想についてインタビューしました。

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<明治大学 駿河台キャンパス>

<本松さん>

今回、キャリアデザインコンソーシアムに参加された目的や期待していたことを教えてください。

<倉吉様>

目的は大きく分けて2つあります。
1つ目は学生と社会人の方との接点を作りたかったこと。
2つ目は学生を良い意味で転ばせて、学生生活により主体的に取り組んでほしいと考えたことです。

 まず1つ目に関しては、今の学生の気質として正解を求めるということと、人と話すことを苦手に感じている学生が増えている傾向にあると思っています。そのような中で今回の企画を通して、自分が働くイメージがネット上で記事やYouTubeを見たりするよりももっとリアルに分かったと思います。そのようなネットより臨場感のある情報の大切さに気付けるのではないかという期待がありました。

 次に2つ目に関してですが、今回のイベントに参加された学生の方は、例えばうまくチームが機能しなかったとか、マーケティングの知識が足りなかったなど、何かしらうまくいかなったなぁ、とか悔しい思いをされた方も多かったのではないかと思います。自分自身の経験として失敗をすることで、次の目標がより明確になるのではないでしょうか。課題が見つかることで、授業や学生生活の中で、解決するための知識やスキルを学んでいくことができると考えました。

また、大学で学んでいることが社会でどう活きるのかということも実感された方も多かったのではないでしょうか。例えば、3C分析、4P分析といった大学でも学ぶことを社会人の方も使っていて、大学で学んだことがどういう風に社会で活きるかが少し見えたと思います。こういった大学での学びが社会に繋がっていることが分かると一層学びへの意欲が高まるのではないかとも考えています。

<本松さん>

続いて、会社見学ツアーに参加した感想を聞かせてください。

<倉吉様>

今回学生の皆さんは4名のパナソニックで活躍されている社員の方にインタビューをしていましたが、質問が途切れることがなかったのが良かったと思います。この企画に参加された学生の皆さんは、社会人の方とお話をするというハードルがだいぶ下がったと思います。

インターネット等を通して情報を得ることが簡単になったこともあり、対面で直接情報を引き出すことを億劫に感じている学生の方が増えていると感じています。ただ今回、実際に直接会社を訪問して、社員の方と直接話すことで得られる情報は、インターネットで得られる情報よりかなり多いのを実感できたのではないでしょうか。
次のステップとして、自分でアポ取りをして1対1でお話を聴くということにチャレンジしてもらえれば嬉しいです。

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各大学の職員の皆様ありがとうございました!

後編へ続く

後編の記事はこちら!