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業界研究

【人気3社合同】オンラインプレミアムインターンシップ人事3名が語った想いとは

人気業界のトップ企業である、PwC・SMBC・三菱商事が一同に会するオンラインでの新規事業立案型インターンシップを初開催しました。約3日間、学生たちがチームを組んでグループワークを実施。学生同士のグループワークやディスカッションは、白熱したのか。今回は、3社の担当者3名に開催した背景や実施した感想、手応えなどを伺いました。

<主催企業>
PwC Japan合同会社
経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援している。

株式会社三井住友銀行
「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現を目指し、従来の枠を超えた挑戦を続けている。また「多様性を強みとする企業風土の醸成」に向け、従業員ひとりひとりが生き生きと能力を発揮できる職場づくりにも注力。多彩な人材が活躍している。

三菱商事株式会社
創業以来の社是である「三綱領」に基づき、三菱商事グループの力を結集し、社会のニーズや期待に応え、経済価値・社会価値・環境価値の三価値同時実現に挑戦している。これを通じて、「構想力」・「実行力」・「高い倫理観」を備えた人材を育成し、「分野を超えて活躍できる経営力の高い人材を継続的に輩出する企業」を目指している。

<インターン概要>
参加学生はとある企業の社員。コンサル・銀行・総合商社と共に、SDGsの特定のテーマに基づいた新規事業を立案。
各企業のコアコンピタンス(競合優位性)を正しく理解したうえで、「各社と連携をして売上100億円を達成する新規事業」を考えます。

<インタビュー対象者>
株式会社三井住友銀行
人事部 採用グループ
役職 部長代理
西村 勇紀
入社から2年間は、大阪で中小企業の営業を担当。その後東京で外資系大企業の営業を経験。2017年11月から人事部へ異動し、新卒採用を手掛ける。

PwCコンサルティング合同会社
人事部 ディレクター(新卒採用チームリーダー)
金子 賢典
入社後、サプライチェーンマネジメントのコンサルティングを担当し、2016年より人事部に異動。人事部ディレクターとして、新卒採用チームのリーダーを務めている。

三菱商事株式会社
人事部 採用チーム
杉浦 泰介
入社後約3年間、蓄電池・磁石製造分野における事業投資先の経営サポート/営業に従事。その後、電力・電動車分野を中心に「蓄電」をテーマとした新規事業開発(合弁会社立ち上げやスタートアップとの連携やM&Aなど)を担当しつつ、1年間インドに海外研修生として派遣。2019年4月より現職。2019年11月に約1か月間の育休取得。

仕事の本質を理解できるインターンシップ

――――――本日は、参加企業の人事3名に集まってもらいました。お忙しい中ありがとうございます。早速ですが、今回のインターンシップに参加しようと思った理由を教えてください。

杉浦泰介(以下、杉浦):三菱商事の杉浦です。参加させていただいた理由は2つあります。1つ目は、他業界・他社様と新規事業立案を考える機会の貴重さです。参加企業として1dayイベントで一緒に登壇したり、座談会を実施したりすることはありましたが、他社様と一緒になってこのようなイベントに参加したことはありませんでした。また、学生の皆さんにとっても、3社を巻き込む形で新規事業を考え、かつ3社同時にフィードバックを受けるというのは、今までにない取組ではないかと思いました。 2つ目は、日程が1日のみではなく、非連続で3日間かつ週をまたいで開催するというのが、新しい取組みだと思ったからです。学生の皆さんにとっても一定の時間をかけて協議できるからこそ面白い発想も生まれるのではないかと思いました。

西村勇紀(以下、西村):SMBCの西村です。杉浦さんにほぼ言われてしまいましたが(笑)、オンラインでこういう取り組みをやっている企業を見たことがなかったので新しいなと。 インターンシップに参加して企業理解を深めたり、社風を知ったりすることももちろん大事ですが、インターンシップの本質は、「就業体験をすること」です。実際のビジネスも、今回のインターンシップのように裏側では、政府、メーカー、関係企業とさまざまな人たちが絡み合って成立する。そういうことが理解できる企画・取組はやる意義があると思いました。 また学生の皆さんからすると、総合商社、銀行、コンサルという3社を同時に知れるので、一石三鳥になり、これまで金融業界を就職先として見ていなかった方にも新たな選択肢を知ってもらうことができるなと。

金子 賢典(以下、金子):PwCの金子です。西村さんの意見と近いのですが、仕事って自社で完結することはなくて、絡み合いながら成立するものだと思っています。なので、学生さんには企業同士がどんな風につながり合っているのか理解してもらって就職先を決めて欲しいなと。そういう全体像を理解してもらった上でコンサルが違うのであれば、他の業界を選んでもらって全然問題ありません。けれど、それを理解してもらう取り組みが、私が知る限りなくて。それなら、そういう取り組みを自らやってみたいと思ったんです。学生さんにとってベストな意思決定をサポートするインターンシップを実現したい。それが、率直な理由です。

杉浦:私もそこはすごく同意していて、仕事の本質は分野を超えて様々なステークホルダー(利害関係者)と一緒に取り組んでいくことにあると感じています。

企業にも、学生にも、得るものがある

――――ありがとうございます。それでは、実施してみた感想を教えてください。

西村:開催してみて本当に良かったです。フィードバックや座談会を通して仕事のやりがいや楽しさをお伝えすることができたと思っています。オンラインかつ3社のインターンシップという初めての取り組みでしたが、インタラクティブにやりとりできた実感があります。 また夏のタイミングだと遠方の学生の皆さんは東京でのイベントに参加しづらいですが、そういう方にもご参加いただけたのは良かったです。 私にとっても、「商社はこんな風にフィードバックするんだ、コンサルはこういう風にアドバイスするんだ」という今までに経験したことがない発見があり非常に参考になりました。今後、自社のインターンシップやイベントにも活かせそうです。

杉浦:私も同じで、文系や理系、大学生や大学院生、様々な属性の学生の皆さんが場所に縛られることなく交流できる機会になったのはとても良いなと感じました。 また、先程もお話しましたが、実質、1週間以上時間をかけて新規事業を考案するプログラムになっていて、企業側の想定を超えるような提案もあり学生の皆さんの発想力の高さを感じました。多様なバックグラウンドを持つ学生の皆さんがほぼ初対面の状態からチーム内で本気でぶつかって一丸となって取り組むという経験は、就活だけではなく今後様々な場面で役立つのではないかと思いました。

金子:言いたいことを、2人に言われてしまいました(笑)。企業目線になってしまいますが、私たち自身の熱量がすごく高かったので、それ自体が良かったかなと。こういう熱量は学生さんにも伝わるので、だからこそ、みんな一生懸命になれたと思っています。

――――それでは、逆に気になった点や反省点はありますか?

西村:学生の皆さんと触れ合う時間がもっとあっても良かったと思いました。基本的には学生同士でディスカッションしてプレゼンしてもらい、それに対して私たちはフィードバックを行いました。ビジネスに関する座談会はありましたが、ビジネスに関係なくもっとフランクな関係性を構築できるような場があれば、もっと充実感のある内容になるのではないかと思いました。

杉浦:プログラムの設計上、学生の皆さんがご自身で時間をコントロールしやすいこともあり、また、試験や課題の提出時期と重なったこともあると思うのですが、取り組み姿勢は十人十色だなと感じました。コミットして一生懸命やっている方の熱量はオンライン上でも十分に伝わってきました。 オンライン形式は時間や場所の制約が少なく気軽に参加できますが、対面形式以上に、参加者の意思が問われるように感じています。熱量や雰囲気などオンラインでは伝えにくい様子も、ご自身の取り組み次第ではオンライン上でも十分に伝わるということは、学生の皆さんにも前向きにとらえて頂きたいポイントですね。

金子:反省点とはちょっと違うのですが、今回の3社だけでなく、今後、業種・業界をどんどん広げていきたいですね。企業の関わり合い、つながりはもっとたくさんあるので、そういう“つながり”を感じられるようなインターンシップがもっとできればと思います。 今回の企画に参加できた人とできなかった人では圧倒的な情報量の差が生まれたはずです。私はこういう取り組みをもっと増やしてそういう情報の差をなくしていきたいです。

官民連携、ベンチャー企業とさらなる発展へ

―――なるほど。では、お二人も、今後の展望などを教えてください。

西村:私も同じように違った他業界の企業と連携をどんどん増やしたいですね。例えば、官民連携のような取り組みができたら面白いと思います。学校法人、市や地方公共団体など民間にとどまらず幅広い企業と実施してみたいです。

杉浦:私も今回ご一緒出来なかった業界の方々とご一緒させて頂きたいです。企業や官公庁側が自分たちの目線で語る場はたくさんありますが、学生の皆さんが様々な企業や官公庁の目線を同時に体感できる機会はあまりないと思います。自分たちで自分たちのことを語るのはどうしても限界があるので、今回のような形式ならば、仕事というものを多角的に感じられる経験になると考えています。

金子:杉浦さんがおっしゃるように、さまざまな企業規模と実施するのは意義があると思います。スタートアップ間近の企業だと社内リソースが限られてしまうので、他の企業と一緒になってビジネスを進めざるを得ません。大小さまざまな企業規模が絡み合うことで、学生さんが得られる経験は大きいと思うので、色々なプレイヤーと取り組んでいきたいです。

―――ありがとうございます。それでは最後に学生へのメッセージをお願いします。

杉浦:学生の皆さんに伝えたいことは、2つあります。1つ目は、できるだけの多くの社会人と接して頂きたい、ということです。私自身が就活時に心がけていたのが、「自分のフィーリングに素直に従う」ことで、たくさんの企業や社会人の話を聞いて自分のフィーリングとそう感じた理由を蓄積し咀嚼することで、企業だけでなく、自分自身への理解を深めることが出来ました。 2つ目は、常に自分の意見や考えを持つこと。これは社会人になってからも非常に重要だなと感じています。例えば、新聞記事を読んだりテレビを観たりしたときに、その主張や意見に対してイエスなのかノーなのか、ノーならどんな代案があるのか考えてみる。それを繰り返すことで自分の意見や考えを持つ練習をすることができるのではないかと考えています。

西村:就活でよく言われますが、業界研究と自己理解をきちんとすることですかね。いまは、オンライン化が進み、たくさんの情報で溢れています。ただ、その情報がウソかホントはわかりません。これって本当にそうなのか、しっかり考えて一次情報にあたってください。ネットやセミナーの情報に惑わされず、社員に直接聞きに行ってください。コロナ禍だからこそ、意識して欲しいことですかね。

金子:西村さんが話すように情報にアクセスしやすくなった今だからこそ、最後の最後重要になってくるのが「意思決定」です。情報が増えるほど、決定することが難しくなっていきます。正解がないからこそ、ある種のギャンブルに近いものがあります。この不確実な時代の中で、さまざまな情報にあたりながら、自分とじっくり向き合って欲しいと思います。

――――本日はお忙しい中本当にありがとうございました。今回のインターンシップのことに限らず、様々な意見が聞けて本当に参考になりました!

優勝チームへのインタビュー記事はこちら

https://br-campus.jp/articles/report/939