BizReach Campus

App Storeから無料ダウンロード

ダウンロード
close

株式会社IDOM

悩める早稲田生が聞く「先行き不透明な時代に“生き残れる人材”ってどんな人ですか?」

インタビュー

変わりゆくスピードがどんどん速まっているビジネスの世界。その最前線でもあるデジタルマーケティングでチャレンジを重ねているのが株式会社IDOMだ。デジタルマーケティングのチームで29歳にしてリーダーを務める新森亮さんに、就活生がさまざまな角度から話を伺いました。

<企業紹介>
中古車の買取からスタートした株式会社ガリバーインターナショナルが、2016年に「株式会社IDOM」へと社名を変更。未来へ「挑む」にかけたその言葉通り、新たな事業やイノベーションを生み出そうとしている。店舗での中古車売買にとどまらず、ネット分野の新規事業にも進出している。

<人物紹介>
社会人
新森 亮(写真:一番左)
株式会社IDOM
マーケティングチーム
デジタルマーケティングセクション
セクションリーダー
新卒で入社後、3年間は店舗で営業を担当。本社の事業部推進部へ配属となった後、新規に設立されたデジタルマーケティングセクションへ参画。2015年よりセクションリーダーを務める。

就活生
登坂 直弥さん(写真:左から2番目)
早稲田大学法学部
新規事業もしくは既存事業のグロースに興味があり、事業創造系、事業発展させることができる企業を志望している。

澤竹 正英さん(写真:一番右)
早稲田大学商学部
事業創造系
世の中に必要とされる人材として、ジェネラリストを目指しており、自分の価値を高められる企業を志望している。

「成長意欲」を指針に進んできたキャリア

登坂直弥(以下、登坂): 就活時代のお話と、当時、ガリバーを選んだ理由を教えてください。

新森亮(以下、新森): 就職活動をしていたころは、強いビジョンを持っていたわけではありませんでした。澤竹さんと同じように、ジェネラリストを目指したいという観点に近かった気がします。

ただ、「成長意欲」は人一倍強かったので、一部上場しているにも関わらずベンチャー気質の残るガリバーの社風が魅力的でした。入社1~2年目で店舗を任されたり、数年で複数の店舗をまたいで任せてもらえる、と聞いていたので、意欲さえあれば成長できる環境だと感じ、入社を決意しました。

澤竹正英(以下、澤竹): ほかに、就活をしていた業種、職種などはありましたか?

新森: 業態や職種にはまったくこだわりがありませんでした。成長できる環境に入ることが第一の目標だったので。さまざまな業種の、さまざまな職種を視野に入れていました。

登坂: 入社後は、どんなキャリアを歩んでいったのですか?

新森: 入社後3年は、店舗で働いていました。当時、「寺子屋」と呼ばれるブロックがあり、店長以外は新卒1~2年目で運営する店舗がありました。私はそこへ入り、自分たちで店舗づくりをして、集客も合わせて考える。2年目から店舗を任されるようになり、3年目に本社へ異動となります。

異動先は、ガリバー事業推進チーム。その中で、店舗のマーケティング部門に配属され、チラシや新聞広告、バナーなどを製作して、集客施策を実施していました。本社に配属されて2年目に、デジタルマーケティングチームが立ち上がります。当時、デジタルマーケティングの予算が膨らんでいき、部署として独立。2年前からその部の責任者(セクションリーダー)を務めています。

登坂: 本社に配属されて、考え方などに変化はありましたか?

新森: 視野の広さ、視点の高さが変わったと思います。もともと、弊社では「全員が創業者意識を持つように」と言われますが、その範囲が店舗から全社へと変わりましたね。店舗で働いているときから自分は情報収集を意識していました。コストや売り上げなど、店舗視点で見ていたものが、異動してからは会社規模で把握するように。

情報収集に大事なのは、人とのコミュニケーションです。所属する部署だけでなく、足を使ってさまざまな部署の情報を集めに行きました。多くの情報が手に入ると、実施できる施策の幅、懸念点の払拭などたくさんのことを事前に実行・対処できるようになります。

膨大な予算がある。プレッシャーもある。それってすごく恵まれた環境

澤竹: 店舗を経験後、現在はデジタルマーケを担当していて、どんなことにモチベーションを感じますか?

新森: 自分の事業部は、背負っている数字(予算)がとにかく膨大。マーケティングチームとして、集客や認知の拡大だけでなく、商品開発やマネタイズポイントを生み出すといったミッションを課されることもあります。既存の範疇だけでなく、さまざまな提案やアイデアを生み出せるのは、モチベーションにつながっています。

登坂: 膨大な予算に対するプレッシャーを感じることはありますか?

新森: どういう観点で見るかによりますが、責任を達成するという意味合いで、目先のものに対してはプレッシャーを強く感じます。同時に、未来に対するワクワクもある。目先のことを達成しなければいけないときは、プレッシャーが8割、残りのワクワクが2割くらい。ただ、集めた情報をもとに今後を見据えた“事業の未来”提案をする際には、ワクワクが8割、プレッシャーが2割と逆転する。「目先」と「未来」で感じ方が変わりますね。

登坂: そのように分けて考えるようになったのはいつからですか?

新森: マーケティングの領域を突き詰めていくうちに、事業が先細るタイミングが見えてきてしまったんです。今と同じやり方では、長期的に目指している事業規模に達しない。タイミングを見計らって、今のやり方から抜け出すための発想をしなくてはなりません。そこから、今と未来の両軸で考えるようになり、「目先」と「未来」の二つを分けて考えるようになりました。

私たちは、広告宣伝費にかける予算が大きいので、先進的な企業とやり取りができています。それをありがたいと思いつつ、自分だけでは入手できない社外の情報を吸収して、新規事業にも取り組んでいける。非常にやりがいを感じています。

登坂: デジタルの予算が膨らんでいるということですが、会社としてテクノロジーの分野にも進出しているんですか?

新森: 3・4年ほど前から、社内でそういった取り組みが生まれています。これまでは、広告宣伝やシステム系はほぼ外注していましたが、子会社として広告代理店を作り、自社で制作するようになりました。また、技術系人材も自社で採用する方向に動いています。

会社として、幅広い分野にすそ野を広げているので、個人のやりたい領域が叶えやすいような環境になっている。デジタルマーケティングでも中途でプロフェッショナル採用をしており、今まで広告代理店にいたような人が集まってきています。外部からの人材によりマーケティングの専門領域を吸収しつつ、我々が持っている事業の領域がこれからもっと拡張していくはずです。

あふれだす成長意欲

澤竹: ありがとうございます。実はいま悩んでいることがあって、高い能力を持った先輩に付いて学ぶのと、ある程度任されて自分で切り開くのと、どちらの方が成長スピードが速いのでしょうか?

新森: 個人的には、ある程度の責任範囲を持たせてもらうほうが成長できると思っています。大事なのは誰かに頼らず、自分自身で深く思考するかどうかです。高い能力を持った先輩に頼ってしまうと本質的な観点で学びになりません。自分で思考しないといけない環境に飛び込んだ方が成長が早いと思います。そういう意味では、店舗勤務のときは、すごく成長できたと感じています。

澤竹: なるほど。ちなみに別の会社に転職したり、事業を興したりする人も周りにいると思いますが、同じ会社で今のような高いマインドで頑張れるのはどうしてでしょうか?

新森: 今の会社に固執をしているわけではありませんが、今は恵まれた環境と広い責任範囲、大規模な予算があるので「できることはやらないともったいない」というのが率直な理由です。究極、失敗しても再チャレンジができますが、自分で会社を興したらそうはいかない(笑)。

おそらく、他社と比べてマーケティングの責任範囲が大きいので、まだまだやり切れることがあると考えています。それくらいこのマーケット・事業には伸びしろがある。

登坂: 今の環境で、具体的に実現させたいことはありますか?

新森: いまIDOMは、様々なことに挑んでいますが、中古車の「買取・販売」という領域にマネタイズが絞られている。これからは、マーケティングの設計とセットで、事業企画と商品開発を進めていきたい。ある意味、中古車市場という概念を捨てながら、今ある資産でマネタイズできるものをつくりたいです。

澤竹: 新たな事業、商品をつくりたいということですが、今の仕事はすごく楽しそうに見えるのですが、率直にどうですか? また、40歳になった時のイメージは持っていますか?

新森: もちろん、すごく楽しいです。軸として「成長意欲」があり、その欲を満たしてくれるだけの情報量が集まってくるし、自分で取りに行ける環境もある。気を張って仕事をしなくてはなりませんが、それを踏まえても楽しく仕事できている。

40歳になったときは……、うーん、40歳の自分かぁ……。これからは自分の母体を作らなくてはいけないと思っています。それが会社を軸としたものかもしれないし、自分で立ち上げるものかもしれない。もっと短いスパンでは、事業系に進みたいと思っています。マーケティングを自分の強みに据えたうえで、事業モデルを作ろうとしているので、進みたい道筋は合っているのかなと。今日もその話題を、社長と1対1で話していたところ。社長とそういう話しができて、すごくワクワクしています。

就活生は、“衰退産業”を勉強してみては

澤竹: いま、これからの時代は不透明と言われています。新森さんのような生き残れる、勝ち残れる人材になるには、どうすればいいでしょうか? 20代のうちに積み上げておくべきことは何だと思いますか?

新森: やはり成長意欲を常に持つことが一番じゃないでしょうか。そのための行動量と思考量、本質的で深い思考を追い求めること。では、それをどうやって実行するのか。僕の場合はコミュニケーションです。ドライな考え方になるかもしれませんが、有益な情報を与えてくれる人との関係性を構築することですね。

登坂: この時期にこの経験があったから、今があると思うタイミングはありましたか?

新森: 本社に配属されたことで、得られる情報量は格段に増えたので、そのタイミングといえるかもしれません。ただ、思考の優先順位は店舗のときからさほど変わっていません。店舗にいたころには、お客様から情報をいただいていました。40,50歳の方や経営者の方などとお話しながら、人生勉強をさせてもらっていたと思います。

お店で出会うお客様は業種、業態がとても幅広かったですが、本社勤務になってからは専門性に特化した、という変化はあったと思いますね。

登坂: ありがとうございます。最後に、就活生にアドバイスをいただけますでしょうか。

新森: そうですね、今の自分が就活するなら、という観点で話すと、企業を知る度合いを深くするでしょうね。事業モデルという視点で会社を分析すれば、失敗しないのではないでしょうか。

具体的なリサーチ方法としては、縮小市場や衰退産業を知ると思考が深まると思います。「なぜ縮小しているのか?」「圧迫させている新規産業は何か?」「今後発展していく事業モデルは?」などを考えていくと、見る目が養われるでしょう。

企業も今はいろいろなイベントをやっているので、そういうものを通して会社を知るのもよいと思います。

登坂・澤竹: さまざまな視点でお答えいただき、本当にありがとうございます。大変参考になりました。

この記事はいかがでしたか?

いいね

株式会社IDOMの他の投稿